シラバス情報

授業コード
510924
オムニバス
科目名
データベース
科目名(英語)
Database
配当学年
2年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
火曜4限
対象学科
先_データ
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
橋浦 弘明、船越 裕介
教室
情報処理演習室1、情報処理演習室2
実務家教員担当授業
担当教員の橋浦はソフトウェア開発の実務経験がある。
その経験を活かしソフトウェア技術に関する実践的なテーマや実例を授業で扱っている。
授業の目的と進め方
データベースは情報化社会における様々な情報の利用を行う上での重要な基盤技術であり、実用的なシステムを開発するためには必要不可欠な要素である。本講では関係データベースに関する基本的な概念と関係データベースを扱う言語として標準となっているプログラミング言語であるSQLについて演習を通じて学ぶ。データベース設計の重要さ、及び効率性・信頼性・運用容易性がいかに重要であるかを体得する。
達成目標1
データベースについての基本概念(DBMS、テーブル等)を説明できる。【20%】
達成目標2
SQLを用いた基本的なプログラミング(SELECT文、INSERT文、UPDATE文、DELETE文、WHERE句)が行える。【20%】
達成目標3
指定されたスキーマに基づいたデータベースの構築(CREATE TABLE文)ができる。【20%】
達成目標4
他の言語と組み合わせたアプリケーションプログラムが構築できる。 【20%】
達成目標5
自力でデータベース設計(ERモデル構築、正規化)ができる。【20%】
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
データベースプログラミングとは
環境構築(XMAPPのインストール)を行うこと(2時間)
第2回
テーブルとデータ型
テキスト Part1 について演習を行うこと(2時間) 
第3回
データベースの作成
テキスト Part2、Part3 について演習を行うこと(2時間) 
第4回
SQL基礎: データの登録 (INSERT)
テキスト Part4 #40、#41について演習を行うこと(2時間)
第5回
SQL基礎: データの参照 (SELECT、WHERE)
テキスト Part4 #30〜#33について演習を行うこと(2時間)
第6回
SQL基礎: データの参照と並び替え(ORDER BY)
テキスト Part4 #34について演習を行うこと(2時間)
第7回
SQL基礎: データの変更(UPDATE)・削除(DELETE)
テキスト Part4 #42、#43について演習を行うこと(2時間)
第8回
SQL基礎: 複数テーブルに対する操作1(JOIN)
テキスト Part4 #39について演習を行うこと(2時間)
第9回
SQL基礎: 複数テーブルに対する操作2(UNION)
テキスト Part7 #73 について演習を行うこと(2時間)
第10回
概念モデルの基本的な概念:実体を理解する
身近な例を用いて、概念モデルを作成してみること(2時間)
第11回
概念モデルの基本的な概念:属性を理解する
前回作成した概念モデルに属性を追加し、ビジネスルールによって必要な属性が変化することについて考察すること。(2時間)
第12回
概念モデルの基本的な概念:関連を理解する
前回作成した概念モデルに対して、関連を追加し、関連名と基数を付与すること。1:1、1:多、多:多の関連がどのように出現するか考察すること。(2時間)
第13回
関係モデルの作成と正規化
前回作成した概念モデルに対して、第三正規形までの正規化を順を追って行うこと。(2時間)
第14回
データベースマネジメントシステムの仕組み
トランザクション管理や障害回復について実機で結果を確認すること。インデックス方法の違いによる性能の違いを実機で結果を確認すること。(2時間)


課題等に対するフィードバック
課題については、授業内で解説の時間を設ける。
評価方法と基準
期末試験で60点以上をC評価とする。 
テキスト
五十嵐 貴之 『これならわかるSQL 入門の入門』 翔泳社(2007年) [ISBN-13: 978-4798114774]
(※テキストにそって進行しますので、必ずテキストは用意してください。) 
参考図書
大木 幹雄、小峯 嘉明 『データベース技術』 日本理工出版会(2006) [ISBN-13: 978-4890195138]
その他、適宜指示する。 
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
データベースやSQLの基礎を学ぶことにより、3年次に配置されている自治体やNPOから依頼を受けて、システムの設計、開発、導入、保守・運用に取り組むプロジェクト型実践教育「データサイエンスプロジェクトIII・IV」に必要となる基盤技術の1つを修得できる。
履修登録前の準備
演習で利用するノートパソコンにXAMPP(1.8.3以降)をインストールしておくこと。