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教員名 : 芳賀 健
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授業コード
520542
オムニバス
科目名
バイオ生産技術
科目名(英語)
Bioproductive Technology
配当学年
3年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
火曜2限
対象学科
基_応用,基_環生
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
芳賀 健
教室
3-227
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
私たちの日常生活には様々な遺伝子工学技術が取り入れられ、物質生産に利用されていたりしている。本科目では、特に植物を利用したバイオテクノロジーの現状を理解するために、分子生物学の知識を復習し、植物がもつ特殊な機能を学び、遺伝子組換え技術の仕組みや、その応用例として遺伝子組換え植物などを学修する。また、学生が主体的に学ぶために、プレスリリースの情報を利用して、その内容を受講者に紹介してもらう。
達成目標1
DNAのクローニング方法について説明できる【20%】
達成目標2
植物の特殊な機能について説明できる【20%】
達成目標3
植物で用いられている遺伝子組換え技術について説明できる【20%】
達成目標4
遺伝子組換え作物について説明できる【20%】
達成目標5
ゲノム編集などの遺伝子工学技術について説明できる【20%】
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
○
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
生命の基本単位について学修する。
テキストのP.2〜P.9を読んで、生命の基本単位とDNAについて調べておくこと(1時間)。
第2回
遺伝子発現や生物の進化について学修する。
生命の基本単位について復習すること(1時間)。テキストのP.10〜P.25を読んで、遺伝子発現や生物の進化について調べておくこと(1時間)。
第3回
細胞内の輸送システム、細胞分裂とPCR法、コロナウイルスについて学修する。
遺伝子発現や生物の進化について復習すること(1時間)。テキストのP.26〜P.32、P.126、P.158〜P.161を読んで、細胞内の輸送システム、細胞分裂とPCR法、コロナウイルスついて調べておくこと(1時間)。
第4回
植物の進化について学修する。
細胞内の輸送システム、細胞分裂とPCR法、コロナウイルスついて復習すること(1時間)。テキストのP.34〜P.41、P.68〜P.71を読んで、植物の進化について調べておくこと(1時間)。
第5回
植物ホルモンについて学修する。
植物の進化について復習すること(1時間)。テキストのP.42〜P.43とP.78〜P.79を読んで、植物ホルモンについて調べておくこと(1時間)。
第6回
植物における物質輸送について学修する。
植物ホルモンについて復習すること(1時間)。テキストのP.52〜P.64を読んで、植物における物質輸送について調べておくこと(1時間)。
第7回
植物における環境応答について学修する。
植物の物質輸送について復習すること(1時間)。テキストのP.72〜P.87とP.142〜P.143を読んで、植物の環境応答について調べておくこと(1時間)。
第8回
植物の情報伝達について学修する。
植物の環境応答について復習すること(1時間)。テキストのP.88〜P.103を読んで、植物の情報伝達について調べておくこと(1時間)。
第9回
遺伝子工学技術と植物の組織培養について学修する。
植物の情報伝達について復習すること(1時間)。テキストのP.106を読んで遺伝子工学技術について調べるともに、インターネットなどで植物の組織培養について調べておくこと(1時間)。
第10回
原形質流動とモータータンパク質、植物ミオシンの様々な働きについて学修する。
遺伝子工学技術や植物の組織培養について復習すること(1時間)。テキストのP.108〜P.125とP.152〜P.157を読んで、原形質流動とモータータンパク質、植物ミオシンの様々な働きについて調べておくこと(1時間)。
第11回
環境問題と遺伝子組換え技術について学修する。
原形質流動とモータータンパク質、植物ミオシンの様々な働きについて復習すること(1時間)。テキストのP.128〜P.133を読んで、環境問題と遺伝子組換え技術について調べておくこと(1時間)。
第12回
遺伝子組換え植物の実例について学修する。
環境問題と遺伝子組換え技術について復習すること(1時間)。テキストのP.134〜P.141を読んで、遺伝子組換え植物の実例について調べておくこと(1時間)。
第13回
植物の機能を利用した応用例について学修する。
遺伝子組換え植物の実例について復習すること(1時間)。テキストのP.144〜P.151を読んで、植物の機能を利用した応用例について調べておくこと(1時間)。
第14回
これまでの復習を行い、植物の特徴や植物バイオテクノロジーで用いられる方法について学修する。
植物の機能を利用した応用例について復習すること(1時間)。テキスト全体を読んで、植物の特徴や植物バイオテクノロジーで用いられる方法について調べておくこと(2時間)。
課題等に対するフィードバック
扱った課題については、授業内で解説を行う。
評価方法と基準
期末試験(30%)、小テストや課題および授業への取り組み(70%)。それらの割合で評価を行い、60点以上で合格とする。
テキスト
・富永 基樹 (著) 『図解 よくわかる 植物細胞工学』 日刊工業新聞社(2020年)【ISBN:978-4-526-08074-6】
参考図書
・デイヴィッド・サダヴァ他 (著)、 中山 千春 (監訳・翻訳)、 石崎 泰樹 (監訳・翻訳)、小松佳代子(翻訳)『カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学』講談社(2021年)【ISBN:978-4-06-513744-4】
・デイヴィッド・サダヴァ他 (著)、 中山 千春 (監訳・翻訳)、 石崎 泰樹 (監訳・翻訳)、小松佳代子(翻訳)『カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第3巻 生化学・分子生物学』講談社(2021年)【ISBN:978-4-06-513745-1】 科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
1学年の秋学期に開講した「生物工学実験基礎」と3学年の春学期に開講した「応用生物工学実験」を履修した上で、本科目を履修するように計画されている。応用的な要素を多く含む本科目を学修することで、卒業研究に必要な知識を身に付けることが本科目の位置づけである。また、「分子生物学」、「生化学」、「生体分子工学」を履修していることが望ましい。
履修登録前の準備
生物工学系の科目で学修した内容を復習しておくこと。また、近年用いられている遺伝子組換え技術や様々なバイオテクノロジーの方法を調べておくこと。用いるテキストを事前に読み、分からない専門用語について調べておくこと。
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