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教員名 : 髙﨑 和之
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授業コード
510073
オムニバス
科目名
情報工学の基礎
科目名(英語)
Fundamentals of Information Engineering
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
土曜3限、土曜4限
対象学科
基_電電,基_電情
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
髙﨑 和之
教室
3-325
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
携帯電話やインターネット、自動車運転自動化など、現在の情報化社会は高度に発展してきた計算機科学・情報通信工学分野の技術に支えられている。本講義では、専門科目の学びをより深いものとするためにこれらの技術を支える情報工学における数学的・工学的基礎理論を理解し、その重要性を認識する。
授業資料、課題等はサポータルからダウンロードすること。提出された課題等は返却しない。授業内で説明する。 達成目標1
情報の表現の仕方を理解する。(25%)
達成目標2
情報源符号化の概念を理解する。(25%)
達成目標3
計算機の最も基本的な原理・動作が具体的にイメージできる。(25%)
達成目標4
情報としての問題のとらえ方や解決する方法の考え方を理解する。(25%)
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
情報工学とは
情報工学について事前に調べてくること。(1時間)
日々の生活の中で情報工学がどのように活用されているか確認してみること。(1時間) 第2回
情報とは
情報とデータの違いにいて調べておくこと。(1時間)
身近な情報について、どのようなデータを加工して得られているのか、講義で学んだことを活かしてを調べてみること。(1時間) 第3回
情報システム(ICT)
情報システム(ICT)の具体的な事例を調べておくこと。(1時間)
情報システム(ICT)で扱われる情報について復習しておくこと。(1時間) 第4回
情報の表現
情報はどのように表現され、コンピュータではどのように扱われているか調べておくこと。(1時間)
2、8、10、16進数の相互の変換について復習しておくこと。(1時間) 第5回
情報の伝達と情報量
通信路のモデルについて事前に参考図書や図書館など調べておくこと。情報の定量評価について理解すること。(1時間)
情報量の計算ができるように復習しておくこと。(1時間) 第6回
情報の伝達と通信
情報通信を実現する技術にどのようなものがあるか調べておくこと。それらの技術の概要を理解すること(1時間)
練習問題を解き、これまでの理解できていない点を洗い出しておくこと。(1時間) 第7回
計算の方法
アルゴリズムとは何か、プログラムは何かを調べておくこと。差異について説明ができようにすること。(1時間)
復習として掛け算や割り算など、簡単な計算のアルゴリズムを考えてみること。(1時間) 第8回
演習
前回までの授業および練習問題について復習しておくこと。(予習1時間)
後日示す正答を確認し、間違えた個所について基礎理論の理解を深めておくこと。(復習1時間) 第9回
データの扱い
データモデルとは何かを調べておくこと。情報を表現するデータモデルについて理解すること。(1時間)
身近なデータのモデル化を行い、講義内容を復習すること。(1時間) 第10回
2進符号を処理するための基本回路
2進符号、論理演算について調べておくこと。2進数による演算、基本回路を理解すること(1時間)
半加算器、全加算器の違いや負の数の表現方法を復習しておくこと。(1時間) 第11回
コンピュータの仕組み
コンピュータの仕組みについて調べてておくこと。コンピュータの基本構成、動作原理、ハードウエア構成について理解すること。(1時間)
コンピュータ内部のバスについて復習しておくこと。(1時間) 第12回
ユーザーインターフェース
ユーザーインターフェースとは、なにを考慮するべきかを調べておくこと。ユーザーインターフェースの重要性を理解すること。(1時間)
身近な製品のユーザーインターフェイスを観察し、講義で学んだことを活かしつつ、どのような工夫がなされているか考えてみること。(1時間) 第13回
全体のまとめと近年の動向
授業および練習問題について復習しておくこと。(2時間)
第14回
まとめと修得度確認
全体のまとめ。講義全体について復習すること。(予習3時間)
後日示す正答を確認し、間違えた個所について復習を行い基礎理論を理解を深めること。(復習1時間) 課題等に対するフィードバック
課題はFormsによるクイズ形式で出題し、間違いが多い問題に対しては講義時間内に補足説明を行う。
評価方法と基準
演習(40%)
修得度確認(40%) 課題(20%) 演習、修得度確認、課題の結果に基づいて総合得点を求め、60点以上を合格とする。 テキスト
山口和紀 『情報 第2版 東京大学教養学部テキスト』 東京大学出版会(2017年) [ISBN-13: 978-4130624572]
参考図書
三木成彦 吉川英機 『電気・電子系教科書シリーズ22 情報理論』 コロナ社(2000年) [ISBN-13: 978-4339012026]
塩野充 『わかりやすい ディジタル情報理論』 オーム社(1998年) [ISBN-13: 978-4274131387] 春日健 舘泉雄治 『計算機システム(改訂版)』 コロナ社(2016年) [ISBN-13: 978-4339012132] 科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
電気電子通信工学技術者としての学力を身につけるための科目である。本科目では、デジタルデータ化された情報の基本概念、伝達、評価、アルゴリズム関する基礎知識を修得し、学習する。秋学期の「情報理論」「コンピュータアーキテクチャ」科目の基礎的な位置づけとなる。1年次の専門科目であることから、自ら学ぶという自学自習の習慣づけも目指している。
履修登録前の準備
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