シラバス情報

授業コード
520884
オムニバス
科目名
有機化学1
科目名(英語)
Organic Chemistry 1
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
月曜2限
対象学科
基_応用,基_環生
コース
必修
科目区分
専門科目
必選の別
必修科目
担当者
新倉 謙一
教室
3-224
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
我々の身近にある有機化合物について、その基礎となる化学結合と分子構造に関する基本を習得することを目標とする。また同時に有機化学反応の種類や反応機構に関する基礎知識についても習得する。 講義は、毎回小テストを行い、理解を着実なものとしていく。なお、提出された小テスト等は添削(採点)し返却します。内容を必ず復習すること。
達成目標1
・混成軌道を使って炭素の結合を説明できる。【10%】
達成目標2
・酸のpKaとはどのような指標なのかをpHの違いと共に説明できる。【10%】
達成目標3
・アルケンとアルケン化合物名を教科書に沿って説明できる。【10%】
達成目標4
・有機反応の4つの代表的な反応を説明できる。 【10%】
達成目標5
・アルケンの化学反応・反応機構を説明できる。【30%】  
達成目標6
・芳香族化合物の置換反応における反応性・置換基効果を説明できる。 【30%】
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ガイダンス 授業の進め方と予備知識の確認  
[予習] 「化学I」の教科書で、有機化学の項目を読んでくること。(3時間)
[復習]講義中に使ったプリントに沿って、第一章の前半を復習すること(1時間) 
第2回
混成軌道
[予習] 第一章の炭素の混成軌道について勉強してくること。
[復習]次回の小テストに備えて、復習すること(2時間)。 
第3回
酸と塩基  
[予習] 第一章の酸と塩基について勉強してくること。(1時間)
[復習]次回の小テストに備えて、講義中に指定した教科書の問題を解けるようにしてくること(2時間)。 
第4回
官能基の種類と有機化合物の性質  
[予習]テキスト37ページ、2-1節を読んでくること。(1時間)
[復習]官能基に関連した課題を解き、小テストに備えること。(1時間) 
第5回

アルカンとアルキル基 
 
[予習]テキスト43ページ、2-2節を読んでくること。(1時間)
[復習]アルカン/アルキンに関連した課題を解き、小テストに備えること。(1時間)
第6回
シクロアルカンの立体配座 
[予習]テキスト58ページ、2-7節および59ページ、2-8節を読んでくること。(1時間)
[復習]シクロアルカンに関連した課題を解き、小テストに備えること。(1時間)  
第7回
アルケンの命名と異性体 
[予習]テキスト78ページ、3-1節を読んでくること。(1時間)
[復習]アルケンに関連した課題を解き、小テストに備えること。(1時間)  
第8回
アルケンの化学反応 
[予習]テキスト93ページ、3-7節を読んでくること。(1時間)
[復習]アルケンの反応に関連した課題を解き、小テストに備えること。(1時間)  
第9回
アルケンへの付加反応 
[予習]テキスト110ページ、4-1節を読んでくること。(1時間)
[復習]カルボカチオン中間体を経由する位置特異的な反応に関連した課題を解き、小テストに備えること。(1時間) 
第10回
共役ジエン
[予習]テキスト127ページ、4-8節を読んでくること。(1時間)
[復習]共役・共鳴に関連した課題を解き、小テストに備えること。(1時間)   
第11回
芳香族化合物の命名法と反応 
[予習]テキスト第5章、5-1と5-2節を読んでくること。(1時間)
[復習]芳香族化合物の命名法に関連した課題を解き、小テストに備えること。(1時間)  
第12回
芳香族求電子置換反応 
[予習]テキスト155ページ、5-3節を読んでくること。(1時間)
[復習]ベンゼンの臭素化およびアルキル化に関連した課題を解き、小テストに備えること。(1時間) 
第13回
置換基効果
[予習]テキスト162ページ、5-6節を読んでくること。(1時間)
[復習]置換基効果に関連した課題を解き、小テストに備えること。(1時間) 
第14回
まとめ:理解度の確認  
[予習]自分が苦手な箇所をあらかじめまとめておき、必要に応じて質問などの準備をすること。(2時間)
[復習]期末試験に向けて配布プリントおよび教科書の問題を繰り返し復習すること。(5時間) 


課題等に対するフィードバック
課題(小テスト)は採点後、講義の最初に返却する。
評価方法と基準
授業中に出された課題への取り組みおよび授業中に行う小テスト(40%)、期末テスト(60%)。
60点以上70点未満はC評価とする。  
テキスト
マクマリー有機化学概説(第7版)、John McMurry著 東京化学同人 [ISBN 978-4-8079-0927-8] 
参考図書
必要に応じて授業でプリントを配布する。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
環境生命化学科の目指す、化学を基盤とした自然科学・工学に関する知識の習得するための科目と位置づけられている必修科目である。さらに1年次に行われる「基礎化学実験I」の内容とも関連しており、実験による「経験・技術」を支えるための知識の習得という位置づけでもある。 
履修登録前の準備
「化学I」および「化学II」における有機化学に関連した部分を復習しておくこと