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教員名 : 浅見 哲也
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授業コード
520288
オムニバス
科目名
新会社設立と技術経営
科目名(英語)
Company Establishment and Technical Management Studies
配当学年
3年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
月曜3限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
共通教育科目
必選の別
選択科目
担当者
浅見 哲也
教室
2-271
実務家教員担当授業
国内電機メーカーで半導体研究と製品開発に従事。
その後、半導体研究開発型ベンチャー会社を起業。 経営者としての実務経験を踏まえ本講座を担当。 専門職大学院では「技術戦略と技術マネジメント」「技術・社会の展望と企業倫理」等の講座を担当。 授業の目的と進め方
本講座は「ビジネスとは何か?」、ビジネスモデルとビジネスプラン策定の基礎を理解する。
そのうえで、ビジネスプランを具体化するにあたり、「会社とは何か?」の基本を理解する。 マネジメントのあり方、中堅・中小企業の優位性と限界性を踏まえた技術経営の在り方を学ぶ。 達成目標1
・ビジネスとは何か?会社とは何か、経営者とは何か?の基本を理解する。
・ビジネスにおいて、顧客セグメント、差異化の考え方の重要性を理解する。 ・ビジネス戦略を構成する3要素(Who、What、How)を理解する。 達成目標2
・会社設立・運営のための資金・人材・組織のマネジメントの手法を身に着ける。
達成目標3
・中堅、中小企業における技術経営の考え方ができるようになる。
・就職、会社に入った際に経営者目線の企業活動が理解できるようになる。 達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ビジネスとは何か?
・ビジネスの目的を理解する 予習:ビジネスとは何か?を検討しておくこと
復習:ビジネスの目的設定の重要性を理解すること 第2回
ビジンスモデル/ビジネスプランの基本フレーム
・ビジネスプランを構成する要素を理解する 予習:ビジンスモデルとは何か?調べておくこと
復習:ビジネスプランの必要性、構成要素の理解 第3回
ビジネスの差別化と優位性
・ビジネスにおいて差別化の視点を学ぶ 予習:商品やサービスの差別化を図る必要性
復習:身近な商品やサービスを事例に差別化を確認 第4回
ビジネスの事業収支
・プランにおける売上・支出額の想定方法を学ぶ 予習:事業収支とはどのような意味を持つのか
復習:身近なビジネスを参考に事業収支試算する 第5回
ビズネスの事業化プロセス
・事業化を進めるプロセスを学ぶ 予習:事業化の課題を事前に検討する
復習:事業化プロセスの再確認 第6回
ビジネスプランを実現する会社組織
・会社組織の必要を認識する ・個人事業との違いを理解する 予習:会社は何のために存在するか?
復習:会社設立は目的ではなく手段であることの確認 第7回
ビジネスプランの実現のための会社組織の選択
・法人組織の形態を理解する ・事業目的などから適切な形態を選択する 予習:いろいろな組織形態の調査
復習:身近な会社組織の形態を調査確認する 第8回
新会社の会社名、ロゴマーク、事業所立地
・会社名、ロゴマークと経営的戦略の関係理解 予習:身近な会社の名前、ロゴマークの確認
復習:自分の新会社の会社名、ロゴマークの検討 第9回
新会社の資金調達(開業資金、運転資金)
・開業資金と運転資金が必要かを算出する ・その資金をどのように確保するかを学ぶ 予習:会社設立に必要な資金額の調査
復習:自身のビジネスに必要な資金、確保方法の確認 第10回
新会社の人材確保・育成
・新会社運営において必要人材像を明らかにする 予習:会社にはどのような人材が欲しているのか
復習:人材を確保、育成方法の確認 第11回
新会社における技術経営
・顧客ニーズへの対応 ・それに必要な技術、技能の理解 予習:顧客を満足させる商品・サービス提供する方法
復習:顧客が価値を感じる技術の理解 第12回
新会社における外部の経営資源を活用する技術経営
・新会社において顧客ニーズを満足させる技術、技能が社内で十分でない場合、必要とする技術、技能を持つ中小企業等をどのように確保すればよいか 予習:顧客ニーズを満足させるために必要な技術
復習:必要技術、技能の取り込み方 第13回
新会社の事業収支とマネジメント
・新会社における商品・サービスなどの価格設定、製造原価等の費用項目の想定方法。事業収支の試算、損益分岐点の算出、利益を高めるための方法検討 予習:利益獲得できるビジネスプランの策定
復習:利益獲得できるビジネスプランの確認 第14回
新会社設立のための手続きと書類作成
・会社設立の申請手続きの理解 予習:株式会社設立の手続き調査
復習:株式会社設立に必要な準備、作業フロー確認 課題等に対するフィードバック
提出課題のフィードバックを授業内で実施する。
評価方法と基準
成績評価の対象を以下に示す。
・筆記試験の結果 ・毎回の課題リポートの結果 ・講義への参加姿勢 テキスト
Teamsを通じて、事前に配布する。
参考図書
適宜紹介する
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
本講座はビジネスの基本構成を理解することからはじめる。
ビジネスプランをベースにどのように起業し事業マネジメントすべきかを学ぶことを基本とする。 就職した会社で新事業を立ち上げることが任務となった場合、就職した会社から独立・創業する場合、技術者として経営感覚を身に着ける必要が高まった場合に役立つ。 履修登録前の準備
春学期の「起業とビジネスプラン」の授業を履修していない学生も受講可能。
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