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教員名 : 狩野 みか
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授業コード
511143
オムニバス
科目名
自由に学ぶ工学系の物理学
科目名(英語)
Engineering Physics for Independent Learners
配当学年
1年
単位数
1.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
水曜5限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
自由科目
必選の別
自由科目
担当者
狩野 みか、佐藤 杉弥、服部 邦彦、梅谷 篤史、佐藤 由佳、中村 耀
教室
3-226
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
物理学は様々な科学分野の探求の基礎となる。この科目では、より深く工学を学ぶための基礎となる物理学の素養を、より一層磨くことを目的とする。担当教員との対話や議論の下で、広範な物理学のテーマの中から探求するテーマを自身の興味関心に基づいて設定し、関連する情報や知識を収集・吟味し、それらの探求の成果をまとめ、発表をする。これらの主体的で枠にとらわれない自由な探求の活動を通じて、未修得の分野やより高いレベルの物理学を学んでいく。
達成目標1
自身の興味関心に基づき探求するテーマを設定し、自ら必要な情報を収集・吟味しながら学ぶことができる。【20%】
達成目標2
問題の本質を読み解いて数式を用いて表すことや、得られた結果の数式や数値の意味や妥当性を吟味することができる。【20%】
達成目標3
他者との対話や議論に積極的に取り組み、自らの知識理解を深めることができる。【20%】
達成目標4
進捗状況や得られた結果を発表資料としてまとめ、他者にわかりやすく伝えることができる。【20%】
達成目標5
より高度な問題に対峙する上で必要となる新たな物理概念や知見の理解のために、臆せず挑むことができる。【20%】
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
○
プレゼンテーション
○
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
○
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
本授業の狙い、広範な物理分野の概要の紹介
物理学の既習の内容の中で深掘りしたい内容や、興味関心のある物理学のトピックスについて、事前に考えたり調べたりする。(1時間)授業後は、紹介された内容も踏まえながら、追加で情報収集を行い、探求してみたいテーマについて自ら探ってみる。(2時間)
第2回
探求するテーマの検討
授業内での議論や助言を踏まえながら、追加で文献やインターネットを用いて情報収集を行い、探求するテーマについての絞り込みを進める。(3時間)
第3回
探求するテーマの決定
授業内での議論や助言を踏まえ、探求するテーマを決定する。文献やインターネット上の資料の読み込みを進め、疑問点などは整理しておく。(3時間)
第4回
探求活動の実施計画の立案
自身の探求したいテーマに対して、具体的に必要な実施項目を挙げてみる。どのようなアプローチで探るのか、文献を用いた学修、実験、観察、計算機シミュレーションなど、具体的な方法も検討し、実施計画を立案する。疑問点などを整理しておく。(3時間)
第5回
探求活動の始動
自身が立案した計画に沿って、探求活動を始動する。困難な点や疑問点などは整理し、都度相談できるようにしておく。(3時間)
第6回
探求活動の継続
探求活動を継続する。困難な点や疑問点などは整理し、都度相談できるようにしておく。(3時間)
第7回
中間発表の準備
これまでの探究活動を振り返り、進捗や今後の計画を発表資料としてまとめる。(3時間)
第8回
中間発表
授業前に発表の最終準備と練習を行う。(1時間)
授業後には、中間発表で得られた質問や助言などを振り返り、今後の活動に活かすべきことをまとめる。(2時間) 第9回
探求活動の進め方の再検討
残りの期間でよりよい探究活動を遂行するため、進め方を再検討する。当初予定していた実施項目をチェックし、計画に無理が生じていないか、実施期間は妥当であるかを検討する。担当教員と助言を受けながら、必要であれば今後の進め方を見直す。(3時間)
第10回
探求活動の再始動
探求活動の再始動をする。困難な点や疑問点などは整理し、都度相談できるようにしておく。(3時間)
第11回
探求活動の深化
探求活動をさらに深める。困難な点や疑問点などは整理し、都度相談できるようにしておく。(3時間)
第12回
探求活動の発展
探求活動をさらに発展させる。困難な点や疑問点などは整理し、都度相談できるようにしておく。(3時間)
第13回
探求活動の成果の整理、発表準備
これまでの探究活動の成果を振り返り、自分が学修した内容を他者にわかりやすく伝えられるよう、発表資料としてまとめる。(3時間)
第14回
最終発表と総括
授業前に発表の最終準備と練習を行う。(1時間)
授業後には、探求活動の成果の振り返りとともに、今後自身でさらに探求したいことを考えてみる(2時間) 課題等に対するフィードバック
課題等を含めた授業内での取り組みの状況を踏まえ、授業内での対話や議論を通して適宜フィードバックを行う。
評価方法と基準
平常点(授業内での対話や議論を含む毎回の授業への取り組み状況)70%、中間発表10%、最終発表20%として、総合点を100点として評価する。60点以上で合格とする。
テキスト
指定のテキストはない。必要に応じて資料を配布する.
参考図書
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科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
物理クォータ科目の「物理Ⅱ」を修得済みの学生を対象とし、クォータ科目のカリキュラムではカバーしきれなかった分野や、より高度な内容を題材として扱う、発展的な自由科目である。学生の自由な好奇心を尊重し、個々の興味や能力に応じて柔軟なアプローチを採用する。専門科目の学修や卒業研究のベースとなる基礎力をより強化することを目指した科目である。
履修登録前の準備
本科目は、物理クォータ科目の「物理Ⅱ」を修得済みの学生を対象として開講する。修得済みのクォータ科目で得た物理学および数学の知識を整理しておくこと。
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