シラバス情報

授業コード
520997
オムニバス
科目名
卒業研究Ⅰ
科目名(英語)
Graduation Thesis I
配当学年
4年
単位数
4.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
実習
対象学科
基_機械
コース
科目区分
専門科目
必選の別
必修科目
担当者
小林 和也
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
機械工学にもとづく総合的課題解決能力、および、安全な作業や環境を維持する能力を身につけることを目的とする。3年次までの科目において学習した知識や技能を基礎として、研究課題を設定し、背景や従来技術を調査・分析し、問題の解決法などを検討・提案する。さらに、この有効性を実験や作品等により示す。具体的には、学生は、所属する研究室の教員から指導を受け、装置設計、作品製作、実験を進め、レポートやプレゼンテーションとして成果を表現する。また、安全な作業や環境を維持するために、学生安全委員会を組織して活動する。 
達成目標1
設定した研究テーマに対して、研究計画を策定することができる。【20%】
達成目標2
研究の背景などの必要な情報を収集し、自ら学ぶことができる。【20%】
達成目標3
研究に必要な実験の遂行能力、コンピュータ処理能力などを身につける。【20%】
達成目標4
周囲の協力者と効率よく意思疎通し、力を合わせて研究遂行に当たることができる。【20%】
達成目標5
実験データなどの結果を分析し、取りまとめて報告することができる。【20%】
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
テーマによって異なるが、これまでの技術的な課題や不明確な現象に対しての解決策や改善策を背景やリソースを理解しながら解決する取組み。

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
研究のテーマの決定
これまでの授業や研究室の専門性を軸にして、研究テーマの案を考えてくる。またはいくつかの研究室のテーマの中から課題を解決するテーマを考える。【予習5時間】【復習5時間】
第2回
研究計画の立案1
指導教員とさらにディスカッションし、計画をさらに深めておくこと。【予習5時間】【復習5時間】
第3回
研究の遂行(第1期初期)
研究をはじめるにあたり、所属研究室の過去の研究成果について残された課題などを整理しておくこと。【予習5時間】【復習5時間】
第4回
研究の遂行(第1期中期)
指導教員とディスカッションし、卒業研究の具体的な計画を立てること。【予習5時間】【復習5時間】
第5回
研究の遂行(第1期後期)
指導教員とディスカッションした内容を見直し、卒業研究の成果を意識して、研究計画を決定すること。【予習5時間】【復習5時間】
第6回
研究に関する文献調査(第1期) 
継続的に主テーマに関する文献を調査しておくこと。特に指導教員からアドバイスをもらい研究に直結した論文を精査すること。【予習5時間】【復習5時間】
第7回
研究テーマの周辺技術の文献調査(第1期)
研究テーマに関連した周辺分野について、自身の研究領域以外の分野を理解する。共通する科学技術の考え方 を身に付けるために、継続的に学習しておくこと。【予習5時間】【復習5時間】
第8回
骨格の構築(第1期)
課題に対する基礎となる考え方を整理し、提案や改善のための複数の仮説を組み立てる。【予習5時間】【復習5時間】
第9回
実験計画(第1期)
実験の計画を作成し、必要な装置や計測器類を準備する。与えられた期間、予算、環境、設備といった制約条件を意識して現実的な研究計画を練る。【予習5時間】【復習5時間】
第10回
研究の遂行(第1期前期) 
実験や調査にもとづき、仮説の検証を行うために、実験装置を準備の準備や調査方法の吟味を行う。【予習5時間】【復習5時間】
第11回
研究の遂行(第1期中期)
実験や調査によって得られるデータやパラメータを処理するため、必要なデータやパラメータの背景を理解する。 【予習5時間】【復習5時間】
第12回
研究の遂行(第1期後期) 
実験や調査によって得られたデータやパラメータを意味のある形に整理し、検討した仮説との整合性を照合する。実験内容や調査方法の詳細を十分に理解しておくこと。【予習5時間】【復習5時間】
第13回
実験または作品制作のまとめ(第1期)
第1期の取組をまとめ上げるために必要なスキルや方法を調べておくこと。【予習5時間】【復習5時間】
第14回
中間発表の準備
資料作成には指導教員からの指導を受けて、概要および発表会のプレゼンテーションを作成する。【予習5時間】【復習5時間】


課題等に対するフィードバック
研究への取り組みにおける進捗状況や課題について個別の講評し、研究がより良い方向へと進められるよう、不足している点や改善すべき点などを具体的にアドバイスする。
評価方法と基準
概要を提出する。中間発表会でプレゼンテーションを行い、教員からの質疑に対応する。
指導教員が達成目標に基づいて評価し、60%以上の到達をもって合格とする。
テキスト
テキスト、参考書は各指導教員により指示される。学術論文が相当する場合もある。これらに加えて、自ら進んで情報を収集する事が求められる。
参考図書
テキスト、参考書は各指導教員により指示される。学術論文が相当する場合もある。これらに加えて、自ら進んで情報を収集する事が求められる。 
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
ディプロマポリシーの【実践的技術力】に記載の「技術の適切な活用」および【豊かな人間性と社会性】における「自主的かつ計画的な学修」「協調して取り組む課題解決」および「正確な意思伝達と他者との議論」に関連する。
カリキュラムマップ上では、学部の集大成としての実践の場も位置付けられる。特に関連する科目としてはゼミナールIおよびII(2018年度以降のカリキュラムでは研究分野ゼミ)が卒業研究に直結する。
履修登録前の準備
ゼミナールIおよびII(2018年度以降は研究分野ゼミ)を合格していること。
3年次までの学習を基礎とし、更に高度な知識と能力が要求されるため、3年次までの学習全てが準備学習である。