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教員名 : 二ノ宮 進一
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授業コード
510132
オムニバス
科目名
機械加工工房Ⅰ
科目名(英語)
Machining Workshop I
配当学年
1年
単位数
1.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
集中講義
対象学科
基_機械
コース
科目区分
カレッジマイスタープログラム
必選の別
選択科目
担当者
二ノ宮 進一
教室
実務家教員担当授業
担当教員の二ノ宮進一は、公的機構での生産技術研究および実生産技術指導の経験を活用した授業を行なう。
授業の目的と進め方
機械加工工房では、物作りの体験を下に、その中から思考力、理論の理解力、そして創造性を深めることを目的としており、3年間一貫教育の工房である。本科目の目的は、旋盤による加工技術の習得と簡単な部品製作を通して、安全作業、効率の良い作業を習得する。
達成目標1
小型旋盤の部品製作に必要な部品図(機械図面)から形状を理解して、必要な加工工程を判断できるようになる。
【30%】 達成目標2
工作機械の概要について学習し、特に旋盤作業について機械操作や実際の加工ができるようになる。【20%】
達成目標3
円筒形状の部品を汎用旋盤を使用して各自で製作できるようになる。 【50%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
○
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
機械加工工房の概要と安全教育
工作室の機械の種類を把握しておく(2時間)。安全作業の要点を復習する(2時間)。
第2回
各種の加工技術法の習得
安全作業について確認し、旋盤の各部の名称を憶えておく(2時間)。図面の見方を復習しておく(2時間)。
第3回
目盛環の製作
目盛環の課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。加工図面の詳細を理解する(2時間)。
第4回
主軸プーリースペーサーの製作
主軸プーリースペーサーの課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第5回
中間Vプーリー軸の製作
プーリー課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第6回
中間Vプーリーの製作(荒削り)
Vプーリー課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(1時間)。
第7回
中間Vプーリーの製作(仕上げ)
Vプーリー課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第8回
モーター軸プーリーの製作
モーター軸プーリー課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第9回
主軸プーリーの製作(荒削り)
主軸プーリー課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第10回
主軸プーリーの製作(仕上げ)
主軸プーリー課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第11回
チャック取付け板の製作(荒削り)
チャック取付け板の課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第12回
チャック取付け板の製作(仕上げ)
チャック取付け板の課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第13回
ハンドルつまみの製作
ハンドルつまみの課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第14回
各送りねじの製作
送りねじ課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する。全ての製作課題の整理・防錆処理をすること。(3時間)。
課題等に対するフィードバック
課題の進捗状況の報告により、各自が作成した作業工程表をチェックして、
対応策をアドバイスする。 評価方法と基準
製作実習の姿勢と製作品で評価する。製作した部品の60%以上の完成度の場合に合格とする。
テキスト
必要資料(プリント)を配布。
参考図書
大西 清『機械設計製図便覧』理工学社 ISBN 978-4-274-06959-8、
および製図に関連する図書等。 科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
「実工学教育」の理念のもと、ものづくりを、企画・設計から製作まで一貫して学ぶ。この科目を受講する者は1年次(秋学期)、2年次及び3年次にかけての「機械加工工房ⅡからⅥ」までを履修する。
履修登録前の準備
図面の見方(投影法)について、復習しておく。製図のテキストや関連図書を読んでおく。
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