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教員名 : 辻村 泰寛
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授業コード
510995
オムニバス
科目名
サービス工学と品質
科目名(英語)
Service Engineering and Quality
配当学年
3年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
月曜3限
対象学科
先_情報,先_データ
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
辻村 泰寛
教室
5-203
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
サービス工学とは、サービスに工学的な手法を導入することで、効率的にサービス、従業員の負担軽減や能力の向上を支援することを目的とするもので、主に従業員が顧客に対して提供するサービスを対象としている。本講義は、このような状況を背景としたサービス工学とサービスの品質管理に関する基本的な知識の習得を目的とする。講義を中心に演習を交えて進める。
達成目標1
サービスの本質を理解できる【50%】
達成目標2
統計的アプローチによるサービスの定量的取り扱いができる【30%】
達成目標3
ビックデータの活用方法について理解できる【20%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
サービス工学とは
テキストの第1章を読んで予習する(100分)。情報産業委おけるサービス工学の位置付けについて検討する(100分)。
第2回
大規模データに基づくサービス工学
テキストの第2章を読んで予習する(100分)。実際にビッグデータがどのように利用されているのかを調べる(復習100分)。
第3回
サービス工学基盤技術
テキストの第3章を読んで予習する(100分)。サービス工学の基盤技術には具体的にどのようなものがあるのか復習する(100分)。
第4回
大規模データからの計算モデル構築
テキストの第4章を読んで予習する(100分)。授業中に扱った数理モデルについて復習し理解を深める(100分)。
第5回
統計的因果推論
テキストの第5章の前半を読んで予習する(100分)。統計的因果推論について復習し理解を深める(100分)。
第6回
統計的因果推論のサービス工学への適用
テキストの第5章の後半を読んで予習する(100分)。統計的因果推論が実際にサービス工学に応用されている例を調査する(復習100分)。
第7回
データ同化によるシミュレーション
テキストの第6章の前半を読んで予習する(100分)。データ同化をよく復習しそれによるシミュレーションの特性を復習する(100分)。
第8回
シミュレーションと大規模データ解析の融合
テキストの第6章の後半を読んで予習する(100分)。データ同化によるシミュレーションを用いたビッグデータ解析の可能性について復習する(100分)。
第9回
プロ野球ファンの観戦行動のモデル化
テキストの第7章を読んで予習する(100分)。第7章の事例をシミュレーションして復習する(100分)。
第10回
よりよい医療サービス提供に向けたヒヤリ・ハット情報の活用
テキストの第8章を読んで予習する(100分)。サービス向上のためのヒヤリハット事例を医療関係以外で調査する(復習100分)。
第11回
小売サービス
テキストの第9章を読んで予習する(100分)。身近な小売業をサービス工学の視点で評価してみる(復習100分)。
第12回
サービス視点からのマーケティング情報と意思決定
テキストの第10章を読んで予習する(100分)。意思決定手法について調べる(復習100分)。
第13回
大規模データに基づく顧客行動のモデル化
テキストの第11章を読んで予習する(100分)。授業中に扱った顧客行動モデルを分析して理解を深める(復習100分)。
第14回
授業の総括と今後の展望
サービス工学について改めて定義を確認し、情報産業における必要性を確認する(予習100分)。各自で将来就職を考えている分野でサービス工学をどのように利用するのかを検討する(復習100分)。
課題等に対するフィードバック
レポート課題に対するフィードバックは、授業内において、全体に対する総括として行う。
評価方法と基準
授業中の課題・小テスト(40%)、定期試験(60%)で評価し、全体を100点満点に換算して60点以上で合格とする。
テキスト
本村陽一、竹中毅、石垣司:サービス工学の技術 —ビッグデータの活用と実践、東京電機大学出版局(2012)(ISBN-10:4501551003)
参考図書
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
「啓江情報システム」、「データ工学」を学ぶ上での基礎としての位置付けである。また、「メディアデザインプロジェクト」の前提としても位置付けられる。
履修登録前の準備
「確率・統計」「プロジェクトマネジメント」の内容を復習しておくこと。
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