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教員名 : 大澤 正久
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授業コード
511002
オムニバス
科目名
有機反応論
科目名(英語)
Organic Reaction
配当学年
3年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
木曜1限
対象学科
基_応用,基_環生
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
大澤 正久
教室
3-227
実務家教員担当授業
担当教員の⼤澤は、有機材料開発の実務経験がある。その経験を活かし、本授業では有機反応の基礎から
応⽤例を幅広く取り扱う。 授業の目的と進め方
我々の身近にある有機化合物は化学反応によって“合成された”物質である。この合成反応の基礎となる「官
能基の種類とその反応性」について学修し、有機化合物の合成ルートを説明できることを目標とする。 達成目標1
応用化学科の学⽣として必要な有機化学の基礎を体系的に⾝に付ける。【25%】
達成目標2
有機化合物の化学修飾法を官能基別に説明出来る。【25%】
達成目標3
有機反応を電子の流れで説明出来る。【25%】
達成目標4
有機化合物の合成ルートを説明出来る。【25%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ガイダンス︓授業の進め⽅と評価⽅法
「有機化学2」で学修した内容を整理しておくこと(1時間)。配布プリント、ノートの整理を行うこと(1時
間)。 第2回
エノラートイオン:(1)生成プロセス
教科書第6章(pp. 185~207)をよく読んで立体化学の
復習をしておくこと(1時間)。授業内で⾏った練習 問題を復習しておくこと(1時間)。 第3回
エノラートイオン:(2)反応性
教科書第11章(pp. 382~389)をよく読んで縮合反応に
ついて調べておくこと(1時間) 。授業内で行った練習 問題を復習しておくこと(1時間)。 第4回
糖質:(1) 立体化学の復習
教科書第6章(pp. 185~207)をよく読んで立体化学の
復習をしておくこと(1時間)。授業内で⾏った練習 問題を復習しておくこと(1時間)。 第5回
糖質:(2) 単糖類
教科書第14章(pp. 471~487)をよく読んで単糖類の
構造を予習しておくこと(1時間)。Fischerの投影式 を中心に復習しておくこと(1時間)。 第6回
糖質:(3) 単糖類から多糖類
教科書第14章(pp. 488~493)をよく読んで多糖類の種
類を調べておくこと(1時間)。授業で⾏った練習 問題を復習しておくこと(1時間)。 第7回
アミン:(1) 構造と性質
教科書第12章(pp. 404~409)をよく読んでアミンの構
造、性質を予習しておくこと(1時間)。 アミンの塩基 性度を中心に復習しておくこと(1時間)。 第8回
アミン:(2) 合成と反応
教科書第12章(pp. 410~417)をよく読んでアミンの反
応性について予習おくこと(1時間)。授業で⾏った 練習問題を復習しておくこと(1時間)。 第9回
まとめ:アルコール、エーテル、アミンの反応性
教科書第8章(pp. 253~255)をよく読んでアルコー
ル、フェノールの性質を調べておくこと(1時間) 。授 業内で行った練習問題を復習しておくこと(1時間)。 第10回
脂質:構造と性質
教科書第16章(pp. 539-542)をよく読み脂質につい
て予習しておくこと(1時間)。授業で⾏った練習問題 をよく復習しておくこと(1時間)。 第11回
有機化合物の構造決定:(1) 質量分析、赤外分光、紫外分光法
教科書第13章(pp. 435~445)をよく読んで各分析方法
を調べておくこと(1時間) 。授業内で⾏った練習問題 を復習しておくこと(1時間)。 第12回
有機化合物の構造決定:(2) 核磁気共鳴分光法
教科書第13章(pp. 446~458)をよく読んでNMRの原理
を調べておくこと(1時間) 。授業内で行った練習問題 を復習しておくこと(1時間)。 第13回
官能基別反応の総括:(2)カルボニル基を中心とした反応
「有機化学2」で学修した内容(第5〜6回)を復習しておくこと(1時間)。 授業内で⾏った練習問題をよく復習しておくこと(1時間)。
第14回
官能基別反応の総括:(2)カルボニル基以外の反応
第2〜13回までのまとめのプリントをよく読んでおく
こと(1時間)。 授業内で⾏った重要ポイントを期末テ ストに向けて復習しておくこと(1時間)。 課題等に対するフィードバック
毎回の小テストはコメントを添え次回返却する。
評価方法と基準
授業内で行う小テスト(25%)、学期末テスト(40%)、及び平常点(35%)で評価をおこなう。以上を100点満点で採点し、60~69点の獲得で「C評価」とする。授業への取り組み(プロセス評価)により加点することがある。
テキスト
マクマリー有機化学概説(第7版)、John McMurry著 東京化学同⼈ [ISBN 978-4-8079-0927-8]
参考図書
特に無し
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
この科⽬は教養としての有機反応論という位置付けであり、研究室の研究内容やテーマに特化した内
容ではない。有機化学と量⼦化学、有機化学と生物化学といったつながりを意識した構成となってい る。この科⽬で学修する内容はディプロマポリシーの「実践的技術⼒」を養う上で役に⽴つ。 履修登録前の準備
受講の条件として「有機化学1」と「有機化学2」の単位を取得していること。
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