シラバス情報

授業コード
520661
オムニバス
科目名
卒業研究Ⅱ
科目名(英語)
Graduation Thesis II
配当学年
4年
単位数
4.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
実習
対象学科
基_応用,基_環生
コース
科目区分
専門科目
必選の別
必修科目
担当者
内田 祐一
教室
実務家教員担当授業
担当教員の内田は、企業の研究所において製造プロセスの操業解析や製品評価の実務経験がある。その経験を活かし、卒業研究や社会活動に応用できる実践的なテーマや実例を扱っている。
授業の目的と進め方
中間報告で提案した課題解決方策を実践に移してその有効性や妥当性を検証するために、各研究室での研究テーマの態様に応じて実験装置の製作、実験実施、機械装置の設計製作、数値シミュレーション等を実施し、この結果を客観的に分析評価して最終的に卒業論文(本論及び抄録)にまとめる。内容をファイナルディフェンス(最終報告会)にて報告する。
講義及びPBL形式で行う。
達成目標1
・中間報告で提案した課題解決方策を中間報告会のアドバイスに従うなど必要に応じて修正し、実践に移すことができる。【20%】
達成目標2
・実験装置の製作、実験実施、数値シミュレーション等を実施できる。【20%】
達成目標3
・得られたデータを客観的に分析、評価できる。【20%】
達成目標4
・課題発見、解決方策の提案から、その実践、研究成果まで一連の成果を卒業論文(本論及び抄録)としてまとめることができる。【20%】
達成目標5
・研究成果をファイナルディフェンス(最終報告会)で発表し、必要に応じて研究論文を修正し、学士(工学)の学位に足る内容として完成させることができる。【20%】
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
課題解決策及び研究計画の見直し
課題解決策及び研究計画を必要に応じて見直し、実践する準備を整えること。
第2回
研究方法の立案
研究方法を立案する。必要に応じ、自らが申し出て上級生や指導教員とディスカッションを重ねること。
第3回
データの収集・整理方法の検討
データの収集・整理方法の検討を行う。必要に応じ、自らが申し出て上級生や指導教員とディスカッションを重ねること。
第4回
研究用データの収集
研究用のデータを収集する。必要に応じ、自らが申し出て上級生や指導教員とディスカッションを重ねること。
第5回
研究用データの整理
収集したデータを整理する。必要に応じ、自らが申し出て上級生や指導教員とディスカッションを重ねること。
第6回
研究結果の整理
研究結果を説明可能な形に整理する。必要に応じ、自らが申し出て上級生や指導教員とディスカッションを重ねること。
第7回
研究結果の考察
整理した研究結果を考察する。目的に合致した結果と成っていない場合には、目的の設定、研究方法について見直しを行う。
第8回
卒業論文の目次案の作成
卒業論文の目次案を作成するとともに、研究計画と残りのスケジュールを再構築する。
第9回
追加的な研究データの収集
追加的な研究データを収集する。
第10回
得られた知見の整理・分析
追加データを含めて、得られたデータを整理して、結果の取りまとめを行う。
第11回
追加のデータ収集・整理、卒業論文の詳細目次案の作成
追加データを収集・整理するとともに、卒業論文の詳細目次案を作成する。必要に応じ、自らが申し出て上級生や指導教員とディスカッションを行うこと。
第12回
卒業論文・本論作成
卒業論文の本論を完成させること。必要に応じて目次および章構成を適切に再構築し、課外時間を使って推敲を重ねた論文を仕上げること。
第13回
卒業論文・抄録作成
卒業論文の抄録を完成させること。本論と整合する形で章構成を適切に考え、課外時間を使って推敲を重ねた抄録を仕上げること。
第14回
ファイナルディフェンス(最終報告会)
卒業研究I・IIを通じた最終的な成果を最終報告会で発表し、得られたコメントやアドバイスに従い、卒業論文・本論を適切に修正すること。


課題等に対するフィードバック
研究指導を通して卒業研究に対するフィードバックを行う。
評価方法と基準
指導教員による日常の研究活動の評価結果、卒業研究発表用抄録の内容、卒研発表会での発表・質疑応答が合格レベル(60点以上)にあると認められる場合に、本科目を合格とする。成績評価にはルーブリックを用いる。
テキスト
研究テーマに応じ、専門性の高いテキスト、書籍、研究論文等を利用する。
参考図書
研究テーマに応じ、専門性の高いテキスト、書籍、研究論文等を利用する。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
卒業研究Iでの課題解決方策の提案と必要に応じた修正に基づき、本科目を通じ、自ら提案した課題解決方策を実践し、その結果を客観的に分析評価した上で、卒業論文(本論、抄録)としてまとめる能力を身につけることができる。現場で課題を発見し、その解決方策を提案し、試行錯誤を重ねながらその方策を実践して課題を克服するという実工学教育目標の集大成となる科目として位置づけられる。
履修登録前の準備
卒業研究Iの内容を踏まえ、かつ、最新の研究動向をチェックしつつ、自らが発見した研究課題を自らの提案で取り組んだ成果を客観的に議論できるだけの、数学的素養、プログラミング技術、データ処理技術、実験装置製作技術、機械設計製作技術を事前に身につけて準備しておくことが肝要である。