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教員名 : 足立 真
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授業コード
520447
オムニバス
科目名
生活空間の設計Ⅱ
科目名(英語)
Designing of Living Spaces Ⅱ
配当学年
3年
単位数
3.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
水曜2限、水曜3限、水曜4限、水曜5限
対象学科
建_建築_Lコース
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択必修科目
担当者
足立 真、山中 悠嗣
教室
W4-209
実務家教員担当授業
担当の足立と山中は建築およびインテリアの設計、家具制作の実務に携わっている。その経験を活かし、建築設計の実践につながる指導を行っている。
授業の目的と進め方
具体的な場所を対象として、一つの空間を構成する素材や家具・什器、照明などをトータルで設計し共同で製作する。
達成目標1
具体的な場所における活動や空間の特性を考慮しながら建築的しつらえを構想し、制作上の諸問題を解決しつつ提案する力を養い、デザインとものづくりの技術とセンスを身につけることを目標とする。【30%】
達成目標2
使用目的、スケール、デザイン性、製作方法、作業工程、材料特性などを総合的に考慮し、ディスカッションを通して共同で提案をまとめることができる。また、デザインを共有し提案するために必要な情報を正確に図面に表現することができる。【30%】
達成目標3
期間内で設計から製作を行うことを前提に計画を立てて、工程管理を行いながら作業を進める。【20%】
達成目標4
木材加工を中心に、工作機器を安全に取り扱い、制作物の精度を確保する要領と技術を修得する。【10%】
達成目標5
制作後の空間・家具の使用状況を観察し、問題点等を今後の制作にフィードバックすることができる。【10%】
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
○
グループワーク
○
プレゼンテーション
○
実習
○
フィールドワーク
○
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
プロジェクトの構想
制作する対象とその目的を考えて計画の全体像を構想し、設計条件を整理する。(2時間)
第2回
基本構想
空間のイメージを図・模型等に表現し、ディスカッションのための資料を作成する。(2時間)
第3回
基本構想に関するディスカッション
方針の決定 必要な家具・什器の寸法と数量を検討し、役割分担を行いデザインの詳細を検討する。(2時間)
第4回
設計案の検討(全体計画)
制作する家具・什器のデザインを具体的に図面と模型で検討する。(2時間)
第5回
設計案の検討(細部計画)
制作する家具・什器のデザインを具体的に図面と模型で検討する。(2時間)
第6回
材料と製作方法の検討
材料の規格・特性、および加工上の合理性に基づきデザイン案を調整する。(2時間)
第7回
デザインの調整、詳細設計、見積もり
分担したデザインを総合して調整する。寸法・ディテール・仕上げ等を決定する。(2時間)
第8回
製作図の作成、材料の発注
製作図(場合によっては原寸図)を作成する。材料・金物等を注文する。(2時間)
第9回
製作図の確認、工程計画、安全講習
家具・什器の製作(加工) 製作図を修正して完成させる。製作工程(スケジュール)、作業分担を確認し計画を把握する。(2時間)
第10回
家具・什器の製作(加工)
工程が遅れないように状況に応じて授業時間外にも作業を進める。作業の様子を記録しておく。(2時間)
第11回
家具・什器の製作(加工・仮組み)
工程が遅れないように状況に応じて授業時間外にも作業を進める。作業の様子を記録しておく。(2時間)
第12回
家具・什器の製作(加工・組み立て)
工程が遅れないように状況に応じて授業時間外にも作業を進める。作業の様子を記録しておく。(2時間)
第13回
家具・什器の製作(仕上げ・設置)
家具・什器を設置し、デザインと加工精度をチェックする。完成写真を撮影する。(2時間)
第14回
製作レポートの提出
プロジェクトの総括 構想段階の図・模型写真、製作図、記録写真等をまとめたレポートを作成する。(2時間)
課題等に対するフィードバック
取り組んだ内容について、授業中に評価とアドバイスを行い、次につなげていく。
評価方法と基準
成果物および授業への取り組み姿勢の評価(100%)
上記内容の評価を100点満点で点数化し60点以上を合格とする。 テキスト
なし
参考図書
進行に応じて授業中に参考図書を紹介する
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
家具・什器の実物を制作することにより、モノと空間のスケール感を身につけるとともに、実現させるための段取りやディテール、材料の特性、コスト的合理性の検討など、図面や模型・CGでは表されない実務的側面について体験的に理解・修得する。
共同作業を行うことにより、自身の構想や提案を他者に伝達し、他者の意見を尊重しながら提案をまとめる責任感と協調性を重視している。 履修登録前の準備
デザインされたインテリアや家具を日常的に見ておくこと。
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