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教員名 : 加藤 秀次
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授業コード
521085
オムニバス
科目名
教職論
科目名(英語)
Study of Education
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
木曜2限
対象学科
先_情報,先_データ
コース
科目区分
教職科目
必選の別
教職科目
担当者
加藤 秀次
教室
2-276
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
本科目は、教職の入門編として教職の意義及び教員の役割、資質能力、職務内容等について理論的かつ実践的に理解を深め、教員に求められる資質・能力を身に付け、講義を通して教職への適性を判断し進路選択に資することを目的とする。
本科目は、講義を主としながらグループ討議や課題、小論文等織り交ぜながら学校教育に関わる内容を幅広く学修する。 達成目標1
教職の意義及び教員の役割、資質・能力、職務内容等について、理論的かつ実践的に理解を深めることが
できる。【30%】 達成目標2
教員の具体的な仕事や教員養成・採用まで、学校教育に関する内容を幅広く理解することができる。【30%】
達成目標3
教職への認識を高め、教職の道に進む決意を新たにすることができる。【10%】
達成目標4
自己を振り返り、他者との意見交流を深めることにより、自分なりの教育観や学習観を持つことができる。【10%】
達成目標5
今日の学校教育が抱える諸課題について、自由闊達に論ずることができ、解決策を提示することができる。【10%】
達成目標6
人間にとって教育の重要性を認識するとともに、教員の未来に明るい展望を見出すことができる。【10%】
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
○
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
オリエンテーション
教職の意義(その1) 教職課程と教員免許、公教育、教員の存在意義 教職課程の仕組みや教職の実際について調べておく。(1時間)教職課程の受講動機について、考えをまとめ整理する。(1時間)
第2回
教職の意義(その2)
教職の職業的特徴、教職課程今後の履修科目について 教職科目、専門学科に位置付けられている科目 教職受講動機の小論文 教職課程のカリキュラムについて、各学科に応じた単位取得方法等、教職課程ハンドブックで調べておく。(1時間)教職の職業的特徴を要点整理する。(1時間)
第3回
教育の本質・役割(その1)
「教育とは何か」について 教育の必要を考えるために、ルソーの「エミール」、「アヴェロンの野生児」、「野生のエルザ」等の文献を調べておく。(1時間)教育者・哲学者の言葉調べ(格言や名言等)を行いレポートを提出する。(2時間)
第4回
教育の本質・役割(その2)
「教職の意義」について 教職の特殊性や教職の意義等について、教育基本法や学習指導要領から事前に調べておく。(1時間)教職の意義について要点整理を行う。(1時間)
第5回
教職の歴史(その1) これまでの教員
わが国における江戸時代から戦前までの教員像の変遷 幕末から明治にかけて教育に貢献した偉人(福沢諭吉、森有礼、新島襄など)の功績等を調べておく。(1時間)戦前の教育制度について要点整理を行う。(1時間)
第6回
教職の歴史(その2) これからの教員
現代の教師像、これからの教員の在り方について 「教教員は専門職」、「教員免許制度」、教員に求められる資質・能力等について調べておく。(1時間)講義内容と中教審答申や教育職員養成審議会答申等の要点整理を行う。(1時間)
第7回
教員に求められる資質・能力(その1)
理想の教員像についてグループ討議をする 自分が考える理想の教員とは何か。自分の考えをまとめてくる。(1時間)グループ討議の結果をまとめ要点整理を行う。(1時間)
第8回
教員に求められる資質・能力(その2)
教員の資質・能力、教員の職務内容(服務、校務分掌、生活指導等) 学校教育法9条、地方公務員法16条、教育職員免許法5条を事前に調べておく。(1時間)教職員の身分と任用職務内容について要点整理を行う。(1時間)
第9回
教員に求められる資質・能力(その3)
教育公務員としての身分、義務、研修、規定等 教員の身分保障と分限・懲戒、教員件数等について、地方公務員法、教育公務員特例法等で調べておく。(2時間)分限処分、懲戒処分について要点整理を行う。(1時間)
第10回
教員の仕事・役割(その1) 教職員の職務、学習指導
校長、副校長、教頭、教諭、その他の教職員の規定等 教職員の職務について、学校教育法37条を読み込んでくる。(1時間)年間指導計画、学習指導案、学習の評価について要点整理を行う。(2時間)
第11回
教員の仕事・役割(その2)
生活指導、進路指導、教育相談、教師の懲戒権等 教員の懲戒権と体罰の関係について、最近のニュースや教育委員会等の事例、判例等を調べておく。(2時間)進路指導、教育相談の現状を学校ホームページ等で調べ要点整理を行う。(1時間)
第12回
教員の仕事・役割(その3) 学級経営
ホームルームの機能、学級担任の役割、授業以外の活動等 教員の採用・教員免許制度について 学級経営、学級担任の仕事内容、授業以外の仕事内容について調べておく。(2時間)担任の職務内容について要点整理を行う。(1時間)
第13回
工業科の実習に関わる安全教育・環境教育について
実習に関わる安全作業の方法及び実習に関わる環境整備の必要性について、ホームページ等で調べておく。(1時間)実習科目を担当することを前提に安全指導、環境教育について要点整理を行う。(2時間)
第14回
学校の組織的な取り組み(チーム学校)について
事例を基にグループ討議を行う。 秋学期の振り返りと自己評価 学校と保護者、地域や関係諸機関との連携や役割分担等の事例を学校ホームページ等から調べておく。(1時間)学校の組織的な対応について要点整理を行う。(1時間)
課題等に対するフィードバック
提出された課題等は、次回の講義で紹介・講評を行い、必要があれば補足説明をする。
評価方法と基準
期末試験50%、授業毎の課題30%、小論文、言葉調べ20%を基本にして総合評価する。総合点を100点満点とし、総合点が60点以上、70点未満を評定Cとする。
テキスト
教職教育センターで作成した教材(資料・プリント等)を適宜配布する。
参考図書
教職課程研究会 『新教職論』三訂版 実教出版【ISBN 978-4-407-34777-7】
佐藤晴雄 『教職概論−教師を目指す人のためにー』 学陽書房 2015【ISBN 978-4-313-61139-9】 『教育小六法』 学陽書房【ISBN 978431011915】 J・M・Gイタール 『新訳アヴェロンの野生児』 福山出版 1978【ISBN 978457121507」 科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
本科目は、教育職員免許法に規定されている科目である。本科目は、教職の入門編として位置付けているので、教職課程へのスタート台になることになる。2年生から教職課程を本格的に履修しようとする学生は、「教職論」を1年生で履修しなければならない。
履修登録前の準備
「教職課程への受講動機」と「自身が目指す理想の教師像」について自分の考えをまとめておくこと。
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