シラバス情報

授業コード
520081
オムニバス
科目名
機械製図
科目名(英語)
Mechanical Drawing
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
月曜4限
対象学科
先_ロボ
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
安原 鋭幸
教室
5-301、5-302
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
将来、設計したものの図面を自ら描けるようになるため、投影図・三角法・線の 種類・寸法線記入法等の基本事項を把握し 、寸法公差・幾何公差・表面性状等の精度・仕上げの指示方法を含めて、基本的な記載方法を修得する。さらにねじ・歯車・ 軸・フランジ等の一般的な機械要素の製図が出来るようになる。
各回のテーマに沿った課題について、重要なポイントを説明したのちに、図面を作成する。
達成目標1
製図の作法を修得する意義を説明できる。【10%】
達成目標2
投影図・三角法・線の 種類・寸法線記入法を説明できる。【30%】
達成目標3
寸法公差・幾何公差・表面性状等の精度・仕上げの指示方法を説明できる。【30%】
達成目標4
ネジ・歯車・ 軸・フランジ等の具体的な機械要素の製図を描くことができる。【30%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
ガイダンス・図面の様式・第三角法
【予習】図面の様式や書き方について定めているJIS(日本工業規格)について、製図に関連する点を調べる。(1時間)
【復習】図面の様式・第三角法について作図課題をやり直す。(1時間) 
第2回
線の種類
【予習】製図によく利用される実線、破線、一点鎖線、二点鎖線の用途の違いを中心にその他の線についても理解しておくこと。(1時間)
【復習】線の種類に関する作図課題をやり直す(1時間) 
第3回
寸法記入法(基本) 
【予習】寸法線、寸法補助線、引き出し線、等それぞれの項目について書き方とその意味を理解しておくこと。(1時間)
【復習】寸法記入法(基本)に関する作図課題をやり直す (1時間)  
第4回
寸法公差とはめあい
【予習】寸法公差を利用する意味をしっかりと理解すること。また、はめあいについては穴と軸での記号の違いやはめあいの種類について復習しておくこと(1時間)
【復習】寸法公差とはめあいに関する課題をやり直す(1時間) 
第5回
寸法記入法(応用) 
【予習】より複雑な製図における寸法の記入方法を学習するため、寸法記入法の基礎をしっかりと復習しておくこと。(1時間)
【復習】寸法記入法(応用)に関する課題をやり直す(1時間) 
第6回
幾何公差 
【予習】幾何公差に用いる記号は数が多いため、演習で利用しなかった記号についてもしっかりと復習しておくこと。(1時間)
【復習】幾何公差に関する課題をやり直す(1時間) 
第7回
表面性状 
【予習】算術平均粗さと最大高さの違いについて記入法だけでなく、意味についても理解し、古い規格の記入法についても復習しておくこと。(1時間)
【復習】表面性状に関する課題をやり直す(1時間) 
第8回
材料の種類
【予習】材料についても自分で調べ、その特性や記入方法についても調べる。(1時間)
【復習】材料の種類に関する課題をやり直す(1時間) 
第9回
ねじの製図
【予習】ねじの製図方法だけでなく、その種類や特性について調べ製図方法と合わせて理解しておくこと。(1時間)
【復習】ねじの製図に関する課題をやり直す(1時間)  
第10回
軸の製図 
【予習】軸の製図に関して、寸法公差やはめあいを利用するためこれらの項目をしっかりと復習しておくこと。(1時間)
【復習】軸の製図に関する課題をやり直す(1時間) 
第11回
フランジの製図 
【予習】幾何公差を多く利用するため、幾何公差の各項目についてしっかりと復習しておくこと。(1時間)
【復習】フランジの製図に関する課題をやり直す(1時間)  
第12回
歯車の製図
【予習】歯車の種類や利用方法について身近な利用例を基にして調べ、それぞれの歯車の特性を理解しておくこと。(1時間)
【復習】歯車の製図に関する課題をやり直す(1時間) 
第13回
最終課題
【予習】これまでの講義内容を全般的に利用した課題であるため、講義全体の復習をしておくこと。(1時間)
【復習】最終課題を見直しやり直す(1時間)
第14回
最終課題と総合的な解説
【予習】最終課題の評価を行うため、これまでの講義内容を全般的、講義全体と課題を復習をしておくこと。(1時間)
【復習】最終課題を見直し、解き直す。(1時間) 


課題等に対するフィードバック
各回の課題を授業中に行い、終了時間までに教員がチェックしたのちに受理する。
次週の授業の冒頭に、理解を定着させるため注意点を再度説明する。
評価方法と基準
最終課題(50%)と授業時間内に行う製図課題(50%)を総合的に評価し、60点以上を合格(C評価)とする。

 
テキスト
資料を毎回配布する
参考図書
『基礎から学ぶ機械製図』オーム社(2012)【ISBN: 978-4-274-21290-1】 
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
本講義は、カリキュラムマップの専門科目のハード系・機械系における「機械工学概論」と「機械製図」を橋渡しする科目であり、機械を設計する上でなくてはならない製図の知識の基礎を身につける為の講義である。2年次の設計製図に必要である基本的なルールについて講義と演習を通して学ぶ。 
履修登録前の準備
1年春学期の科目であるので、前提となる知識は特に要求しない。ただし、講義中に紹介した内容については積極的に自分で調べたりすること。