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教員名 : 衛藤 和文
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授業コード
510263
オムニバス
科目名
数学科教育法Ⅰ
科目名(英語)
Mathematical Education Ⅰ
配当学年
2年
単位数
4.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
土曜3限、土曜4限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,先_情報,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
教職科目
必選の別
教職科目
担当者
衛藤 和文
教室
1-355
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
教員採用試験で出題される数学教育の内容の理解と中学校の数学教師として必要な数学教育の基礎知識を習得することを目標とする。「数学科教育の研究Ⅰ」では、「中学校学習指導要領(数学編)」に示されている内容を理解し、そして「数学的活動」を経験・考察し、教材研究・授業構成・評価について実践した模擬授業ができるようにすることを目的とする。なお、授業開始前に、課題等に対するフィードバックのTeamsをクリックし、Teamsに登録する必要がある。模擬授業、課題演習については次回の授業にて講評する。
達成目標1
学校数学の授業形態に目を向けて現状を把握することができる。【10%】
達成目標2
「中学校学習指導要領(数学編)」で示されている「数学的活動」 を経験・考察し、その観点から教材研
究・授業構成・評価について考察することができる。【20%】 達成目標3
数学的な考え方について、理解し、具体例を持って説明することができる。【20%】
達成目標4
「中学校学習指導要領(数学編)」に基づいた授業の素案をつくり、模擬授業をすることができる。【50%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
○
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
模擬授業
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
数学教育について
中学校学習指導要領 (数学編)について 【予習】数学教育とは何か考え、ノートにまとめてくること。(1時間)
【復習】授業内容を受け、自分の数学教育に関する考え方を見直すこと。中学校学習指導要領(数学編)をよく読んでおくこと。(1時間) 第2回
数学の授業について
学習指導案について 【予習】自分の学校数学の体験をまとめてくること。
(1時間) 【復習】中学校学習指導要領(数学編)の目標を確認 すること。(1時間) 第3回
新学習指導要領の基本的な考え方
「数学的活動」とは 【予習】新学習指導要領の基本的な考え方とは何か、特に「数学的活動」とは何か考え、ノートにまとめてくること。(1時間)
【復習】中学校学習指導要領(数学編)の目標、各学年の目標を復習すること。(1時間) 第4回
単元のとらえ方と授業のとらえ方
数学的な見方、考え方について 【予習】数学的な考え方とは何かを考えまとめてくる
こと。(1時間) 【復習】中学校学 習指導要領(数学編)の各学年の内 容を確認すること。(1時間) 第5回
中学の数と式の扱い
模擬授業と演習 ・正の数・負の数 ・整数と有理数 【予習】学習指導要領および教科書の正の数・負の数
の単元をよくしらべてくること。(1時間) 【復習】正の数・負の数および整数と有理数 につい て、学習指導要領の各学年の内容を確認すること。 (1時間) 第6回
中学の数と式の扱い
模擬授業と演習 ・平方根と無理数 【予習】学習指導要領および教科書の平方根の単元を
よくしらべてくること。(1時間) 【復習】平方根および無理数につい て、学習指導要領 の内容を確認すること。(1時間) 第7回
中学の数と式の扱い
模擬授業と演習 ・実数の連続性 【予習】実数の連続性についてよくしらべてくるこ
と。(1時間) 【復習】実数および無理数について、学習指導要領の内容との関連を確認すること。(1時間) 第8回
中学の数と式の扱い
模擬授業と演習 ・文字式 ・文字式の計算 【予習】学習指導要領および教科書の文字式の単元を
よくしらべてくること。(1時間) 【復習】文字式の計算および多項式について、学習指 導要領の各学年の内容を確認すること。(1時間) 第9回
中学の数と式の扱い
模擬授業と演習 ・結合法則・交換 法則・分配法則 ・計算法則 【予習】学習指導要領および教科書の結合法則・交換
法則・分配法則の単元をよくしらべてくること。(1 時間) 【復習】 計算法則および実数と多項式の性質について、学習指導要領の各学年の内容を確認すること。 (1時間) 第10回
中学の数と式の扱い
模擬授業と演習 ・因数分解 【予習】学習指導要領および教科書の因数分解をよく
しらべてくること。(1時間) 【復習】因数分解と乗法公式に ついて、学習指導要領 の内容を確認すること。(1時間) 第11回
中学の数と式の扱い
模擬授業と演習 ・等式と関係式 ・恒等式と方程式 【予習】学習指導要領および教科書の等式と関係式お
よび方程式についての単元をよくしらべてくること。 (1時間) 【復習】関係式、恒等式と方程式について、学習指導 要領の各学年の内容を確認すること。(1時間) 第12回
中学の数と式の扱い
模擬授業と演習 ・二次方程式 【予習】学習指導要領および教科書の二次方程式の単
元をよくしらべてくること。(1時間) 【復習】二次方程式とその解の公式の取り扱いつい て、学習指導要領の内容を確認すること。(1時間) 第13回
中学の数と式の扱い
模擬授業と演習 ・式の値 【予習】学習指導要領および教科書の式の値について
の単元をよくしらべてくること。(1時間) 【復習】文字式の代入、置き換えと等式、方程式について、学習指導要領の各学年の内容を確認すること。 (1時間) 第14回
中学の数と式の扱い
模擬授業と演習 ・連立一次方程式 【予習】学習指導要領および教科書の一次方程式、連立一次方程式の単元をよくしらべてくること。(1時
間) 【復習 】一次方程式、連立一次方程式の学習指導要領の各学年の内容を確認すること。(1時間) 第15回
中学の数と式の扱い
模擬授業と演習 ・連立一次方程式と行列・行列式 【予習】行列・行列式とベクトルについてよくしらべ
てくること。(1時間) 【復習】行列・行列式および連立一次方程式について、学習指導要領の内容との関連を確認すること。 (1時間) 第16回
中学の数と式の扱い
模擬授業と演習 ・方程式と不等式 【予習】学習指導要領および教科書で取り扱う不等号
と不等式をよくしらべてくること。(1時間) 【復習】不等号と不等式、方程式の学習指導要領の内 容を確認すること。(1時間) 第17回
中学の関数の扱い
模擬授業と演習 ・関数、数列 【予習】学習指導要領および教科書の関数が取り扱わ
れる単元をよくしらべてくること。(1時間) 【復習】関数と写像、および数列について、学習指導 要領の内容との関連を確認すること。(1時間) 第18回
中学の関数の扱い
模擬授業と演習 ・関数とグラフ ・比例と反比例 【予習】学習指導要領および教科書の比例と反比例およびグラフの単元をよくしらべてくること。(1時間)
【復習 】関数とグラフ、比例と反比例および連立一次方程式の学習指導要領の各学年の内容を確認すること。(1時間) 第19回
中学の関数の扱い
模擬授業と演習 ・一次関数と二次関数 【予習】学習指導要領および教科書の一次関数と二次関数、グラフの単元をよくしらべてくること。(1時間)
【復習 】一次関数と二次関数、それらのグラフ、連立一次方程式の学習指導要領の各学年の内容を確認する こと。(1時間) 第20回
中学の関数の扱い
模擬授業と演習 ・指数関数と対数関数 【予習】指数関数と対数関数、それらの法則について
よくしらべてくること。(1時間) 【復習】指数関数と対数関数およびそれらのグラフに ついて、学習指導要領の内容との関連を確認するこ と。(1時間) 第21回
中学の関数の扱い
模擬授業と演習 ・弧度法と三角関数 【予習】弧度法と三角関数、それらのグラフについてよくしらべてくること。(1時間)
【復習】三角関数と逆三角関数およ びそれらの法則とグラフについて、学習指導要領の内容との関連を確認すること。(1時間) 第22回
中学の関数の扱い
模擬授業と演習 ・三角比 ・三平方の定理 【予習】学習指導要領および教科書の三平方の定理の単元と三角比についてよくしらべてくること。(1時
間) 【復習 】三角比と三角関数・直角三角形・三平方の定理について、学習指導要領の内容との関連を確認すること。(1時間) 第23回
中学の図形の扱い
模擬授業と演習 ・平面図形・移動 ・合同と相似 【予習】学習指導要領および教科書の平面図形の移動、合同と相似の単元をよくしらべてくること。(1時間)
【復習】 合同と相似、平面図形について、学習指導要 領の各学年の内容を確認すること。(1時間) 第24回
中学の図形の扱い
模擬授業と演習 ・平面図形・移動 ・合同変換と相似変換 【予習】合同変換と相似変換、図形の移動についてよ
くしらべてくること。(1時間) 【復習】座標変換と行列について 、学習指導要領の内 容との関連を確認すること。(1時間) 第25回
中学の図形の扱い
模擬授業と演習 ・平面図形・円 【予習】学習指導要領および教科書の円の性質の単元
をよくしらべてくること。(1時間) 【復習】円について、学習指導要領の内容との関連を 確認すること。(1時間) 第26回
中学の図形の扱い
模擬授業と演習 ・空間図形・直線と平面、立体 ・位置ベクトル 【予習】学習指導要領および教科書の空間図形の単元
をよくしらべてくること。(1時間) 【復習】立体、直線と平面および位置ベクトルについて、学習指導要領の内容との関連を確認すること。 (1時間) 第27回
中学のデータの活用の扱い
模擬授業と演習 ・確率 ・組合せ 【予習】学習指導要領および教科書の確率・統計の単
元をよくしらべてくること。(1時間) 【復習】確率・組合せおよび統計につい て、学習指導 要領の内容との関連を確認すること。(1時間) 第28回
中学のデータの活用の扱い
模擬授業と演習 ・データの分布 ・標本調査 【予習】学習指導要領および教科書のデータの分布、標本調査の単元をよくしらべてくること。(1時間)
【復習】 データの分布、標本調査について、学習指導要領の内容との関連を確認すること。(1時間) 課題等に対するフィードバック
Teamsを用いる。
評価方法と基準
模擬授業、課題演習および試験を点数化し、60点以上を合格とする。
テキスト
参考図書
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
この科目は、中学の数学の教育職員免許状を取得するための選択科目である。この科目の単位をとら
なければ、数学の教員免許状は取得できない。この科目と「数学科教育の研究Ⅱ」を合わせて、中学 の教員として必要な数学教育の基本を習得することができる。 履修登録前の準備
中学校、高校の数学の教科書を探し、どのような単元があったかを確認しておくこと。数学の教員に
なるための科目であるので、前提となる知識は特に要求しない。ただし、講義中に取り扱う内容につ いては積極的に自分で調べ、発言・発表すること。 |