シラバス情報

授業コード
510136
オムニバス
科目名
フィジカルコンピューティング工房Ⅰ
科目名(英語)
Physical Computing Workshop I
配当学年
1年
単位数
1.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
集中講義
対象学科
先_情報,先_データ
コース
科目区分
カレッジマイスタープログラム
必選の別
選択科目
担当者
新井 啓之、橋浦 弘明、船越 裕介
教室
実務家教員担当授業
担当教員の新井は民間企業において、新規技術の提案、技術開発及び実用化等の経験を有している。その経験に基づいてテーマの企画、制作に関する指導を行う。
授業の目的と進め方
現在、動画や音声処理、3次元CGのためのさまざまなフリーソフトウェアが利用できるようになっている。これらに音、光、重力などを感知するセンサーを合わせて利用し、人の感性に応答するコンピュータの可能性を追求するフィジカルコンピューティングが注目されている。こうした技術への強い関心と知識を持った学生を対象に、実際に作品をりながらプログラミング技術を高め、これからのコンピュータの可能性を追求する。 
達成目標1
先端の技術を利用した作品を企画する力を身に付ける【25%】
達成目標2
アイデアを実現するために必要なハード、ソフトとその利用方法を調査できる【25%】
達成目標3
他の学生たちと議論し、協力して改善することができるためのチームワークができる【25%】
達成目標4
作成した作品をプレゼンテーションする技術を身に付ける【25%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ガイダンス
作成する作品のアイデアをまとめておく(3時間)
第2回
調査と作品企画立案
同様なアイデアを活用した製品や研究について調査する(3時間)
第3回
プログラミング基礎1:開発ツールの使い方を学ぶ
使いたい開発ツールについて調べておく(3時間)
第4回
プログラミング基礎2:マイコンやセンサを使ったプログラム
マイコンやセンサを使ったプログラムについて調べる(3時間)
第5回
電子部品、ツールの選定
作品を作成するうえで必要な電子部品やオープンソースのライブラリについて複数調べておく(3時間)
第6回
作品の企画立案
作成したい作品の企画を考える(3時間)
第7回
プロトタイプの作成
最低限の機能を持つプロトタイプのおおまかな設計を行う(3時間)
第8回
プロトタイプの作成 企画についての議論
プロトタイプ作成上の課題を整理にする(3時間)
第9回
プロトタイプのデモ
アピールポイントを整理してプレゼンの準備を行う
他のメンバーの作品について知ってコメントができるようにしておく(3時間)
第10回
企画の修正と最終作品の制作
作品を完成させるために必要な要素や課題を整理する(3時間)
第11回
最終作品の制作
作品作成を進める(3時間)
第12回
最終作品の制作 未解決な技術的課題についての議論
メンバーや教員の支援を必要とすることについてまとめておく(3時間)
第13回
最終作品の作成 デモの準備
作品の作成とデモの準備(3時間)
第14回
最終作品発表会
企画から完成までの流れを振り返り、作品の特徴や独自性の伝わるデモを用意する(3時間)


課題等に対するフィードバック
学修内容を授業内でフィードバックする。
評価方法と基準
作成した作品の完成度(50%),発表(50%)

以下の両方を満たせばC以上となる。
・テーマの提案、中間発表、最終発表の3回の発表を行うこと
・自分で作成した何らかの成果物(作品)があること(完成度は問わない)
テキスト
利用するハード、ソフトに関するWebサイト自ら見つけて活用する
参考図書
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
授業では求められない高度な技術を自ら調べ、実装することで、高い主体性のもとに高度な技術を身に付けるとともに、他の学生たちとの議論を通じて、問題解決の方法を実体験として学ぶ。高度な知識、技術、コミュニケーション力を身に着けた学生を輩出し、授業や自主活動の核となるリーダーを育てる。
履修登録前の準備
オープンソースや各種センサ、電子部品などを利用した作品作りについてWebを通じて調べる。
それをもとに作りたい作品をイメージし、それに必要な技術について調べる。
なお、第1回の授業日(ガイダンス)の時刻と場所は、オリエンテーションにおいて案内する。