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教員名 : 山口 剛
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授業コード
510888
オムニバス
科目名
認知神経科学
科目名(英語)
Cognitive Neuroscience
配当学年
3年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
金曜2限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
自由科目
必選の別
自由科目
担当者
山口 剛
教室
5-602
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
本科目は自由科目であるため、卒業や免許・資格の取得について、本科目で取得した単位は換算されない。
ヒトの基本的な認知機能について、脳の構造も踏まえて、その概要を学修する。基礎知識の習得に加え、実生活と結びつけて考えることが求められる。 受講者数に応じて、授業時間中に学生が行う活動を変更する予定である。レポートの作成・提出はTeamsで実施する予定で、評価のフィードバックもTeamsで閲覧可能となる予定である。そのため、初回の授業に出席し、履修の意志を示して、 Teamsのメンバーとなる必要がある。 達成目標1
ヒトの脳の構造から高次認知機能まで、その基礎的な知識を自身のことばで説明することができる。【50%】
達成目標2
ヒトの認知神経科学的知見に基づいて、自身を中心とした実生活での現象を説明することができる。【50%】
達成目標3
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
発見学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
イントロダクション(半期の流れ、授業の形式、授業目標の確認)
予習: 自分自身が想定されている履修者かを確認する。「学習心理学」における学習や記憶を取り上げている部分を再度学習する。(3時間)
復習: 幅広い認知神経科学という学問について、どのような分野があるか調べる(1時間) 第2回
ヒトの五感とその他の感覚
予習:ヒトの五感を中心とした感覚に関する基本事項を調べる(1時間)
復習:授業中に紹介された内容で、特に気になった部分を調べ、文献にあたる(1時間) 第3回
運動機能
予習:運動機能と脳活動の関連についてイメージをまとめる(1時間)
復習:授業中に紹介された内容で、特に気になった部分を調べ、文献にあたる(1時間) 第4回
情動・感情の基本
予習:情動と感情の共通点と相違点についてまとめる(1時間)
復習:授業中に紹介された内容で、特に気になった部分を調べ、文献にあたる(1時間) 第5回
学習と記憶の基本
予習:古典的条件づけとオペラント条件づけについてまとめる(1時間)
復習:授業中に紹介された内容で、特に気になった部分を調べ、文献にあたる(1時間) 第6回
実行機能の役割
予習:実行機能の基本的な役割を調べる(1時間)
復習:授業中に紹介された内容で、特に気になった部分を調べ、文献にあたる(1時間) 第7回
社会との関わり
予習:ヒトとヒトとの関わり合いにおける心理学的な概念を調べる(1時間)
復習:授業中に紹介された内容で、特に気になった部分を調べ、文献にあたる(1時間) 第8回
脳の領野と基本機能
予習︓ヒトやそれ以外の動物の脳について画像検索し
てイメージをもつ(1時間) 復習︓授業中に紹介された内容で、特に気になった部 分を調べ、⽂献にあたる(1時間) 第9回
認知神経科学の研究手法:観察や介入
予習:認知心理学や神経科学の方法論について調べる(2時間)
復習:授業中に紹介された内容で、特に気になった部分を調べ、文献にあたる(1時間) 第10回
認知神経科学の研究手法:中枢神経系1(脳波)
予習:認知心理学や神経科学の方法論について調べる(2時間)
復習:授業中に紹介された内容で、特に気になった部分を調べ、文献にあたる(1時間) 第11回
認知神経科学の研究手法:中枢神経系2(脳イメージング)
予習:認知心理学や神経科学の方法論について調べる(2時間)
復習:授業中に紹介された内容で、特に気になった部分を調べ、文献にあたる(1時間) 第12回
認知神経科学の研究手法:末梢反応
予習:認知心理学や神経科学の方法論について調べる(2時間)
復習:授業中に紹介された内容で、特に気になった部分を調べ、文献にあたる(1時間) 第13回
計算論的認知・神経科学の紹介:自由エネルギー原理を例として
予習:これまでに興味をもったトピックを調べてまとめておく(2時間)
復習:授業中に紹介された内容で、特に気になった部分を調べ、文献にあたる(1時間) 第14回
まとめ(半期のまとめ、評価の在り方の確認)
復習:これまでに記録した自分の考えや実践案から、本科目における自分自身の学修を再評価する(1時間)
課題等に対するフィードバック
授業終了時のレポートについて採点し、匿名性を充分に確保した上で一部を公開する。
また、授業後の感想や質問については、こちらも匿名性を充分に確保した上で、感想等と担当者の返答を公開する。 評価方法と基準
教育実践レポート(授業後)【50%】
3回以上未提出であった場合、成績評価は「/」となる。 期末レポート(総括)【50%】 未提出の場合は、成績評価が「/」となる。 テキスト
指定しない
参考図書
・嶋田 総太郎 『認知脳科学』 コロナ社 (2017) [9784339078121]
・堀 忠雄・尾崎 久記(監修)『生理心理学と精神生理学 第I巻 基礎』北大路書房 (2017) [9784762829727] ・マーク ベアー・バリー コノーズ・マイケル パラディーソ (著) 藤井 聡 (監訳) 『カラー版 神経科学 −脳の探求−〈改訂版〉』 西村書店 (2021) [9784867060186] 科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
教職科目「学習心理学」の内容について、ヒトの認知機能とその神経機構を含めて、大きく補うことが目的の自由科目である。
履修登録前の準備
教職科目「学習心理学」を履修していることが望ましい。また、「学習心理学」のセメスター後半で学修した内容(学習や記憶)をよく復習しておくことが強く勧められる。
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