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教員名 : 小林 桂子
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授業コード
520298
オムニバス
科目名
インタラクションデザイン
科目名(英語)
Interaction Design
配当学年
3年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
水曜2限
対象学科
先_情報,先_データ
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
小林 桂子
教室
5-104
実務家教員担当授業
担当教員は、メディアコンテンツに関する制作・展示等の実務経験がある。本授業についても、その経験を活用する。
授業の目的と進め方
PCやスマートフォンで使用するアプリやウェブサイト等を制作するとき、人間がどのように情報を認知し、コミュニケーションするかをデザインすることが必要となる。「インタラクションデザイン」は、そのために必要となる基本的な知識・方法論を紹介し、実習と課題制作を通じて実践的に学ぶ機会を提供する。
達成目標1
インタフェースデザインの基礎となる人間の認知モデル,デザインの基本,開発プロセス,評価方法等を理解すること。【50%】
達成目標2
上記の知識、方法論を具体的に実践し、調査・検討ができるようになること【25%】
達成目標3
上記の知識、方法論をPCやスマートフォンといったマルチデバイス環境を想定したアプリケーションデザインを実例に応用できるようにすること。【25%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
○
プレゼンテーション
○
実習
○
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
オリエンテーション/インタラクションデザインの目指すもの
【復習】コンピュータと人間のインタラクションの歴史について、講義内で紹介した流れを説明できるようにする。(1時間)
第2回
人と情報との関わり方
【復習】講義内で紹介したインタラクションデザインに関する重量な出来事や発明について説明できるようにする。(1時間)
第3回
UI(1)人間の認知モデルとUIデザインの基本
【復習】色、形、動き等に対する人間の認知特性とデザインの関係、また情報の構造との関係性を実例を通して説明できるようにする。(2時間)
第4回
UI(2)情報・対話・表現のデザイン
【復習】情報の構造や論理やユーザが行うタスクと、デザインとの関係性を実例を通して説明できるようにする。(2時間)
第5回
UI(3)UIの使いやすさと評価方法
【復習】ユーザビリティとは何か、またその評価項目、評価方法を実際のWEBサービスを例として説明できるようにする。(2時間)
第6回
UX(1)UXデザインの必要性
【復習】UXとは何か、ユーザにとってにとってのUXの意味は何か、サービス提供者にとってのUXの意義は何か、を実例を通して説明できるようにする。(2時間)
第7回
UX(2)UXデザインに関する基礎知識と基本プロセス
【復習】UXをデザインするための方法論、手順を説明できるようにする。(1時間)
第8回
UX(3)利用文脈とユーザー体験の把握
【復習】サービスの基本要件を考慮しながら、UXデザインの基礎となる「ペルソナ」をを作成する。(2時間)
第9回
UX(4)ユーザー体験のモデル化と体験価値の探索
【復習】ペルソナに基づき、講義で作成着手した構造化シナリオを詳細化し、完成させる。(2時間)
第10回
UX(5)アイデアの発想とコンセプトの作成
【復習】講義で紹介されたアイデア発想法にしたがい、実習課題に関するコンセプトを検討し、まとめる。(2時間)
第11回
UX(6)視覚化とプロトタイピング1
実習で作成した構造化シナリオ、コンセプト、インタラクションデザインにしたがい、画面遷移を再現したプロトタイプを実装する。(2時間)
第12回
UX(7)視覚化とプロトタイピング2
実習で作成した構造化シナリオ、コンセプト、インタラクションデザインにしたがい、画面遷移を再現したプロトタイプを実装する。(2時間)
第13回
UX(8)実装と評価
プロトタイプの制作課題の発表と評価結果から、自分の制作した課題について改良点・改善点を検討する(2時間)
第14回
先進的な事例の紹介/本講義のまとめ
【復習】14回の講義、実習全般を振り返り、UI/UXの設計、実装、評価におけるポイントをおさらいしておく。(3時間)
課題等に対するフィードバック
毎回、Forms等を用いて講義の理解度を確認し、必要に応じて翌週にフィードバックを行う。
評価方法と基準
【平常点】50% + 【実習の取り組み状況(提出物)】50%
以下1)〜2)を全て満たせばC以上となる。 1)欠席が4回以下 2)提出物が全て提出されている(全ての課題を実施したものが提出されている) テキスト
参考図書
「コンピュータと人間の接点 (放送大学教材) 」黒須 正明、暦本 純一 著 (放送大学教育振興会)ISBN 978-4595314353
「UXデザインの教科書」安藤昌也 著(丸善出版) ISBN 978-4-621-30037-4 「Designing Interactions」 Bill Moggridge著(The MIT Press) ISBN 978-0262134743 科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
コンピュータの登場によって変化した「デザイン」の考え方の流れについて知り、インタラクションデザインを考える上で基礎となる人間の認知モデル、開発プロセス、評価方法等を理解することは、現在社会のなかで制作されているウェブサイトやウェブサービス、アプリ等について分析する実践的な知見を持つために役立つ内容である。
履修登録前の準備
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