機械加工工房Ⅲ ｜シラバス情報

授業コード

510253

オムニバス

科目名

機械加工工房Ⅲ

科目名（英語）

Machining Workshop III

配当学年

2年

単位数

1.00単位

年度学期

2025年度春学期

曜日時限

集中講義

対象学科

基_機械

コース

科目区分

カレッジマイスタープログラム

必選の別

選択科目

担当者

二ノ宮　進一、永野　善己

教室

実務家教員担当授業

担当教員の二ノ宮進一は、公的機構での生産技術研究および実生産技術指導の経験を活用した授業を行なう。　

授業の目的と進め方

機械加工工房では、物作りの体験を下に、その中から思考力、理論の理解力、そして創造性を深めることを目的としており、3年間一貫教育の工房である。本科目の目的は、フライス盤による加工技術の習得と簡単な部品製作を通して、安全作業、効率の良い作業を習得する。　

達成目標１

小型旋盤の部品製作に必要な部品図（機械図面）から形状を理解して、必要な加工工程を判断できるようになる。
【30%】

達成目標２

工作機械の概要について学習し、特にフライス盤作業・手仕上げ作業について機械操作や実際の加工ができるようになる。【20%】

達成目標３

部品を汎用フライス盤・ボール盤等を使用して各自で製作できるようになる。【50%】

達成目標４

達成目標５

達成目標６

達成目標７

アクティブラーニング

ディスカッション

ディベート

グループワーク

プレゼンテーション

実習

○

フィールドワーク

その他課題解決型学習

授業計画

授業時間外課題（予習および復習を含む）

第１回

刃物台の製作（荒削り）

刃物台の部品図を把握し、加工手順書（作業工程表）を作成しておくこと。機械加工工房Ⅰ、Ⅱで製作した部品の確認をすること（２時間）。完成した部品を計測して管理する（３時間）。

第２回

刃物台の製作（仕上げ）　

刃物台の課題図から加工方法の手順書（作業工程表）を作成する（２時間）。完成した部品を計測して管理する（３時間）。　

第３回

刃物送り台の製作（荒削り）　

刃物送り台の課題図から加工方法の手順書（作業工程表）を作成する（２時間）。完成した部品を計測して管理する（３時間）。　

第４回

刃物送り台の製作（仕上げ）　

刃物送り台の課題図から加工方法の手順書（作業工程表）を作成する（２時間）。完成した部品を計測して管理する（３時間）。

第５回

旋回台の製作（荒削り）　

旋回台の課題図から加工方法の手順書（作業工程表）を作成する（２時間）。完成した部品を計測して管理する（３時間）。　

第６回

旋回台の製作（仕上げ）　

旋回台の課題図から加工方法の手順書（作業工程表）を作成する（２時間）。完成した部品を計測して管理する（３時間）。　　

第７回

刃物送り台カミソリの製作　

刃物送り台カミソリの課題図から加工方法の手順書（作業工程表）を作成する（２時間）。完成した部品を計測して管理する（３時間）。　　

第８回

刃物送り台ナットの製作

刃物送り台ナットの課題図から加工方法の手順書（作業工程表）を作成する（２時間）。完成した部品を計測して管理する（３時間）。　　　

第９回

刃物送り台ブラケットの製作　

刃物送り台ブラケットの課題図から加工方法の手順書（作業工程表）を作成する（２時間）。完成した部品を計測して管理する（３時間）。　　

第10回

横送り台の製作（荒削り）　

横送り台の部品図を把握し、加工手順書（作業工程表）を作成する（２時間）。調整が完成した部品を計測して管理する（３時間）。

第11回

横送り台の製作（仕上げ）　

横送り台の課題図から加工方法の手順書（作業工程表）を作成する（２時間）。完成した部品を計測して管理する（３時間）。

第12回

横送り台ブラケットの製作（荒削り）　

横送り台ブラケットの課題図から加工方法の手順書（作業工程表）を作成する（２時間）。完成した部品を計測して管理する（３時間）。

第13回

横送り台ブラケットの製作（仕上げ）　

横送り台ブラケットの課題図から加工方法の手順書（作業工程表）を作成する（２時間）。完成した部品を計測して管理する（３時間）。

第14回

横送り台ブラケットの製作（調整）　

横送り台ブラケットの課題図から加工方法の手順書（作業工程表）を作成する（２時間）。完成した部品を計測して管理する。全ての製作課題の整理・防錆処理をすること。（３時間）。

課題等に対するフィードバック

課題の進捗状況の報告により、各自が作成した作業工程表をチェックして、
対応策をアドバイスする。

評価方法と基準

製作実習の姿勢と製作品で評価する。製作した部品の60％以上の完成度の場合に合格とする。

テキスト

必要資料(プリント）を配布。　

参考図書

大西清『機械設計製図便覧』理工学社 ISBN 978-4-274-06959-8

科目の位置づけ（学習・教育目標との対応）

「実工学教育」の理念のもと、ものづくりを、企画・設計から製作まで一貫して学ぶことができる。この科目を受講する者は機械加工工房Ⅰ、Ⅱに合格しておく。2年次（秋学期）及び3年次にかけての｢機械加工工房Ⅳ〜Ⅵ」を履修する。

履修登録前の準備

配付された部品図・組み立て図を良く確認しておくこと。