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教員名 : 二ノ宮 進一
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授業コード
520420
オムニバス
科目名
機械加工工房Ⅵ
科目名(英語)
Machining Workshop VI
配当学年
3年
単位数
1.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
集中講義
対象学科
基_機械
コース
科目区分
カレッジマイスタープログラム
必選の別
選択科目
担当者
二ノ宮 進一
教室
実務家教員担当授業
担当教員の二ノ宮進一は、公的機構での生産技術研究および実生産技術指導の経験を活用した授業を行なう。
授業の目的と進め方
機械加工工房では、物作りの体験を下に、その中から思考力、理論の理解力、そして創造性を深めることを目的としており、3年間一貫教育の工房である。本科目の目的は、NC加工機等による加工技術の習得と簡単な部品製作・組立調整を通して、安全作業、効率の良い作業を習得する。
達成目標1
小型旋盤の部品製作に必要な部品図(機械図面)から形状を理解して、必要な加工工程を判断できるようになる。
【30%】 達成目標2
工作機械の概要について学習し、特にNC加工機の操作や実際の加工・組立調整ができるようになる。【20%】
達成目標3
部品を様々な機械を駆使して各自で製作できるようになる。【50%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
○
実習
○
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
主軸モータカバーの製作(NCプラグラム)
主軸モータカバーの部品図を把握し、加工手順書(作業工程表)を作成しておくこと。「機械加工工房Ⅴ」で製作した部品の確認をすること(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第2回
主軸モータカバーの製作(レーザ切断)
主軸モータカバーの課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(2時間)。完成した部品を計測して管理する(3時間)。
第3回
主軸モータカバーの製作(板金・溶接)
主軸モータカバーの課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(3時間)。完成した部品を計測して管理する(2時間)。
第4回
Vベルトプーリーカバーの製作
プーリーカバー課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(3時間)。完成した部品を計測して管理する(2時間)。
第5回
Vベルトプーリーカバーの製作・調整
プーリーカバー課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(3時間)。完成した部品を計測して管理する(2時間)。
第6回
ハンドル追加工
ハンドルの課題図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(3時間)。完成した部品を計測して管理する(2時間)。
第7回
モータの取り付けおよび配線
モータ組立図から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(3時間)。完成した部品を計測して管理する(2時間)。
第8回
スイッチ等の電装部の取り付けおよび配線
電装部の図面から加工方法の手順書(作業工程表)を作成する(3時間)。完成した部品を計測して管理する(2時間)。
第9回
組立、調整、精度検査(動作確認)
組立・調整の手順書(作業工程表)を作成する(3時間)。手直し部品,不足部品に対応しておくこと(2時間)。
第10回
組立、調整、精度検査(精度確認)
組立・調整の手順書(作業工程表)を作成する(3時間)。調整が完成した部品を計測して管理する(2時間)。
第11回
組立、調整、精度検査(試し削り、部品試作)
組立・調整の手順書(作業工程表)を作成する(3時間)。試し削りした部品を計測して動作確認する(2時間)。
第12回
塗装作業
カラーリングのアイデアを考え、塗装の手順書(作業工程表)を作成する(3時間)。塗装の乾燥、手直し部品、不足部品に対応しておくこと(2時間)
第13回
小型旋盤の仕様書作成・試作品削り
仕様書に必要な情報を収集しておくこと。自作コマなどの製作をすること(2時間)。完成した部品を計測して性能評価する(3時間)。
第14回
最終報告ポスター作成、まとめ
完成品を展示するための準備をしておくこと。成果発表会「旋盤完成披露会」の準備をすること(4時間)。旋盤を展示をして、工房全体の総括をすること。(2時間)。
課題等に対するフィードバック
課題の進捗状況の報告により、各自が作成した作業工程表をチェックして、
対応策をアドバイスする。 評価方法と基準
プレゼンテーションと製作品で評価し、60%以上の完成度の場合に合格とする。
テキスト
必要資料(プリント)を配布。
参考図書
大西 清『機械設計製図便覧』理工学社 ISBN 978-4-274-06959-8
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
「実工学教育」の理念のもと、ものづくりを、企画・設計から製作まで一貫して学ぶことができる。この科目を受講する者は機械加工工房ⅠからⅤに合格しておく。
履修登録前の準備
配付された部品図・組み立て図を良く確認しておくこと。
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