シラバス情報

授業コード
520170
オムニバス
科目名
現代社会の諸問題
科目名(英語)
Modern Society Issues
配当学年
2年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
月曜2限
対象学科
基_機械,基_電電,基_電情,基_応用,基_環生,先_ロボ,先_情報,先_データ,建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
共通教育科目
必選の別
選択科目
担当者
橋本 秀一
教室
3-323
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
学生が現代の社会について理解し、将来の自分の生活を守るために、現代社会の諸問題について、日本と世界の歴史を参照しながら多面的に、かつ深く理解することができるようになる。授業は40分の授業、20分の授業内小レポート、40分の授業で進めていく。なお、提出された授業内小レポートは、採点し返却する。返却方法については課題ごとに授業内で説明する。
達成目標1
現代社会が抱える状況と諸問題について理解している。【20%】 
達成目標2
現代社会が抱える諸問題の歴史的な経緯を説明できる。【20%】 
達成目標3
資本主義について基本的な理解と、その結果について説明できる。【20%】 
達成目標4
現代の日本と世界の政治・経済状況を整理しながら説明できる。【20%】 
達成目標5
これからの日本と世界の未来についての自分なりのヴィジョンを持てる。  【20%】 
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
現代社会の諸問題を受講するにあたってのガイダンス 
予習として現代社会における様々な問題について調べる(2時間)。復習として授業プリントを読み直し、保守やリベラルといった政治的スタンス、およびインターネットが及ぼす影響についてノートにまとめる(1.5時間)。
第2回
日本の未来像について 
予習として日本の未来の姿について調べる(1.5時間)。復習として将来の日本がどうなっていくかを10年単位でノートにまとめなおす(2時間)。
第3回
日本のイデオロギー、「家」について 
予習としてイデオロギーとは何か、イデオロギーには具体的にどういうものがあるのかについて調べる(1.5時間)。復習として授業プリントを読み直し、「家」が歴史的にどのように変遷していったのかをノートにまとめる(2時間)。
第4回
日本のイデオロギー、資本主義について
予習として資本主義とは何かついて調べる(1時間)。復習として授業プリントを読み直し、資本主義とグローバリゼーション、会社制度についてノートにまとめる(2.5時間)。
第5回
『空き家問題』の実態と未来について 
予習として日本の不動産事情とその不安定な未来ついて調べる(1時間)。復習として学生自らの家の状況を家族にヒアリングなどをして調査し、現状を把握する(2.5時間)。
第6回
インフレとデフレについて 
予習としてインフレとデフレについて調べる。(1時間)。復習として、世界の中での日本の戦後の経済状況の推移をノートにまとめる(2.5時間)。
第7回
人工知能について 
予習として人工知能の歴史とこれからの展望について調べる。(1時間)。復習として人工知能が現在どのように利用されているのか、また今後どのように発展しいくのかを各種メディアを用いて調べる(2.5時間)。
第8回
公共事業について 
予習として日本における公共事業の実態と位置づけについて調べる。(1時間)。復習として、自分がどのような地域に住んでいるのかをハザードマップなどで調べ日本が大きな災害に見舞われたときにどうするべきなのかを調べる(2.5時間)。 
第9回
中毒がもたらす社会問題について
現代社会を蝕んでいる中毒問題について調べる(1時間)。復習として中毒が脳にどのような影響をもたらすか、また中毒がどのような社会問題を引き起こしているかを調べてノートにまとめる(2.5時間)。
第10回
格差社会・貧困問題について
予習として格差社会・貧困問題の実態について調べる。(1時間)。復習として、格差社会が生まれた歴史と格差がこれからどのようになっていくのかをノートにまとめる(2.5時間)。 
第11回
日本の現在の政治状況について
予習として日本の現在の政治について新聞などついて調べる。(1時間)。復習として、日本の政治の仕組みについてまとめる(2.5時間)。 
第12回
世界の中での日本の立ち位置について
予習として世界と日本の関係のニュースを調べる。(1時間)。復習として、授業プリントを読み直し、指定された資料を通して理解を深める(2.5時間)。 
第13回
エネルギー問題について
予習として日本のエネルギー事情について調べる(1時間)。復習として、授業プリントを読み直し、指定された資料とニュースを通して理解を深める(2.5時間)。 
第14回
第1~13回の授業の総括
予習として、新海誠監督の映画「君の名は。」を見ておく(2時間)。復習として、日本の地方創生の問題をノートにまとめて整理する(1.5時間)。


課題等に対するフィードバック
授業内小レポートは授業内に返却する。
評価方法と基準
毎回の授業内小レポート(39%)+テスト(61%)。13回の授業において、1回3点の小レポートを課す。第14回の授業内で61点満点の総合テストを行い、授業内小レポートとあわせて総合得点を100点とし、60点以上を合格とする(すなわち、60%が合格ラインでC評価となる)。また、先に記したとおり、提出された授業内小レポートは、採点し返却する。返却方法については課題ごとに授業内で説明する。 
テキスト
毎回プリントを配布する。  
参考図書
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科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
現代の世界と日本の状況や問題を概観する科目である。現代社会は非常に複雑であり、歴史と諸問題が複雑に絡み合っていて、包括的に理解することが非常に困難になっている。こうした諸問題を一つ一つ丁寧に紐解き、深く考えることによって現代社会の見取り図を再構成し、ある概念地図を作成することができる。
履修登録前の準備
現代社会には多くの問題が存在する。それは受講する学生自身の問題であり、家族の問題であり、政治や社会の問題であり、さらには全世界の問題である。こういった問題を履修登録前にまずは新聞や書籍や各種メディアを用いて特定し、それについて自ら考察しておく。