シラバス情報

授業コード
520581
オムニバス
科目名
教員実技演習Ⅰ
科目名(英語)
Integrated Course of Exercisefor Teacher's License Examination Ⅰ
配当学年
3年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
火曜5限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
自由科目
必選の別
自由科目
担当者
宮原 浩、小山 将史、山口 剛、末吉 雄二
教室
5-602
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
学校教育を取り巻く環境の変化は激しい。教員を目指す学生は実践的な指導技術の向上を図るために、学校教育の現状と課題および今日的な事例や法令を学修し理解を深めることで、教育現場の諸課題にも適切に判断して対応できるようになる。
達成目標1
教育現場における問題や諸課題に対して適切に対応できる実践的指導力を身につけることができる。【40%】
達成目標2
学校教育の望ましい在り方を、法令や学習指導要領の規程に関する具体的な事例を通して理解することができる。【30%】
達成目標3
教員として必要不可欠な読むこと、文章を書くこと、人前で話すことができるよう具体的に理解し、身につけることができる。【30%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
本授業の学修の進め方について解説する。
教員を目指すための教育全体を踏まえ教員採用試験の目的等について学修する。【山口、小山、末吉、宮原】

教育改革の動向を調べること。
出身県の教育課題や出身校の特色を事前に調べること。(1時間)
学修したことを整理して、さらに深めること。(2時間)
第2回
教育現場に係わりのある関係法令、教育に関する時事問題などを新聞記事を用いて学修する。【末吉】 

新聞等で取り上げられている今日的な教育課題、時事問題について事前に調べること。(1時間)
学修したことを整理して、さらに深めること。(2時間)
第3回
今日的な教育分野の新聞記事(前回に引続き)や教育関係法規(教育基本法前半、教育公務員特例法)などの基礎について学修する。【末吉】
教育課題について各都県や新聞記事からまとめる。(例として各都県の学力向上対策など)(2時間)
学修したことを整理して、さらに深めること。(2時間)
第4回
教育に関する時事問題、関係教育法規(教育基本法後半、地方公務員法や教員の職務や身分に関する義務)の基礎を学修する。【末吉】

時事問題や関係法規について事前に整理すること。(1時間)
学修したことを復習しながら整理して、さらに深めること。(2時間)

第5回
教員採用試験対策①(受験地域の情報収集、面接のポイント、教育観、学習観、教師観)を調査し、発表することを中心に学修する。【小山】

受験地域を中心とした教育委員会の情報収集、教員の育成指標等について理解すること。(1時間)
学修したことから課題を見出して、さらに深めること。(2時間)
第6回
教員採用試験対策②(言語活動、令和の日本型教育、受験技術、PBL、学習方法、学校教育等)について学修する。【小山】

教員採用試験対策②に取上げた各内容について事前によく調べておくこと。(2時間)
学修したことをまとめて、さらに深めること。(2時間)
第7回
教員採用試験対策③(目指す教師像、個人面接課題、各自のアピールポイントなど)について発表も取り入れ、相互理解を深め学修する。【小山】 

自己の持ち味とは何かをよくまとめ、各教員採用試験要項に示される目指す各都道府県の教員像を整理すること。(2時間)
自分の考えをまとめて整理し、発表できるようにすること。(1時間)
第8回
チーム学校の協力に関してペーパータワー演習を実施し、コミュニケーションの大切さや協力する姿勢、紙芝居風の故郷テーマを説明できる教員の基本的能力について学修する。【宮原】

 
チーム学校とは何か、教員としての協力態勢に必要なことを整理しておくこと。(2時間)手持ち資料をノートにまとめること。(1時間) 
第9回
ワールドカフェを用いたグループワークの実践と小論文テーマを学修する。【宮原】 
ワールドカフェの「理想の教師」から自身の考えをまとめる。また、ワールドカフェの利点を整理する。(2時間)自身の考えをノートにまとめ整理すること。(1時間)
第10回
小論文の作成方法や正対について、具体的な小論文の比較検討についてグループワークによる学修を行う。【宮原】

小論文の序論が記述できるように練習しておくこと。(2時間) 論・例・策の意味をノートにまとめること。(1時間)
第11回
各都道府県が目指す教師像をよく調査し、文章読解の心理過程を学修する。【山口】

文章読解の心理過程について調べておくこと。(2時間)授業結果からノートにまとめること。(1時間)
第12回
目指す教師像を題材とした説明文を作成とした学修をする。【山口】 
目指す教師像について自身の考えをまとめる。(2時間)添削から不足していることをノートに整理すること。(1時間)

第13回
目指す教師像を題材とした総合演習、文章の論理構造について学修する。【山口】    

文章の論理構造、添削を受けての修正(2時間)
自己採点をおこない反省し、文章にまとめること。(1時間)
第14回
今日的な重要課題である「教員の不祥事に関する講話研修」を埼玉県小中学校人事課からの主任管理主事等による講話・事例演習やグループワークなどを県教委協力のもと学修する。
【末吉、小山、宮原、山口】

今日的教育課題を整理しておくこと。(2時間)。研修内容等の自己評価が活かせるようにすること。(1時間)


課題等に対するフィードバック
各担当教員より個別または、次回の講義の中で講評、補足説明する。
評価方法と基準
教育論文や調べ学習、演習課題を基準の60点(100点満点)とし、面接や個人発表、グループワーク等の関わり方(自己評価等も踏まえ)等により総合的に評価(各実施回毎に5点以上を付与)する。さらに各担当の課題については、提出毎に評価(各実施回毎に5点以上を付与する)。小論文は、次回添削し返却する。面接、発表、グループワークについてはその時間内に講評をする。
 なお、上記の提出状況等の合計点が60点の学生は、C評価とする。 
 
テキスト
教職教育センター発行の配布資料
参考図書
『中学校学習指導要領』(平成29年3月告示)【ISBN978-4-8278-1-1461-3】
『高等学校学習指導要領』(平成30年3月告示)【ISBN978-4-8278-1-1478-1】(文部科学省)
『文部科学省白書』『中央教育審議会答申』『初任者研修会テキスト』(東京都、埼玉県)
「彩の国かがやき教師塾」関係連携事業資料等(埼玉県教育委員会)
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
1学年では「教職論」で教職の意義を学び、2学年では「教育原理」で教育の理念及び思想を学び、教員として必要な教育学上の基礎的な知識と使命感を身につけている。また、「教育課程論」では、学校の教育活動全体を理解し、教員としての必要な基礎知識を養ってきた。その上で、「教育制度論」、「生徒指導論」で学んだ具体的事例を取り上げ、演習や討議を行いながら、それらに対応できる実践力を身につけることができる。
履修登録前の準備
中学校及び高等学校学習指導要領解説や各都県の教育施策について学修しておくこと。