|
教員名 : 中野 道王
|
授業コード
510133
オムニバス
科目名
フォーミュラ工房Ⅰ
科目名(英語)
Formula SAE Workshop I
配当学年
1年
単位数
1.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
集中講義
対象学科
基_機械
コース
科目区分
カレッジマイスタープログラム
必選の別
選択科目
担当者
中野 道王、安原 鋭幸、桑原 拓也
教室
実務家教員担当授業
担当教員の中野道王は、自動車関連の民間企業における研究開発等の実務経験がある。その経験を活かし、車両製作および試験等に関して実例をもとにした授業を行う。
授業の目的と進め方
フォーミュラーカーの企画・設計・製作・走行を一貫して行うことで、エンジニアとして必要な専門能力と問題解決能力を修得する。さらに、自ら製作した車両を走行させることにより、エンジニアとしての高い責任感を身につけることを目指す。ここでは、車両設計と製作に必要な知識と技術を学ぶ。これにより、フォーミュラーカーの設計・製作に必要な基本的能力を修得できる。
達成目標1
学生フォーミュラ日本大会の概要を学び、フォーミュラ車両を製作するための基礎力を身に着けます。【30%】
達成目標2
部品の製作や組付け、図面の制作を通じて、「フォーミュラ工房Ⅱ」で必要となる基礎技術を身に着けます。【70%】
達成目標3
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
○
プレゼンテーション
○
実習
○
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
フォーミュラ工房の概要
予習:学生フォーミュラ大会の歴史と車両の特徴をまとめること。 (2時間)
復習:フォーミュラ工房での活動内容をまとめること。 (2時間) 第2回
全日本学生フォーミュラ大会概要
予習:学生フォーミュラ日本大会のレギュレーションを熟読すること。 (2時間)
復習:各競技の評価項目をまとめること。 (2時間) 第3回
フォーミュラ工房の過去の車両の特徴
予習:フォーミュラ工房の過去の車両について特徴をまとめること。 (2時間)
復習:他大学の車両との違いについてまとめ、今後の車両設計において留意することをまとめること。 (2時間) 第4回
理想とするコンセプトの作成
予習:大会で求められる性能についてまとめること。 (2時間)
復習:理想とするコンセプトを実現するためのカギとなる技術を抽出すること。 (2時間) 第5回
CADソフトのインストール
予習:SolidWorksについて調べること。 (2時間)
復習:自分のPC上で動作を確認すること。(2時間) 第6回
CADの基本機能の理解
予習:部品作成で用いる基本操作を調べること。(2時間)
復習:基本操作を適切に使えるように練習すること。(2時間) 第7回
CADを用いた部品作成の基礎
予習:3Dフィーチャーを利用した部品作成に必要な操作を調べること。(2時間)
復習:授業で実施した操作を再度繰り返して習熟すること。 (2時間) 第8回
アセンブリの基本とToolboxの活用
予習:部品とアセンブリについて理解し、Toolboxの内容を調べること。 (2時間)
復習:授業で作成したアセンブリにToolboxの部品を一つ以上追加すること。 (2時間) 第9回
加工部品の微修正に必要な基本手法
予習:安全の手引きを熟読すること。 (2時間)
復習:各作業の手順をまとめ、安全性を高める工夫を一つ以上抽出すること。 (2時間) 第10回
加工部品の微修正
予習:修正が必要となる部品について、材質や寸法を確認し、作業手順をおおまかにまとめること。 (2時間)
復習:当初想定しなかった事柄についてまとめ、対策をまとめること。(2時間) 第11回
部品図面の修正
予習:加工時の誤差などを考慮した部品設計の注意事項をまとめること。 (2時間)
復習:修正した図面に対する加工の変更箇所をまとめること。 (2時間) 第12回
加工装置と手順の基礎
予習:切断および切削加工についてまとめること。 (2時間)
復習:加工手順を見直しすとともに、部品製作における安全性を高めるためのポイントをまとめること。 (2時間) 第13回
部品製作
予習:安全の手引きから、関連する安全上の配慮を抽出しまとめること。 (2時間)
復習:精度と安全の観点で、反省点と改善点をまとめること。 (2時間) 第14回
まとめ
予習:フォーミュラ工房Ⅰで学んだことをまとめること。 (2時間)
復習:フォーミュラ工房Ⅱに向けて身につけるべき能力をまとめること。 (2時間) 課題等に対するフィードバック
随時、設計図面や加工、製作について問題解決についてのサポートを行う。
評価方法と基準
課題や製作物の完成度に基づいて評価し、達成目標に対して60%以上の到達をもって合格とする。
テキスト
—
参考図書
自動車技術会編著『自動車開発・製作ガイド』自動車技術会(2008) 【ISBN-10: 4904056043、ISBN-13: 978-4904056042】
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
機械工学科で学ぶ教養科目や専門科目で身に着けた知識および技術をもとに、自発的な課題発見能力と、現場で役に立つ問題解決能力を養成する。さらに、最新鋭の工作機械やCAD/CAM/CAEを使いこなすことで、現場の即戦力となる技術力を養成する。
履修登録前の準備
加工技術(切削、溶接)の概要とCADの使用方法を学んでおくこと。
|