シラバス情報

授業コード
510453
オムニバス
科目名
機械技術史
科目名(英語)
History of Mechanical Technology
配当学年
3年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
火曜2限
対象学科
基_機械
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
神 雅彦、二ノ宮 進一
教室
5-601
実務家教員担当授業
神雅彦は、民間企業における製品開発、設計、生産設計の経験を活かし、実感のある授業を展開する。
二ノ宮進一は、公的機構での研究および企業人への設計・生産技術の指導経験を活用した授業を行なう。
授業の目的と進め方
ものづくりの歴史は、人間の営みと密接に関わっている。旧石器時代からの石器は衣・食・住の人が生きるための原始的な刃物であり、土器は入れ物である。鉄の時代になってからは、大工道具、農工具、武具などとして細分化していった。明治時代以降は、蒸気の動力を得て自動で強力な機械として発展していった。現在は電力機械が主流となり、近年ではコンピュータとも融合し知能化ている。本科目では、加工の技術を中心とする技術史を学び、機械と人との係わりについて考える。
達成目標1
日本の古代の技術史と人とのかかわりについて説明ができる。 【20%】
達成目標2
古代から中世における金属器の発達とその社会影響について説明ができる。 【20%】
達成目標3
中世における伝統工芸とその社会背景について説明ができる。 【20%】
達成目標4
近代〜現代における工作機械の発達や特徴について説明ができる。 【20%】
達成目標5
博物館などを活用した自発的な学修方法を修得し、自ら実践していける。 【20%】 
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
【神】科目の概論
日本史に関する事前学習 (1時間)。
課題による復習 (1時間)。
第2回
【神】原始の工具「石器」  

石器等に関する事前学習 (1時間)。
この回で課された課題による復習 (1時間)。 
第3回
【神】器(うつわ)の進化「土器から磁器へ」 
土器等に関する事前学習 (1時間)。
この回で課された課題による復習 (1時間)。 
第4回
【神】青銅器の利用
青銅器に関する事前学習 (1時間)。
この回で課された課題による復習 (1時間)。 
第5回
【神】鉄の時代へ
鉄器に関する事前学習 (1時間)。
この回で課された課題による復習 (1時間)。 
第6回
【神】大工道具と日本建築
大工道具等に関する事前学習 (1時間)。
この回で課された課題による復習 (1時間)。 
第7回
【二ノ宮】工業技術博物館の調査 特別展の見学
事前に告知された特別講演会のテーマについて調査すること (1時間)。
見学した特別講演会についての感想をまとめること (1時間)。 
第8回
【神】雑談1 古事記と日本書紀について
古事記と日本書紀について調査すること (1時間)。
雑談についての感想をまとめること (1時間)。 
第9回
【神】日本ものづくりの原点「伝統工芸」  
日本の伝統工芸に関する事前学習 (1時間)。
この回で課された課題による復習 (1時間)。 
第10回
【神】日本と海外との係わり「古代史」 
海外の古代史に関する事前学習 (1時間)。
この回で課された課題による復習 (1時間)。 
第11回
【二ノ宮・神】日本と海外との係わり「近代史」
産業革命に関する事前学習 (1時間)。
この回で課された課題による復習 (1時間)。 
第12回
【二ノ宮・神】文明開化「明治・大正における近代化」  
明治・大正期の歴史に関する事前学習 (1時間)。
この回で課された課題による復習 (1時間)。
第13回
【二ノ宮・神】昭和時代「大量生産・経済競争へ」 
昭和の歴史に関する事前学習 (1時間)。
この回で課された課題による復習 (1時間) 
第14回
【二ノ宮・神】現代とこれから
 「コンピュータ・ロボット・AIとの融合」
最新工作機械に関する事前学習 (1時間)。
この回で課された課題による復習 (1時間)。


課題等に対するフィードバック
予習、復習あるいは調査における課題等について、授業中での解説および個別添削や採点等を行なう。
評価方法と基準
講義中に実施する課題50点と期末試験50点で、合計60点以上を合格とする。 
テキスト
教員からの配布資料
参考図書
「新・機械技術史」 日本機械学会編 丸善 ISBN 978-4-88898-196-5 
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
機械技術の成り立ちや先人たちの歴史を学び、歴史的視点をもって物事を観察・評価することのできる力を育む。
履修登録前の準備
2年生までに学修した基礎的な機械要素、機械製図、機械材料等の知識は必要である。