シラバス情報

授業コード
520099
オムニバス
科目名
機械加工工房Ⅱ
科目名(英語)
Machining Workshop III
配当学年
1年
単位数
1.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
集中講義
対象学科
基_機械
コース
科目区分
カレッジマイスタープログラム
必選の別
選択科目
担当者
二ノ宮 進一
教室
実務家教員担当授業
担当教員の二ノ宮進一は、公的機構での生産技術研究および実生産技術指導の経験を活用した授業を行なう。 
授業の目的と進め方
機械加工工房では、物作りの体験を下に、その中から思考力、理論の理解力、そして創造性を深めることを目的としており、3年間一貫教育の工房である。本科目の目的は、旋盤による加工技術の習得と簡単な部品製作を通して、安全作業、効率の良い作業を習得する。 
達成目標1
小型旋盤の部品製作に必要な部品図(機械図面)から形状を理解して、必要な加工工程を判断できるようになる。
【30%】
達成目標2
工作機械の概要について学習し、特に旋盤作業について機械操作や実際の加工ができるようになる。【20%】
達成目標3
円筒形状の部品を汎用旋盤を使用して各自で製作できるようになる。 【50%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
送りねじメタルの製作
送りねじメタルの部品図を把握し、加工手順書(作業工程表)を作成しておくこと。機械加工工房Ⅰで製作した部品の確認をすること(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第2回
送りハーフナットクランプ軸の製作(荒削り) 
送りハーフナットクランプ軸の課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。 
第3回
送りハーフナットクランプ軸の製作(仕上げ) 
送りハーフナットクランプ軸の課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。 
第4回
ハーフナット軸スペーサーの製作
ハーフナット軸スペーサーの課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第5回
手動送り固定ギアアジャストの製作
手動送り固定ギアアジャストの課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。 
第6回
バックアップピニオン軸の製作 
バックアップピニオン軸の課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。  
第7回
心押し台スリーブの製作(荒削り) 
心押し台スリーブの課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。  
第8回
心押し台スリーブの製作(仕上げ) 
心押し台スリーブの課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。   
第9回
中間取付けねじの製作 
中間取付けねじの課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。  
第10回
中間Vプリー軸とVプーリーの調整
Vプーリー軸の部品図を把握し、加工手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。調整が完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第11回
主軸の製作(荒削り) 
主軸課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第12回
主軸の製作(中仕上げ) 
主軸課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第13回
主軸の製作(仕上げ) 
主軸課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第14回
親ねじブラケットの製作・調整
親ねじブラケットの課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する。全ての製作課題の整理・防錆処理をすること。(3時間)。


課題等に対するフィードバック
課題の進捗状況の報告により、各自が作成した作業工程表をチェックして、
対応策をアドバイスする。
評価方法と基準
製作実習の姿勢と製作品で評価する。製作した部品の60%以上の完成度の場合に合格とする。
テキスト
必要資料(プリント)を配布。 
参考図書
大西 清『機械設計製図便覧』理工学社 ISBN 978-4-274-06959-8
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
「実工学教育」の理念のもと、ものづくりを、企画・設計から製作まで一貫して学ぶことができる。この科目を受講する者は、機械加工工房Ⅰに合格しておく。2年次及び3年次にかけての「機械加工工房ⅢからⅥ」を履修する。
履修登録前の準備
配付された部品図・組み立て図を良く確認しておくこと。