シラバス情報

授業コード
521042
オムニバス
科目名
ソフトウェア基礎
科目名(英語)
Fundamentals of Software and Programing
配当学年
2年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
月曜3限
対象学科
基_機械
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
林 正弘
教室
3-227
実務家教員担当授業
担当教員の林正弘は、三次元測定機などの測定機メーカーにおいて、データ分析やシステム開発などの実務に従事してきた。その実務経験も踏まえ授業を展開する。
授業の目的と進め方
講義および演習を行う。機械工学の立場から、ソフトウェアとは何かについて実例を交えながら学ぶ。演習ではソフトウェアを作成する行為、つまりプログラミングの基礎となる関数・変数・構文についての知識を涵養し、具体的な事例に対しその知識を応用する方法を学ぶことを目的とする。
達成目標1
ハードウェアとソフトウェアの関係について実例を用い説明ができる(重み20%)
達成目標2
ソフトウェアの基本的要素について理解し、実際に操作できる。(重み25%)
達成目標3
ソフトウェアの作成方法を理解し、作成したソフトウェアを実際に実行できる。(重み25%)
達成目標4
与えられた目的に到達するための道筋を考え、ソフトウェアを作成できる。(重み30%)
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
コンピュータの歴史とハードウェア・ソフトウェア
日々の生活の中で、ソフトウェアが活用されている事例を探し、その重要性について考える(1時間)
ハードウェアとソフトウェアの違いと目的について考える(1時間)
第2回
自動化の歴史とソフトウェア(日本工業大学工業技術博物館)
ソフトウェアの働きの中の自動化について、これまでの大学での経験を踏まえ考える(1時間)
ソフトウェアが活用される事による利点をまとめる(1時間)
第3回
基本ソフトウェアと応用ソフトウェア
その存在を意識せずに使っているソフトウェアを探す(1時間)
基本ソフトウェアと応用ソフトウェアの違いについて実例をまとめる(1時間)
第4回
入力および出力を司る、インタフェース(入力装置と出力装置、CUIとGUI)
ソフトウェアの動作しているコンピュータを操作する方法について、調べる(1時間)
コンピュータの操作方法について、各種入出力装置の特徴をまとめる(1時間)
第5回
表計算ソフトウェアと関数の利用
自分のパソコンの表計算ソフトウェアが正常に動作する事を確認する。(1時間)
学んだ関数について、活用方法を考える(1時間)
第6回
手動操作と自動化(表計算ソフトウェアの操作記録機能)
表計算ソフトウェアの操作記録機能が有効になっている事を確認し、実際に記録をする。(1時間)
記録をしたものを確認する。(1時間)
第7回
記録した操作による自動化
同じ記録操作をくりかえし、違いがあるか無いか、有る場合にはその違いの原因を考える。(1時間)
記録を改変したものが確実に動作する事を確認し、しない場合には修正をする。(1時間)
第8回
構文:条件分岐と繰り返し
記録した操作に同じ事をしている場所が無いか確認する。(1時間)
授業で行った以外に、さらに簡素化できる部分が無いか検討する。(1時間)
第9回
アルゴリズム(1)ビンゴカードの作成とその手順
手書きでビンゴカードを作成する。その時に実際にどのような手順で行ったかを記録しておく。(1時間)
ソフトウェア上でのビンゴカードの作成と、手書きでの作成の違いについて、考える(1時間)
第10回
ビンゴカードの作成とその自動化
ビンゴカードの作成において、自動化ができる可能性について考える(1時間)
自動化した作成プログラムの正常な動作を確認する。(1時間)
第11回
インタフェース設計(1)ビンゴカード自動作成
ビンゴカードを作成する際の手順について入出力の観点から再度検討する。(1時間)
表示方法がより良くならないか、実際に作業を行う(1時間)
第12回
アルゴリズム(2)抽選プログラムの動作手順と作成
自動記録機能を使わないプログラムの作成方法について調べておく。(1時間)
授業で考えた手順以外の方法が無いか考える(1時間)
第13回
インタフェース設計(2)抽選プログラムの結果表示
抽選結果のわかりやすい表示について考える。(1時間)
ビンゴゲームにおける判定について検討する。(1時間)
第14回
各種のプログラミング言語
これまで使用してきたプログラミング言語の現状での位置づけを調べておく(1時間)
各種プログラム言語の利用形態についてまとめておく(1時間)


課題等に対するフィードバック
各回の授業での課題の回答は、内容を確認し次回以降の授業展開に反映させる。
評価方法と基準
100点満点中、授業で不定期に実施する小テストを40点、作成したプログラムによる評価を60点とし評価を行う。100点満点中、60点以上を合格とする。
テキスト
都度教員より提示する。
参考図書
立山 秀利著「入門者のExcel VBA」講談社 (2012) 【ISBN978-4062577694】
若狭直道 アンカー・プロ 著「Excel VBA プログラミング作法 パーフェクトマスター」(2018) 【 ISBN978-4798054131】
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
1年次の必修科目「情報リテラシー」で修得したスキルをベースとして、ソフトウェアを利用する事だけではなく、仕組みを考え作成する為の体験を行う。ここで身につけた知識は、卒業研究でのデータ分析等、ソフトウェアの活用につながる。
履修登録前の準備
情報リテラシーで学んだ、2進数、表計算ソフトの使い方とデータ分析について復習をしておくこと。個人のコンピュータを利用し授業を進めるので、確実に動作することを確認する。
基本的には表計算ソフト(Microsoft Excel)を用いるため、動作を確認しておく。
資料配布や課題提出に向けて、インターネットが利用できる事を確実にしておく。