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教員名 : 大宮 望
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授業コード
520341
オムニバス
科目名
経済性工学
科目名(英語)
Engineering Economy
配当学年
2年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
火曜3限
対象学科
先_データ
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
大宮 望
教室
情報工学実験室
実務家教員担当授業
教員は企業における損得計算に関する実務経験がある。その経験を活かし経済性工学に関して実践的なテーマや実例を授業で扱っている。
授業の目的と進め方
本授業は、企業経営において利益を得るために行う意思決定に必要とされる知見修得のために、次の目標を設定する。本授業では、経済性工学に基づいた、計算方法と比較対象及び意思決定について説明を行い、知見を身につける。本授業の目標は、立場によって異なる損得計算の範囲や計算方法などの違いを演習を通じて学び、経済性工学の体系的な知識修得を達成することである。
達成目標1
経済性工学における概念を理解し、実際の企業における経済活動について理解できること。【25%】
達成目標2
経済性工学における概念を理解し、実際の意思決定の場面において排反案から、案を選択できること。【25%】
達成目標3
経済性工学における概念を理解し、実際の意思決定の場面において独立案から、案を選択できること。【25%】
達成目標4
経済性工学における概念を理解し、実際の意思決定の場面において混合案から、案を選択できること。【25%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
○
プレゼンテーション
実習
○
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
経済性工学とは
本日学修した、「経済性工学とは」(配布資料)を再読し経済とは何かを復習すること(復習:1時間)。参考図書3)、4)、5)を一読し「企業活動と経済の関係性」を理解しておくこと(予習:2時間)
第2回
企業活動と経済性工学
本日学修した、「企業活動と経済性工学」(配布資料)を再読し「企業の活動内容」とは何かを復習すること(復習:1時間)。参考図書3)、4)、5)を一読し「個人事業及び企業のメリット、デメリット」を理解しておくこと(予習:2時間)
第3回
経済性工学と管理技術の関係
本日学修した、「経済性工学と管理技術の関係」(配布資料)を再読し「個人事業及び企業のメリット、デメリット」を復習すること(復習:1時間)。参考図書3)、4)、5)を一読し「会社設立に必要な書類及び手続は何か」を理解しておくこと(予習:2時間)
第4回
起業の手続き
本日学修した、「起業の手続き」(配布資料)を再読し「会社設立に必要な書類及び手続は何か」を復習すること(復習:1時間)。参考図書1、2)を一読し「意思決定とはどのようなものか」を理解しておくこと(予習:2時間)
第5回
意思決定と経済性工学
本日学修した、「意思決定と経済性工学」(配布資料)を再読し「意思決定のモデル・目的」とは何かを復習すること(復習:1時間)。参考図書1、2)を一読し「案を選択するために必要な範囲」について理解しておくこと(予習:2時間)
第6回
比較原則とその方法
本日学修した、「比較原則とその方法」(配布資料)を再読し「案選択の範囲」とは何かを復習すること(復習:1時間)。参考図書1、2)を一読し「損得計算と割り勘の違い」について理解しておくこと(予習:2時間)
第7回
損得計算と割勘計算の違い
本日学修した、「損得計算と割勘計算の違い」(配布資料)を再読し「比較と原則及び損得計算と割り勘の違い」とは何かを復習すること(復習:1時間)。参考図書1、2)を一読し「代替案とは何か」について理解しておくこと(予習:2時間)
第8回
案の選択の基本(代替案と相違分比較)
本日学修した、「案の選択の基本(代替案と相違分比較)」(配布資料)を再読し「代替案とは何か」を復習すること(復習:1時間)。参考図書1、2)を一読し「複数案からの選択」について理解しておくこと(予習:2時間)
第9回
案の選択の基本(判断基準と意思決定)
本日学修した、「案の選択の基本(判断基準と意思決定)」(配布資料)を再読し「複数案からの選択方法」について復習すること(復習:1時間)。参考図書1、2)を一読し「排反案からの選択」について理解しておくこと(予習:2時間)
第10回
案の選択の実際(排反案)
本日学修した、「案の選択の実際(排反案)」(配布資料)を再読し「同時に二つ選べない場合の案選択」について復習すること(復習:1時間)。参考図書1、2)を一読し「独立案からの選択」について理解しておくこと(予習:2時間)
第11回
案の選択の実際(独立案)
本日学修した、「案の選択の実際(独立案)」(配布資料)を再読し「独立案の選択指標は何か」について復習すること(復習:1時間)。参考図書1、2)を一読し「混合案からの選択」について理解しておくこと(予習:2時間)
第12回
案の選択の実際(混合案)
本日学修した、「案の選択の実際(混合案)」(配布資料)を再読し「混合案の選択指標は何か」について復習すること(復習:1時間)。参考図書1、2)を一読し案を「その他の案選択」について理解しておくこと(予習:2時間)
第13回
案の選択の実際(その他の案選択)
本日学修した、「案の選択の実際(その他の案選択)」(配布資料)を再読し「寿命が異なる投資の評価方法」について復習すること(復習:1時間)。参考図書1、2)、5)を一読し「企業の決算」について理解しておくこと(予習:2時間)
第14回
決算の検討
本日学修した、「決算の検討」(配布資料)を再読し「企業の決算」及び過去授業で配布した資料を見直し復習すること(復習:5時間)
課題等に対するフィードバック
課題で正答率が低かったものについては、授業内で解説の時間を設ける。
評価方法と基準
平常点(30%)、講義中に行うミニ演習(40%)及び授業を通じて行う演習(30%)
により評価するが授業への取り組み姿勢についても考慮する。 「C」以上の評価を得るためには上記の評価で60%以上の評価を得ることが求められる。 テキスト
配布資料を用いる
参考図書
・伏見多美雄、「おはなし経済性分析」、日本規格協会 ISBN-13: 978-4542902336
・千住鎮雄、伏見多美雄、「経済性工学の基礎」、日本能率協会マネージメントセンター ISBN-13: 978-4820710363 ・竹中平蔵、「竹中教授の14歳からの経済学」、東京書籍 ISBN-13: 978-4487804085 ・渡辺康夫、「企業価値入門」、東洋経済新報社 ISBN-13: 978-4492093108 科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
経済性工学は、今日では、情報系専門学部(学科)はもとより、経営・商学系学部(学科)における企業が求めるシステム化要件の根幹を理解するカリキュラムの中で中核的な科目であり、将来、専門的に情報化に関わるか関わらないかを問わず、身に付けるべき基礎的な科目である。
履修登録前の準備
企業や経済に関する基礎知識を確認するために、事前に参考書を確認すること。
基本的に、継続したグループワークを行うため、講義三回目からの参加はできないので注意すること。 ※三回目から参加したい場合は、必ず教員に相談すること。 |