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教員名 : 粂野 文洋
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授業コード
520221
オムニバス
科目名
ソフトウェア工学
科目名(英語)
Software Engineering
配当学年
2年
単位数
3.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
月曜3限、月曜4限
対象学科
先_データ
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
粂野 文洋
教室
5-401、5-402
実務家教員担当授業
担当教員の粂野文洋は、情報システムの開発の実務経験がある。
その経験を生かし実践的な事例(失敗しやすい点や留意すべきポイント)を授業で扱っている。 授業の目的と進め方
高度情報化社会を支えるIT技術者にとって、ソフトウェア工学に関する知識は必須の知識になっている。講義ではソフトウェア工学の理論的な知識に加えて、システム開発の事例を交え、大規模かつ複雑化するソフトウェア開発においてIT技術者がもつべき実務的な知識について詳しく解説する。同時に修得した知識を実際のソフトウェア開発・保守に応用したときの問題点や課題を演習を通して体得する。
達成目標1
ソフトウェア開発プロセスについて説明できる【10%】
達成目標2
要求工学について説明できる【20%】
達成目標3
構造化技法について説明ができる【30%】
達成目標4
UML,オブジェクト指向分析設計について説明できる【30%】
達成目標5
テスト技法について説明できる【10%】
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ソフトウェア工学の目的
ソフトウェアプロセス成熟度 ソフトウェアプロセス成熟度の概要を復習する事(1時間)
ウォータフォールモデルとは何かを調べ,理解しておくこと(1時間) 第2回
要求工学とRFP
要求の構造的展開 要求の構造的展開の演習課題を完成させておくこと(1~2時間)
第3回
開発方法論(開発プロセス)
構造化分析手法(DFD) 開発方法論について,復習を行うとともに,DFDの演習課題を完成させておくこと(2時間)
ソフトウェアの設計手法にどのようなものがあるか調べておくこと(1時間) 第4回
構造化設計(概要・データ設計)
機能設計及びインターフェイス設計の演習課題を完成させておくこと(2~3時間)
第5回
構造化設計(システム動作設計)
システム動作設計の演習課題を完成させておくこと(1~2時間)
第6回
構造化設計(内部設計)
内部設計にかかわる演習課題を完成させること(1時間).モジュールの概念,望ましいモジュール構成について調べておくこと(1時間)
第7回
構造化設計(プログラム設計の基礎)
NSチャートの演習課題を完成させておくこと(1時間)
7回までにならった技術の復習をしておくこと(2時間) 第8回
理解度の確認
理解度の確認で間違えた部分を再度チェックしておくこと(2~3時間)
第9回
オブジェクト指向プログラミングの基本概念
カプセル化,クラス(インスタンス、コンストラクタ)について復習をしておくこと.コンストラクタの演習課題が終了していない場合は、演習課題を完成させておくこと(1時間)
第10回
オブジェクト指向プログラミング(実装の仕組み)
継承・多様化の演習課題を完成させておくこと(2時間)
第11回
デザインパターン
デザインパターンとは何か,その例も含めて復習しておくこと.授業で紹介したパターン以外のものも調べておくこと・.デザインパターンの演習課題を完成させておくこと(2時間)
第12回
オブジェクト指向分析・設計(オブジェクト指向設計分析の基本的な考え方。オブジェクト指向分析設計で使用する設計図表)
オブジェクト指向分析設計(ユースケース)の演習問題を完成させておくこと(2時間)
第13回
オブジェクト指向分析・設計(様々なオブジェクト分析設計手法、MVCモデルを意識したクラス設計)
MVCモデルを考慮に入れたクラス図の演習問題を完成させておくこと(1~2時間)
第14回
テスト技法概論・テスト設計
1回から14回までの内容を改めて復習しておくこと.演習課題が提示されている場合はそれを終わらせておくこと(2時間)
課題等に対するフィードバック
課題についてはすべて解説を行う
評価方法と基準
レポート評価50%+定期試験(レポート課題または試験実施)50%とする。定期試験を重視するが演習の取り組み姿勢にも配慮する。
「C」以上の評価を得るためには、上記評価基準において、60%以上の評価を得ることが求められる ただし、上記の割合はおおよその目安である テキスト
参考図書
回によってテキスト・参考書が異なる場合があるのでその都度掲示する.
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
本科目はソフトウェアの設計開発に必要な基礎知識を修得し、要求仕様書や設計仕様書の作成能力を身につけることを目的とした演習科目である。
履修登録前の準備
「データサイエンスプログラミングⅠ」「データサイエンスプログラミングⅡ」の内容を復習しておくこと.
「データベース」の単位を取得していることが望ましい |