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教員名 : 佐野 健一
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授業コード
510323
オムニバス
科目名
Science Grit Ⅱ
科目名(英語)
Science Grit Ⅱ
配当学年
2年
単位数
1.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
集中講義
対象学科
基_応用,基_環生
コース
科目区分
カレッジマイスタープログラム
必選の別
選択科目
担当者
佐野 健一、池添 泰弘、芳賀 健、大澤 正久、新倉 謙一、小池 隆司
教室
実務家教員担当授業
担当教員の大澤、佐野は、研究機関における科学研究開発等の実務経験がある。その経験を活かし、OJTでの学びに関して実践的なテーマや実例を授業で扱っている。
授業の目的と進め方
本科目は2年半かけて、学生が「自らの力で考え、先行研究を調べ、テーマを設定し、実験をおこない、考察し、まとめ、プレゼンテーションする」ことができるようになるためのカレッジマイスター科目の導入教育科目である。自然科学全般におけるScientificな考え方、研究スタイル、実験手法について、その基礎を実験・演習を交えながら学修し、学生に自然科学への興味や好奇心、新しいことに挑戦する意欲を涵養する。
達成目標1
担当教員の取り組む研究分野に関連する科学に興味を持って、自分で考え、調べ、理解することができるようになる。(25%)
達成目標2
科学的な考え方、論理を積み上げていくことができるようになる。(25%)
達成目標3
科学研究をする上で、現在の自分に足りないt部分を理解し、それを補う努力をすることができるようになる。(50%)
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
◎
ディベート
◎
グループワーク
◎
プレゼンテーション
◎
実習
◎
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
講義:科学の世界に進む
1年秋から続くこのカレッジマイスター科目の進め方、取り組む姿勢、そして最終目標であるサイエンスインカレ出場や学会発表とはどのようなものかを学ぶ。 またOJTを行う研究室を決める。 【予習】「Science Grit Ⅰ」で学んだことをよく復習しておくこと。(8時間)
第2回
以下に述べるのは、1例であり、実際には、各研究分野、テーマによって進め方は適宜変わる。
OJT1: 研究計画1 【予習】担当教員から示される注意事項をよく確認しておくこと。(1時間)
【復習】担当教員から示された研究計画に関する調査、課題に取り組むこと。(2時間) 第3回
OJT2:研究計画2
実際に自分で計画を立てる 【予習】担当教員から示される実験に関する注意事項をよく確認しておくこと。(1時間)
【復習】担当教員から指示された通り、研究計画に修正を加えること。また、この計画が上手くいかなかったときは、次にどうするのか、調べ、考えること。(6時間) 第4回
OJT3: 研究準備
必要な試薬の調製、機器の操作法などの事前学習 【予習】担当教員から示される実験に関する注意事項をよく確認しておくこと。(1時間)
【復習】担当教員から示された課題に取り組むこと。(2時間) 第5回
OJT4: 実験1
実際の実験を開始する 【予習】担当教員から示される実験に関する注意事項をよく確認しておくこと。(1時間)
【復習】実験後、課せられた課題に取り組むこと。また、この実験はどのようなことに展開できるのか、調べ、考えること。(4時間) 第6回
OJT報告会1
【予習】OJTの内容を他のチームに伝わるように発表準備をしてくること。(4時間)
【復習】他のチームの発表内容で理解できなかったところを調べておくこと。(2時間) 第7回
OJT5: 実験2
OJT報告会での発表・質疑応答を踏まえ実験を続ける。 【予習】担当教員から示される実験に関する注意事項をよく確認しておくこと。(1時間)
【復習】実験後、課せられた課題に取り組むこと。また、この実験はどのようなことに展開できるのか、調べ、考えること。(4時間) 第8回
OJT6:実験3
一通りの実験を終える 【予習】担当教員から示される実験に関する注意事項をよく確認しておくこと。(1時間)
【復習】実験後、課せられた課題に取り組むこと。また、この実験はどのようなことに展開できるのか、調べ、考えること。(4時間) 第9回
OJT7: グループディスカッション
担当教員を交え、実験結果について深く考察する。 【予習】これまでの実験データをまとめ、プレゼンテーションを用意するとともに、深い考察を加える。(6時間)
【復習】ディスカッションを踏まえ、次の実験計画を考え、実験前に担当教員に相談する。(4時間) 第10回
OJT8: 実験4
追加実験をおこなう。 【予習】担当教員から示される実験に関する注意事項をよく確認しておくこと。(1時間)
【復習】実験後、課せられた課題に取り組むこと。また、この実験はどのようなことに展開できるのか、調べ、考えること。(4時間) 第11回
先端研究を学ぶ:学外から講師を招き、最先端の科学研究を学ぶ
【予習】講演要旨、参考文献をあらかじめ読んで、理解してくること。(2時間)
【復習】講演を聞いた後は、関連する一連の研究背景について調べてくること。(4時間) 第12回
OJT9:実験5
追加実験を終わらせる。 【予習】担当教員から示される実験に関する注意事項をよく確認しておくこと。(1時間)
【復習】実験後、課せられた課題に取り組むこと。また、この実験はどのようなことに展開できるのか、調べ、考えること。(4時間) 第13回
OJT10:まとめ
OJTで行った研究についてまとめる。 【予習】これまでのOJTの内容をまとめておくこと。(1時間)
【復習】Science Grit Ⅲに向け、必要な知識、技術などを整理しておく。(4時間) 第14回
OJT報告会2
【予習】OJTの内容を他のチームに伝わるように発表準備をしてくること。(4時間)
【復習】他のチームの発表内容で理解できなかったところを調べておくこと。(2時間) 課題等に対するフィードバック
プレゼンテーション、発表会の後、担当教員よりコメントする。
評価方法と基準
各回の積極的な取り組みに最大評価70点、プレゼンテーション、発表会での発表および積極的な発言で最大評価30点、これらの合計点が60点の学生の場合C評価となる。
テキスト
必要に応じてプリントを配布する。
参考図書
適宜担当教員が示す。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
将来、最先端の研究・技術開発の分野で活躍できる人材育成を目的としたカレッジマイスター科目の導入科目である。化学だけでなく、物理、生物を含む、自然科学全般に広く関心を持って、主体的に取り組むことができるようになるための基本を学ぶ。この科目を受講した後は、2年秋学期に開講される「Science Grit Ⅲ」において、いわゆる学生実験から科学研究に深化した学びへと進む。
履修登録前の準備
研究は、総合力です。これまでに学んだありとあらゆることを思い出し、いつでも引き出せるようにしておいてください。
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