シラバス情報

授業コード
520059
オムニバス
科目名
実用機械製図
科目名(英語)
Practical Machanical Drawing
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
月曜1限、月曜2限
対象学科
基_機械
コース
科目区分
専門科目
必選の別
必修科目
担当者
細田 彰一、野口 裕之、青木 勉
教室
製図室
実務家教員担当授業
青木勉は、自動車部品企業でのサスペンション、機構部品開発・設計の実務経験を活かして授業を行う。
担当教員の細田彰一は民間企業でデザインを担当しており、それを活かした授業を行う。
担当教員の野⼝裕之は、公的研究所である⽣産技術研究での実務経験を活⽤した授業を⾏なう。
授業の目的と進め方
設計者になるための基礎技術である機械製図に関して、実務的な知識と能力を身につけることが目的である。機械図面が理解できること、機械製図作業を各自が確実に実施できること、対象とする形状や要求精度を図面として確実に反映できることを学修の達成目標とする。 
達成目標1
JISに基く機械製図の規格を理解し、活用できる。【25%】 
達成目標2
キャスターなどの機械部品の具体的な製図ができる。 【25%】 
達成目標3
歯車や軸などの機械要素部品の製図ができる。 【25%】 
達成目標4
スケッチにより部品や完成形状の認識を行い、図面の製作ができる。 【25%】 
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
投影法の確認、練習課題 
予習:履修登録前の準備を参照。(2時間)
復習:課題のできなかった部分をできるようにしておく。(1時間)
第2回
キャスターの製図-車輪-(課題1-1)
予習:授業で紹介した資料を参照し、課題1-1を仕上げて授業開始時に提出する。(3時間)
復習:授業時の注意や指摘に従い、課題のできなかった部分をできるようにしておく。(1時間)
第3回
キャスターの製図-軸と軸受-(課題1-2)
予習:軸と穴の組合わせ時に考慮するべき、はめあい公差について調べた上で、資料を参照し、課題1-2を仕上げて授業開始時に提出する。(3時間)
復習:授業時の注意や指摘に従い、課題のできなかった
部分をできるようにしておく。
第4回
キャスターの製図-フレーム-(課題1-3)
予習:鋳物部品の製造方法とその特徴について調べた上で、資料を参照し、課題1-3を仕上げて授業開始時に提出する。(3時間)
復習:授業時の注意や指摘に従い、課題のできなかった部分をできるようにしておく。
第5回
キャスターの製図-組立図-(課題1-4)
予習:各部品同士の組合せ手順や寸法について理解した上で、資料を参照し、課題1-4を仕上げて授業開始時に提出。(3時間)
復習:授業時の注意や指摘に従い、課題のできなかった部分をできるようにしておく。
第6回
歯車を用いた装置の製図-軸と軸受-(課題2-1)
予習:幾何公差およびはめあい公差について調べた上で、資料を参照し、課題2-1を仕上げて授業開始時に提出する。(3時間)
復習:授業時の注意や指摘に従い、課題のできなかった部分をできるようにしておく
第7回
歯車を用いた装置の製図-歯車-(課題2-2)
予習:機械要素・製図基礎で学修した歯車について復習した上で、授業紹介資料を参照し、課題2-2を仕上げて授業開始時に提出する。(3時間)
復習:授業時の注意や指摘に従い、課題のできなかった部分をできるようにしておく。
第8回
歯車を用いた装置の製図-フレーム-(課題2-3)
予習:軸と歯車の幾何公差の要となる部品であるので、その項の要点について調べた上で、資料を参照し、課題2-3を仕上げて授業開始時に提出する。(3時間)
復習:授業時の注意や指摘に従い、課題のできなかった部分をできるようにしておく。
第9回
歯車を用いた装置の製図-組立図-(課題2-4)  1回目
課題の進捗管理を各自で行い、遅れていると判断した場合は適切に対応すること。

予習:過去の授業資料や課題1-4を見直し、組立図の理解を深めておく(1時間)
復習:授業での指摘などに基づき、問題点にとその対処について把握しておく。(1時間)
第10回
歯車を用いた装置の製図-組立図-(課題2-4)  2回目
寸法記入等
予習:前回の復習と同内容。(1時間)
復習:授業時の注意や指摘に従い、課題のできなかった部分をできるようにしておく。(1時間)
第11回
現物の製図(課題3) 1回目
ポンチ絵
予習:現物の測定を行うので、定規やノギスなど、測定に使用する道具を準備する。形状をスケッチ記録するが、的確な基準点の設定や第三角法の理解が、読みやすい作図につながるので、投影面の選択など基本的な製図法の要点を復習しておくこと(3時間)。
復習:各自で作成したスケッチ製図・ポンチ絵に基づき課題3の部品図を完成させて授業開始時に提出する。(3時間) 
第12回
現物の製図(課題3)2回目
予習:前回の復習と同内容。(1時間)
復習:授業時の注意や指摘に従い、課題のできなかった部分をできるようにしておく。(1時間)
第13回
全課題の検図・図面管理 1回目
予習:課題の進捗管理を各自で行い、遅れている場合は適切に対応すること。(1時間)
復習:提出課題の問題点について把握すること。(1時間)
第14回
全課題の検図・図面管理 2回目 
予習:課題の進捗管理を各自で行い、遅れている場合は適切に対応すること。
全ての課題を完成させて、修正が必要であれば修正し、A4サイズで書類をまとめ、授業時に提出する(2時間)。 
復習:授業時の注意や指摘に従い、課題のできなかった部分をできるようにしておく。 (1時間)


課題等に対するフィードバック
授業時に課題のできていない点について解説を行う。
課題が不合格の場合はその課題に問題点を記入し、返却してやり直しする。
評価方法と基準
課題点により評価。60点以上を合格とする。
テキスト
『機械製図』実教出版 ISBN:978-4407204377
『機械設計製図便覧』大西 清・理工学社 ISBN:978-4274227875  
参考図書
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
「機械要素・製図基礎]に続く科目である。また、2年以降の設計関連科目につながる内容で、機械製図の実務に必要な知識と技術を修得する。 
履修登録前の準備
初回にテストを行うので、「機械要素・製図基礎」の復習をしておくこと。
製図用具・測定道具の整備や製図用紙の確保を忘れないように。