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教員名 : 八木田 浩史
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授業コード
510467
オムニバス
科目名
資源環境論
科目名(英語)
Resources and Environment
配当学年
3年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
月曜4限
対象学科
基_機械
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
八木田 浩史
教室
2-273
実務家教員担当授業
八木田浩史は、エネルギー変換技術の環境側面の評価技術に関する研究開発等の実務経験がある。その経験を活かし、エネルギー利用の環境側面に関して実践的なテーマや実例を授業で扱っている。
授業の目的と進め方
近年、製造・生産活動とその成果物が地球環境に大きく影響している。技術は、文明の進歩と人類の福祉に、永遠に貢献できるものでなければならない。それに対し、地球市民技術者として資源・環境の取るべき正しい技術姿勢に対する基本的考え方を身につけることを目的とする。
適時、資源・環境に関する時事問題を取り上げ、それらが地球環境に影響する諸問題を学ぶ。 達成目標1
地球上の資源の現状を簡潔に説明できる。【30%】
達成目標2
環境問題とそれに対する現状の取り組みを簡潔に説明できる。【30%】
達成目標3
技術者として資源、環境問題に対してどうあるべきか、意見を述べることができる。【40%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
○
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
文明の進歩と資源、環境
なぜ資源や環境に関わる課題がクローズアップされるようになったのか、各自考えをまとめておくこと。
予習:文明と資源あるいは環境の関係について調べてみること(1時間)。 復習:なぜ資源や環境に関わる課題がクローズアップされるようになったのか、各自考えをまとめてみること。(1時間)。 第2回
資源の分類と探査(1)エネルギー需要の動向
日々の新聞記事やテレビニュース(産業、経済関連)のなかから、エネルギー需要に関するものを選んで、どのような動向が見出せるか考えておくこと。
予習:新聞記事やテレビニュース(産業、経済関連)のなかから、エネルギー需要に関するものを選んでみること(1時間)。 復習:選んだ記事などに関してどのような動向が見出せるかまとめること。(1時間)。 第3回
資源の分類と探査(2)化石エネルギー資源の動向
化石エネルギーとは何か、その特徴、などについて整理しておくこと。
予習:化石エネルギーとは何か、その特徴、などについて整理しておくこと(1時間)。 復習:化石エネルギーに関して産業革命以降の動きをまとめてみること。(1時間)。 第4回
資源の分類と探査(3)電力と鉱物資源の確保
日々の新聞記事やテレビニュース(産業、経済関連)のなかから電力エネルギーの確保について現在論点となっている事柄を選び、どのような意見があるか調べてみること。
予習:新聞記事やテレビニュース(産業、経済関連)のなかから電力エネルギーの確保に関する論点を抽出すること(1時間)。 復習:その論点に関する意見に対し自分なりに考えをまとめること(1時間)。 第5回
資源の分類と探査(4)水・食料の確保と生物多様性
食糧自給に関する課題を見出し、各自考えをまとめておくこと。
予習:食糧自給に関する課題を見出し、各自考えをまとめておくこと(1時間)。 復習:食糧と生物多様性の関係を考察すること(1時間)。 第6回
資源地理学(1)日本の資源
日本では国産資源が話題にされることが多い。なぜそうなるのか整理しておくこと。
予習:日本の国産資源について調べること(1時間)。 復習:日本では国産資源が話題にされることが多い。なぜそうなるのか整理しておくこと(1時間)。 第7回
資源地理学(2)資源の偏在とエネルギー安全保障
世界的に見て偏在の顕著な資源は何か、それがどのように安全保障に関わるのか、整理しておくこと。
予習:世界的に見て偏在の顕著な資源は何か調べること(1時間)。 復習:それがどのように安全保障に関わるのか、整理しておくこと(1時間)。 第8回
製造・生産活動と地球環境(1)地球環境の変化
地球環境が日常的に新聞記事やテレビニュースで取り上げられる様になったのはいつ頃からか、なぜそうなったのか調べること。
予習:地球環境が日常的に論じられる様になったのはいつ頃からか調べること(1時間)。 復習:なぜそうなったのか経緯をまとめてみること(1時間)。 第9回
製造・生産活動と地球環境(2)次世代エネルギー
次世代エネルギーとして期待されているものをいくつか取り上げ、その将来性について考察すること。
予習:次世代エネルギーとは何か調べること(1時間)。 復習:その中から期待の大きいものを取り上げ、その将来性について考察すること(1時間)。 第10回
製造・生産活動と地球環境(3)自動車市場の動向
日本を支える自動車関連産業について、市場との関連で現状を整理してみること。
予習:自動車関連産業とは何か、どのような特徴があるか調べること(1時間)。 復習:日本の自動車関連産業について、市場との関連で現状を整理してみること。(1時間)。 第11回
人工物と地球環境(1)公害問題と対策
公害問題として著名になってしまった歴史的事件を取り上げ、その概要や社会に与えた影響を調査すること。
予習:公害問題として著名になってしまった歴史的事件をいくつか選んでおくこと(1時間)。 復習:特に後世に影響を与えた公害事件について概要や歴史的意義を調査すること。(1時間)。 第12回
人工物と地球環境(2)循環型社会を目指して
循環型社会と言う概念について調べ、一般的にはどのように認識されているかを調べること。
予習:循環型社会とはどのような概念か調べること(1時間)。 復習:一般的な認識、およびその実現と継続について考察すること(1時間)。 第13回
人工物と地球環境(3)COP、EMSとCO2削減の試み
気候変動枠組条約締約国会議いわゆる「COP」について調べ、何が主に議論されてきたか、時系列的にまとめてみること。
予習:気候変動枠組条約締約国会議いわゆる「COP」について開催されるに至った経緯を調べること(1時間)。 復習:何が主に議論されてきたか、時系列的にまとめてみること(1時間)。 第14回
資源・環境の保全に係る地球社会の取り組み
これまでの授業全体を振り返って、新聞記事やテレビニュース(産業、経済関連)を引用しながら現在の資源と環境の課題を概説して見ること。さらに、課題に対する各自の意見を述べてみること。
予習:授業全体を振り返って、新聞記事やテレビニュースを引用しながら現在の資源と環境の課題を概説して見ること(1時間)。 復習:さらに、課題に対する各自の意見をまとめてみること(1時間)。 課題等に対するフィードバック
課題の回答において理解が不十分な部分は、授業内で解説の時間を設ける
評価方法と基準
各回の演習課題を合計点として100点満点で採点し、60点以上を合格とする
テキスト
適宜プリントを配布する。
なお、授業で使用したスライド資料は「クラスプロファイル」「授業資料」に掲載する。 参考図書
特に指定はしない。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
地球的規模で物事を考えられる様になるための科目である。専門科目で学ぶ科学技術の知識に関連しているとともに、諸外国の歴史的文化的背景にも無関係ではありえないことから他の教養科目で学ぶ事柄とも関連している。
履修登録前の準備
日々の新聞記事(産業、経済関連)になるべく触れることが好ましい。
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