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教員名 : 佐藤 由佳
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授業コード
510324
オムニバス
科目名
物理体感工房Ⅱ
科目名(英語)
Science Atelier II
配当学年
1年
単位数
1.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
集中講義
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
カレッジマイスタープログラム
必選の別
選択科目
担当者
佐藤 由佳、佐藤 杉弥、服部 邦彦、梅谷 篤史、狩野 みか、中村 耀
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
物理学は理論的思考を実験的に立証し確立する手法によって成り立っている。この物理体感工房は学生自らが面白いと思う科学事象やアイデアを提案し、それを具体化させるための過程を通して科学法則を再認識することを目的としている。受講者自らがテーマを設定しセメスター期間内に科学工作を行ってもらう。この科目は、「物理体感工房Ⅰ」に引き続くものである。
達成目標1
自らの製作品を立案、企画することができる【20%】。
達成目標2
自ら提案した事項を実施するための準備、情報収集および問題解決ができるようになる【20%】。
達成目標3
自ら提案した製作品を完成させることができる【20%】。
達成目標4
工作機械の使用方法などを習得することができる【20%】。
達成目標5
製作したもののしくみについて説明できる【20%】。
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
○
実習
○
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
工房Ⅰの振り返り、作品の科学法則や動作原理の検討
工房Ⅰで製作した作品の問題などを検討し、今後の活動計画について検討を進める(2時間)。作品に関する科学法則や動作原理について調べたり検討したりし、人に説明できるようにする(1時間)。
第2回
今学期の計画立案、活動開始
今学期の自分の活動計画を練り上げ、エントリーシートの作成・提出を完了する(2時間)。担当教員からの助言等を踏まえて計画の詳細を再検討する(1時間)。
第3回
計画発表会
今学期の自分の計画を計画発表会で説明できるように準備をする(2時間)。計画発表会で指摘された内容や助言を踏まえて、計画を見直して詳細を詰める(1時間)。
第4回
製作に関する情報収集と資料整理
今学期の製作に関する情報収集を行い、今学期の製作活動の具体的な実施項目をまとめる(2時間)。今週の活動について、週間報告書にまとめて提出する(1時間)。
第5回
作品の設計作業と検討(1)
作品の設計を進め、全体図を作成して問題点がないか検討する(2時間)。今週の活動について、週間報告書にまとめて提出する(1時間)。
第6回
作品の設計作業と検討(2)
作品の詳細設計を進めるとともに、必要な物品や機材などをリストアップして入手を進める。必要機材の使い方を習得する(2時間)。今週の活動について、週間報告書にまとめて提出する(1時間)。
第7回
工作部品の詳細設計と検討
全体設計を見直し、部品の詳細設計を考える。組み立て時に問題がないかも検討をする(2時間)。今週の活動について、週間報告書にまとめて提出する(1時間)。
第8回
中間発表会
これまでの活動の進捗と今後の課題について、中間発表会で説明できるように準備をする(2時間)。中間発表会で指摘された内容や助言を踏まえて、今後の活動の改善点や具体策をまとめる(1時間)。
第9回
工作部品の製作(1)
工作部品を製作する上で、材料の不足や問題点などがないか見直し、工作手順を考える(2時間)。今週の活動について、週間報告書にまとめて提出する(1時間)。
第10回
工作部品の製作(2)
工作部品の製作を進め、個々の部品の出来を評価し、問題点などがある場合には適宜修正を加える(2時間)。今週の活動について、週間報告書にまとめて提出する(1時間)。
第11回
作品の組立作業
作品の組み立て手順や、部品の確認などを行う(2時間)。今週の活動について、週間報告書にまとめて提出する(1時間)。
第12回
作品の調整作業
製作品の不具合や改善点などを把握し、調整や改良を行う。完成した作品の動作等をチェックする(2時間)。今週の活動について、週間報告書にまとめて提出する(1時間)。
第13回
最終発表会
今学期の製作活動の成果物や活動状況について、最終発表会で説明できるように準備をする(2時間)。最終発表会後は、指摘された内容や助言を振り返り、最終報告書までに改善等が必要な課題を把握する(1時間)。
第14回
最終報告書の作成・提出
今学期の製作活動全体を振り返り、成果物の内容について最終報告書にまとめる。成果物について工房内のメンバー以外にも説明できるように、資料をまとめる(3時間)。
課題等に対するフィードバック
毎週課される報告書は、担当教員からのコメント・助言をつけて返却をするので、その内容をよく確認し、その後の活動に活かすこと。
評価方法と基準
平常点(担当教員への報告およびインタビュー)40点、工房作品の製作・活動50点、発表10点として、総合点を100点とし、60点以上で合格とする。
なお、最終発表会で発表した者のみに、最終報告書の提出を認めるものとし、最終報告書の提出者のみを成績評価の対象とする。 テキスト
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参考図書
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科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
全学科に開講されている本学の実工学を低年次から修得できる専門科目である。また、カレッジマイスタープログラムの1つであり、座学のみでは得られない「ものづくり」を自ら作品を企画、立案し製作するアクティブラーニングの1つとも言える。
履修登録前の準備
この科目は累進制のため、原則的に「物理体感工房Ⅰ」を履修・合格した者が登録できる。
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