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教員名 : 岩野 忠史
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授業コード
510248
オムニバス
科目名
インテリアCADⅠ
科目名(英語)
Interior CAD I
配当学年
2年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
金曜3限、金曜4限
対象学科
建_建築_Lコース
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
岩野 忠史
教室
W10-403 DD室A
実務家教員担当授業
担当教員の岩野忠史は、木造建築物やRC造建築物などの建築設計、及び現場監理に関する実務経験があり、その経験を活かし、精度の高い図面の作成を授業で行う。
授業の目的と進め方
建築・インテリア・家具などにおいて、CADは幅広く使われているツールです。VectorWorksを用いて平面図や断面図、立面図など基本的な2次元建築図面と3次元立体のモデリングを作成するための技術と、魅力的に人に伝えるためのパースなどの図面表現を修得する。
提出された課題図面は添削し、返却します。返却方法は課題ごとに授業内で説明します。 課題図面の添削箇所を修正してください。 達成目標1
データとして管理すべき項目を設定できる【20%】
達成目標2
基本的な作図コマンドを操作し、平面図の作図ができる【15%】
達成目標3
断面図の作図ができ、ハッチングなどの図面表現ができる【10%】
達成目標4
複層階の平面図や立面図の作図ができる【10%】
達成目標5
室内空間の3Dデータの作成、モデリングされた室内空間から視点の設定ができる【15%】
達成目標6
室内空間の3Dデータの作成からインテリアパースの作成までの一連の流れについて操作できる【10%】
達成目標7
作成した各図面をレイアウトし、プレゼンテーションの紙面を大判プリンターで印刷できる【20%】
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
CAD(Computer Aided Design)の概要
CADの種類と特徴 建築専門書などのCADを用いて描かれた魅力的な図面を複数とりあげ、その手法を分析すること(2時間)
第2回
CADの基本操作(1):環境設定、レイヤーとクラス
データとして管理すべき設定項目(線種、図面の種類等)について整理し、具体的な図面での使い分けを検討する。 授業で作図した課題内容から基本的な設定項目を確認し、必ず復習すること(2時間)
第3回
CADの基本操作(2):基本的な作図コマンド
指定の2次元図形の作図演習を行い、完成した図面を出力する。 基本的な設定項目を確認しておくこと(2時間)
基本的な作図コマンドについて復習すること(2時間) 第4回
平面図の作成:課題図面のトレース
授業で出題された1/50の平面図の演習課題を完成させ、出力する。 基本的な作図コマンドや平面図の作図方法について復習すること(3時間)
第5回
断面図の作成
演習課題の平面図から断面図を作図し、完成した図面を出力する。 基本的な設定項目や作図コマンドを確認しておくこと(2時間)
断面図の作図方法について復習すること(3時間) 第6回
平面図と断面図の表現:着彩、ハッチング、点景、テクスチャーなど、デザイン意図にもとづく表現を加え、出力する。
ハッチングなどの表現方法について復習すること(3時間)
第7回
複層階の平面図の作成
演習課題の平面図から複層階の平面図を作成し、完成した図面を出力する。 複層階の平面図の作図方法について復習すること(3時間)
第8回
立面図の作成
複層階の平面図や断面図から立面図を作成し、完成した図面を出力する。 立面図の作図方法について復習すること(3時間)
第9回
3Dのモデリング(1):平面図から空間を立ち上げる
室内空間の3Dデータを作成する。 室内空間の3Dデータの作成方法について復習すること(3時間)
第10回
3Dのモデリング(2):モデリングの応用と視点の選択
室内パースの視点を選択し、出力する。 モデリングされた室内空間から視点の設定方法について復習すること(3時間)
第11回
インテリアパースの作成
出力データをもとに着彩など表現を加え、パースを描く。 室内空間の3Dデータの作成方法からインテリアパースの作成までの一連の流れについて復習すること(3時間)
第12回
図面のレイアウトと印刷(1)
作成した各図面をレイアウトしてプレゼンテーションの紙面を作成する。 各演習課題の添削された図面は修正しておくこと(3時間)
第13回
図面のレイアウトと印刷(2)
プレゼンテーションの紙面を大判プリンターで印刷する。 各演習課題の添削された図面は修正しておくこと(3時間)
大判プリンターの出力設定について確認しておくこと(1時間) 第14回
総合演習と講評
授業で修得したCADの操作および図面表現を復習し、設計課題の成果物に反映させる。
課題等に対するフィードバック
提出された各課題は添削して返却します。返却方法については課題ごとに授業内で説明します。
添削された内容は第12回授業時までに必ず修正すること。 評価方法と基準
毎回の授業内および宿題として課する演習課題(70%)、期末試験(30%)、以上の総合点100点とします。総合的に評価した結果について60点以上をC評価以上とします。
テキスト
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参考図書
戸國 義直
『Vectorworks デザインブック 2013/2012/2011対応』 ソシム (2013年5月24日) [ISBN:978-4-88337-868-5] 科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
1年次に建築図面の基礎を学んだ学生にとって、CADを用いて図面を描く方法を習得するための最初の科目である。単に図面情報をデータとして入力するだけでなく、設計内容をわかりやすく表現し、設計意図と魅力を他者に伝えるための美しく精度の高い図面の作成を目指す。設計製図科目および卒業計画においてCADでの作図を実践する他、将来、建築・インテリアの実務を行う上でCADを使いこなせることは必須条件となることが多い。
履修登録前の準備
建築図面の描き方を復習するとともに、建築雑誌などでプレゼンテーションに用いられた図面を見て読み取る習慣を身につけること。
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