シラバス情報

授業コード
520198
オムニバス
科目名
生化学
科目名(英語)
Biochemistry
配当学年
2年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
火曜1限
対象学科
基_応用,基_環生
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
佐野 健一
教室
3-321
実務家教員担当授業
担当教員の佐野は、生化学分野における研究開発等の実務経験がある。その経験を活かし、この生化学で学ぶさまざまなテーマに関して実践的なテーマや実例を授業で扱っている。 
授業の目的と進め方
Biochemistry生化学は、 Biological Chemistryの略であり、化学の一分野である。この講義では、生物を構成する分子に着目し、それらの相互作用や化学反応の理解を元に、生命現象を理解することを目指すものである。授業は、教科書に沿って進める。
達成目標1
物理的原理が生物におけるエネルギー変換の基盤であることが理解できるようになる。【25%】
達成目標2
酵素反応を理解できるようになる。【20%】
達成目標3
生体分子の代謝について、その概要を理解できるようになる。【55%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
生物におけるエネルギー変換の基盤
【予習】教科書の13-29 page をよく読み、「生物学1」「生物学2」 「分子生物学」で学んだ内容を復習してくること。(2時間)
【復習】授業で理解の足りなかったところについて復習しておくこと。(2時間)
第2回
ATPと生化学的エネルギー論
【予習】教科書の29-36 page をよく読んでくること。(1時間)
【復習】授業で理解の足りなかったところについて復習しておくこと。(2時間) 
第3回
酵素とその反応
【予習】教科書の36-46page をよく読んでくること。(1時間)
【復習】授業で理解の足りなかったところについて復習しておくこと。(2時間)  
第4回
酵素活性の化学的基盤
【予習】教科書の46-76 page をよく読んでくること。(1時間)
【復習】課題に取り組むとともに授業で理解の足りなかったところについてよく読み、復習しておくこと。76-79 pageの学んだことを応用してみようを解いてくること。(4時間)  
第5回
化学エネルギーの獲得経路1 酸化還元
【予習】教科書の80-90 page をよく読んでくること。(1時間)
【復習】課題に取り組むとともに授業で理解の足りなかったところについて復習しておくこと。(2時間)  
第6回
化学エネルギーの獲得経路2 グルコースの酸化による化学エネルギーの獲得
【予習】教科書の92-116 page をよく読んでくること。(1時間)
【復習】授業中で出てくる代謝経路を覚えておくこと。授業で理解の足りなかったところについてよく復習しておくこと。(2時間)  
第7回
化学エネルギーの獲得経路3 発酵
【予習】教科書の116-123 page をよく読んでくること。(1時間)  
【復習】課題に取り組むとともに授業で理解の足りなかったところについて復習しておくこと。(2時間)  
第8回
化学エネルギーの獲得経路4 代謝経路の制御
【予習】教科書の123-133 page をよく読んでくること。(1時間)
【復習】授業で理解の足りなかったところについてよく読み、復習しておくこと。135-138 pageの学んだことを応用してみようを解いてくること。(4時間) 
第9回
化学エネルギーの獲得経路5 応用
【予習】第5回から8回までの講義で学んだ内容について、代謝経路を中心によく復習しておくこと。(2時間)
【復習】課題に取り組むこと。(2時間)    
第10回
光合成1 概略
【予習】教科書の139-149 page をよく読んでくること。(1時間)
【復習】授業で理解の足りなかったところについて復習しておくこと。(1時間)    
第11回
光合成2 光エネルギーの化学エネルギーへの変換
【予習】教科書の149-164 page をよく読んでくること。(1時間)
【復習】授業で理解の足りなかったところについて復習しておくこと。(1時間)    
第12回
光合成3 カルビンサイクル 
【予習】教科書の164-175 page をよく読んでくること。(1時間)
【復習】授業で理解の足りなかったところについて復習しておくこと。(1時間)   
第13回
光合成4 糖代謝との比較
【予習】第6回および、第9回から11回までの講義で学んだ内容について、代謝経路を中心によく復習しておくこと。(2時間)
【復習】課題に取り組むこと。(2時間)     
第14回
光合成5 植物の環境適応
【予習】教科書の175-190 page をよく読んでくること。(1時間)
【復習】授業で理解の足りなかったところについてよく読み、復習しておくこと。191-192 pageの学んだことを応用してみようを解いてくること。(4時間) 


課題等に対するフィードバック
課題については、次回の講義で総評したのち、特に良かったものを紹介する。  
評価方法と基準
課題(全4回)で最大評価 20点、小テスト (全12回)で最大評価 30点、授業内容の振り返りプリントで最大評価 20点、期末テストを30点満点に換算し、これらの合計点が60点の学生の場合はC評価となる。
テキスト
デイヴィッド・サダヴァ『カラー図解 アメリカ版 新大学生物学の教科書 第3巻 生化学・分子生物学』講談社(2021) ISBN:978-4065137451 
参考図書
物足りない人は、
前野正夫,磯川桂太郎『はじめの一歩の生化学・分子生物学 第3版』羊土社(2016) ISBN 978-4-7581-2072-2 をお勧めます。

「生物学1」「生物学2」「分子生物学」で使った教科書も参考図書として重要です。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
応用化学科の生物工学系科目として、「生物学1」「生物学2」「分子生物学」から続く、専門科目であり、応用化学科の学生にとって、生命科学と化学をつなぐ、キーとなる科目である。この科目での理解は、応用化学科生物工学系の3年生以降の学びにおいて、その中心となるものである。 
履修登録前の準備
「生物学1」「生物学2」「分子生物学」の内容をよく復習しておくこと。