シラバス情報

授業コード
520100
オムニバス
科目名
フォーミュラ工房Ⅱ
科目名(英語)
Formula SAE Workshop II
配当学年
1年
単位数
1.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
集中講義
対象学科
基_機械
コース
科目区分
カレッジマイスタープログラム
必選の別
選択科目
担当者
中野 道王、安原 鋭幸、桑原 拓也
教室
実務家教員担当授業
担当教員の中野道王は、自動車関連の民間企業における研究開発等の実務経験がある。その経験を活かし、車両製作および試験等に関して実例をもとにした授業を行う。 
授業の目的と進め方
フォーミュラーカーの企画・設計・製作・走行を一貫して行うことで、エンジニアとして必要な専門能力と問題解決能力を修得する。さらに、自ら製作した車両を走行させることにより、エンジニアとしての高い責任感を身につけることを目指す。ここでは、比較的簡単な部品の設計と製作を担当することで、フォーミュラーカーの主要部品の設計・製作に必要な能力を修得する。
達成目標1
CADを利用してフォーミュラーカー部品の簡単な設計ができる。【40%】
達成目標2
CAEによりフォーミュラーカー部品の簡単な強度計算ができる。【20%】
達成目標3
旋盤やフライス盤などの工作機械を用いて、フォーミュラーカー部品の製作ができる。【40%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
製作車両の概要
予習:学生フォーミュラ大会のレギュレーションを熟読すること。 (2時間)
復習:部品の製作で用いる工作機械の取り扱い方法や加工手順を復習しておくこと。 (2時間)
第2回
製作対象の候補とする部品の抽出
予習:関係する部品の名称と役割をまとめておくこと。 (2時間)
復習:製作する部品をまとめること。 (2時間)
第3回
新規設計部品の抽出
予習:新たに設計が必要な部品をまとめておくこと。 (2時間)
復習:要求される基本的な諸元をまとめておくこと。 (2時間)
第4回
各部品の構想と仕様決定
予習:担当する部品の構想をまとめること。 (2時間)
復習:担当する部品の仕様をまとめること。 (2時間)
第5回
各部品の設計(基本形状)
予習:基本形状のポンチ絵を作成すること。 (2時間)
復習:仕様と照らし合わせて基本形状を決定すること。 (2時間)
第6回
各部品の設計(詳細形状)
予習:詳細な設計に必要な各部寸法を決めること。 (2時間)
復習:設計図に不備が無いことを確認すること。 (2時間)
第7回
各部品の設計(加工工程検討)
予習:加工に要する作業を抽出すること。 (2時間)
復習:加工工程に基づき設計を見直すこと。 (2時間)
第8回
各部品の設計(強度評価)
予習:CAEの実行手順を確認しておくこと。 (2時間)
復習:CAEから得られた結果を設計に反映できるようにまとめること。 (2時間)
第9回
各部品の設計(相互干渉の評価と細部修正)
予習:関連する部品の図面を確認しておくこと。 (2時間)
復習:加工工程および組付けを考慮して設計に問題が無いことを確認しておくこと。 (2時間)
第10回
各部品の製作(準備)
予習:使用する材料と工具および作業手順を確認すること。 (2時間)
復習:作業手順に問題が無いことを確認しておくこと。 (2時間)
第11回
各部品の製作(荒どりなど)
予習:荒どりの加工手順をまとめること。 (2時間)
復習:中仕上げを行うために問題が無いことを確認しておくこと。 (2時間)
第12回
各部品の製作(中仕上げなど)
予習:中仕上げの加工手順をまとめること。 (2時間)
復習:仕上げを行うために問題が無いことを確認しておくこと。 (2時間) 
第13回
各部品の製作(仕上げなど)
予習:仕上げの加工手順をまとめること。 (2時間)
復習:仮組を行うために問題が無いことを確認しておくこと。 (2時間)  
第14回
仮組と修正
予習:仮組の手順をまとめておくこと。 (2時間)
復習:仮組で明らかになった問題点に対する対策をまとめること。 (2時間)


課題等に対するフィードバック
随時、設計図面や加工、製作について問題解決についてのサポートを行う。
評価方法と基準
部品製作に関する成果物と貢献度にて評価する。指導教員が達成目標に基づいて評価し、60%以上の到達をもって合格とする。
テキスト
参考図書
自動車技術会編著『自動車開発・製作ガイド』自動車技術会(2008) 【ISBN-10: 4904056043、 ISBN-13: 978-4904056042】
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
機械工学科で学ぶ教養科目や専門科目で身に着けた知識および技術をもとに、自発的な課題発見能力と、現場で役に立つ問題解決能力を養成する。さらに、最新鋭の工作機械やCAD/CAM/CAEを使いこなすことで、現場の即戦力となる技術力を養成する。
履修登録前の準備
「フォーミュラ工房Ⅰ」で学習した内容を復習しておくこと。