シラバス情報

授業コード
510275
オムニバス
科目名
木造建築工房Ⅰ
科目名(英語)
Wooden Architecture Workshop Ⅰ
配当学年
2年
単位数
1.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
土曜1限、土曜2限
対象学科
建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
カレッジマイスタープログラム
必選の別
選択科目
担当者
竹内 宏俊、勝木 祐仁、那須 秀行
教室
実務家教員担当授業
担当の那須は住宅メーカーの開発部門およびスウェーデンの研究所にて実務経験豊富な教員である。竹内は住宅や児童養護施設などの建築設計等に関する実務経験がある。実践経験を伴う解説が加えられることで、どのように実務に繋がっていくかイメージできる。
授業の目的と進め方
木造建築の基本的な知識・技術を身につけた上で、チームメンバーとの協働により、NPO団体などとの協働による建設プロジェクトの企画・設計を行うことで、計画実現に向けた課題解決方法やチームによるプロジェクト運営方法を修得する。 
達成目標1
木造建築の基本を理解する。また、実習を通じて建設に用いる工具等を安全・適切に使えるようになる。【20%】
達成目標2
建築の企画・設計を行う上で、依頼者の要望、地域の風土・生活文化、建設の実現性や施工プロセスを考慮できるようになる。【20%】
達成目標3
依頼者・協働者と企画や設計について意見交換をする上で、図面、スケッチ、模型等を用い、意図を的確に表現できるようになる。【20%】
達成目標4
意見調整や役割分担をしつつ、適時リーダーシップを発揮し、プロジェクトを推進するメンバーとして適切な行動をとれるようになる。 【20%】
達成目標5
モックアップ製作を通じて、建築の詳細や建設手順について具体的な検討ができるようになる。【20%】
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
レクチャー:木造建築の基本と図面表現
木構造の基本と図面表現について予習・復習をしておく。(4時間)
第2回
敷地調査:フィールドワーク
フィールドワークに先立ち、対象地域について資料調査を行っておく。(4時間)
第3回
製作実習:軸組
作業の段取り、他のメンバーとの役割分担が適切であったか確認しておく。(4時間)
第4回
製作実習:屋根
作業の段取り、他のメンバーとの役割分担が適切であったか確認しておく。(4時間)
第5回
設計案の検討:プログラムの検討 
検討が未完の事項について、討議を進めておく。(4時間)
第6回
設計案の検討:プレゼンテーション準備
第1次案の提示に向けた準備を完了しておく。(4時間)
第7回
第1次案の提示・ディスカッション 
ディスカッションを踏まえ、調整を加えた第1次案を依頼者・協働者に提示し、助言を得ておく。(4時間)
第8回
設計案の検討:プログラムの再検討 
検討が未完の事項について、討議を進めておく。(4時間)
第9回
設計案の検討:構造、施工方法の検討 
検討が未完の事項について、討議を進めておく。(4時間)
第10回
設計案の検討:プレゼンテーション準備 
第2次案の提示に向けた準備を完了しておく。(4時間)
第11回
第2次案の提示・ディスカッション 
ディスカッションを踏まえ、調整を加えた第2次案を依頼者・協働者に提示し、助言を得ておく。(4時間)
第12回
モックアップ作製 
モックアップ作製によって理解した検討課題について整理しておく。(4時間)
第13回
設計案の修正 
最終案の提示に向けた準備を完了しておく。(4時間)
第14回
最終案の提示・ディスカッション 
ディスカッションを踏まえ、調整を加えた最終案を依頼者・協働者に提示する。(4時間)


課題等に対するフィードバック
提出した課題は、その回以降の授業内及び最終回において講評する。 
評価方法と基準
提出課題(50%)+ 授業中の取り組み状況(50%) 
すべての授業に参加することを前提とし、総合評価が60点以上の者を合格とする。
テキスト
随時資料を配付する。
参考図書
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
カレッジマイスタープログラムのうち、建築学科を対象とした科目である。
小規模な建築物の企画から設計・施工まで一貫して取り組む過程で、設計製図、建築計画、建築材料、建築構造等に関する学科専門科目での学びを統合的に理解する。また、以後に履修する学課専門科目の位置づけと必要性を理解する。 
履修登録前の準備
木造建築の基本を理解しておくこと。また、CADによる図面作成の基本を習得しておくこと。