シラバス情報

授業コード
510816
オムニバス
科目名
研究分野ゼミ
科目名(英語)
Seminar
配当学年
3年
単位数
1.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
実習
対象学科
基_機械
コース
科目区分
専門科目
必選の別
必修科目
担当者
桑原 拓也
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
配属された研究室で、今後、卒業研究に取り組むにあたり、研究室で実施される研究テーマを理解する。卒研を進める上で必要とされる知識の修得、文献調査および収集、基礎実験および解析の基礎的な技術を身につけて実施することができる。各週に取り組んだ研究の進捗状況をゼミで発表することにより、研究を理解できるとともにプレゼンテーション能力を身につけることができる。
達成目標1
配属された研究室で実施されているテーマを説明できる。【20%】
達成目標2
卒研を始める準備として、基礎的な知識を修得している。また、必要に応じて実験機器の操作方法、データ解析方法を身につける。【20%】
達成目標3
指導教員、卒研生および大学院生とコミュニケーションを図ることができる。【20%】
達成目標4
自分の卒研テーマの意義および社会的背景について説明できる。【20%】
達成目標5
取り組む研究の概略を英語で発表できる。【20%】
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
一部の研究室では、課題解決のためのテーマ設定そのものをゼミの課題とする場合もある。

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
研究室の取組みの理解:研究分野についての説明、研究室の規則、卒研テーマの概略の紹介
流体工学分野の研究背景、課題点、取り組み方法、成果を調べておくこと。研究分野を理解し、自分の興味と照らしあわせておくこと。
第2回
安全教育:研究室で取り扱う高圧ガスや電気機器、化学物質などの取り扱い、整理整頓、緊急時の対応
研究室で取り扱う高圧ガスや電気機器、化学物質などの取り扱い、整理整頓、緊急時の対応を理解し、常に実践すること。
第3回
研究倫理教育:研究の意義と責務、研究倫理について 
研究の意義と責務、研究倫理について深く理解し、常に心掛け研究活動に取り組むこと。
第4回
研究テーマの検討:卒業研究に向けて取り組む研究についての理解と検討 
各自の将来の展望を考え、卒業研究に向けて取り組む研究についての理解し、取り組む研究テーマを複数個挙げておくこと。
第5回
研究テーマの決定:卒業研究に向けて取り組む研究の決定
取り組む研究の背景などを調べておくこと。また、その研究がどのように社会に貢献できるか(研究の意義)を考えること。
第6回
専門基礎知識の修得:研究テーマを遂行する上で必要となる基礎知識の修得、発表スライド作成の基礎
研究テーマを遂行する上で必要となる基礎知識の修得し、まとめること。また研究ノートを作成すること。
第7回
研究背景の調査:取り組む研究の背景や研究動向の文献調査
取り組む研究の背景や研究動向の文献調査し、発表スライドにまとめること。また、関連する専門用語(日本語と英語)を修得すること。
第8回
研究目的の設定:取り組む研究の動機と目的の設定
取り組む研究の動機と目的を設定し、発表スライドにまとめること。また、関連する専門用語(日本語と英語)を修得すること。 
第9回
研究計画:取り組む研究の概要の決定と計画
取り組む研究の概要を決定し、計画を発表スライドにまとめること。また、関連する専門用語(日本語と英語)を修得すること。
第10回
研究の原理の理解:実験および解析の原理の理解
実験および解析の原理を理解し、発表スライドにまとめること。今後、継続して行うこと。また、関連する専門用語(日本語と英語)を修得すること。
第11回
研究理論の修得:研究を行う上で必要な理論の修得
実験および解析の原理を理解する上で必要な必要な理論を修得し、発表スライドにまとめること。今後、継続して行うこと。また、関連する専門用語(日本語と英語)を修得すること。
第12回
実験装置の準備:実験装置の設計や準備、ソフトウェアの選定と準備
実験装置の設計や準備、ソフトウェアの選定と準備を行うこと。関連して、実験装置図やプログラミングのフローチャートなどを発表スライドにまとめること。適宜、図面作成やプログラミングに取り掛かること。今後、継続して行うこと。また、関連する専門用語(日本語と英語)を修得すること。
第13回
実験装置の作製:実験装置の加工や作成、ソフトウェアの導入と使用方法の修得 
実験装置の加工や作成、ソフトウェアの導入と使用方法の修得を行い、進捗状況を発表スライドにまとめること。今後、継続して行うこと。また、関連する専門用語(日本語と英語)を修得すること。
第14回
研究の取組みの再検討:研究計画や方法のフィードバックと再検討
研究を遂行するとともに、適宜、研究計画や方法のフィードバックと再検討を行い、卒業研究へつなげること。進捗状況を発表スライドにまとめること。今後、継続して行うこと。また、関連する専門用語(日本語と英語)を修得すること。 


課題等に対するフィードバック
課題についてはゼミにて解説する。研究に関しては随時アドバイスをすることによりフィードバックする。
評価方法と基準
講義中の課題への取組み(研究の遂行とゼミ発表を含む)、提出されたレポートなどを中心に総合的に評価し、取組みが十分な場合に合格とする。
実習科目であるため、ゼミの全回出席と日頃の取組みが必要。
テキスト
研究室の内容に応じ、専門書籍、研究論文等を利用する。
指導教員の担当する専門科目のテキストを利用する場合もある。
参考図書
研究室の内容に応じ、専門書籍、研究論文等を利用する。
指導教員の担当する専門科目のテキストを利用する場合もある。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
4年の卒業研究Ⅰ・Ⅱで卒研を遂行するための準備となる科目として位置付ける。同時に、2年での機械工学専門科目の基礎的な内容と、3年での専門科目の内容を具体的な課題や問題に適用する場でもある。指導教員や卒研生らとのコミュニケーションを図り、協力関係を作り上げながら問題に取り組む練習期間とする。
履修登録前の準備
数学と物理の全般を復習しておくことに加え、「熱と流体の力学」、「流体力学」をよく復習しておくこと。実験装置を作製するため、機械加工技術も修得しておくこと。