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教員名 : 竹内 宏俊
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授業コード
520227
オムニバス
科目名
建築設計Ⅲ
科目名(英語)
Architectural Design Ⅲ
配当学年
2年
単位数
3.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
水曜2限、水曜3限、水曜4限、水曜5限
対象学科
建_建築_Aコース
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択必修科目
担当者
竹内 宏俊、徐 華、上田 学、原田 将史、塚越 智之、木下 芳郎、子浦 中、深和 佑太、鈴木 宏亮
教室
実務家教員担当授業
担当教員の竹内宏俊、徐華、木下芳郎は、建築計画に関する調査・研究や建築設計について実務経験がある。その経験を活かし、実社会の業務で必要となる安全性と利便性といった観点から建築物の形態を構想するための考え方や、それを図面表現するための手法について実例を交えながら指導を行う。
担当教員の上田学は、建築物の構造設計・躯体監理,耐震診断に関する実務経験を有する。その経験を活かし、安全性や使用性、修復性の観点から、建築設計における構造計画手法の実践的な指導を行う。 授業の目的と進め方
1500㎡3階建て程度の中規模施設建築物を設計する上で重要なパブリック、コモン、プライベートの空間を理解し、各室に必要な床面積の算定技術の習得と、その隣接関係並びに動線を修得する。敷地周辺環境の調査技術の習熟と、それに調和する中規模建築物の設計における架構システムの概略を理解する。
達成目標1
中規模施設建築物の型(法規的な制約、ゾーニング・動線計画等)を修得し、図面に描くことができる。【15%】
達成目標2
中規模施設建築物の型を理解し、利用者と敷地の規模や環境、方位との関わりから最善と思われる型を選ぶことができる。【15%】
達成目標3
中規模施設建築物の型に適切な規模を想定し、利用者や管理者の要求に合わせて改善すべき点を構想できる。【15%】
達成目標4
中規模施設建築物における架構の型とその特徴を知り、鉄骨造もしくは鉄筋コンクリート造の基礎を理解することができる。【15%】
達成目標5
配置図/平面図/立面図/断面図の製図法を習熟し、密度の高い設計表現ができる。【20%】
達成目標6
設計におけるプレゼンテーションの基礎的な技術の修得し(図面表現、建築写真、模型表現)、設計の趣旨等について簡潔に説明することができる。【20%】
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
○
グループワーク
○
プレゼンテーション
○
実習
○
フィールドワーク
○
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
課題説明
施設建築の型の調査とスタディ模型の制作 敷地を訪ね、周辺環境を把握し、模型制作の準備をする。施設建築の型を調査し、動線やそれに要する面積規模について理解しておく。(7時間)
第2回
施設建築の型の調査とスタディ模型の制作
発表・講評 施設建築の型を調査した内容をA1用紙1枚のパネルにまとめておく。動線やそれに要する面積規模について、スタディ模型を用いて発表できるようにしておくこと。(7時間)
第3回
施設建築の型における配置のスタディ
発表・講評 敷地とその周辺環境から読み取り敷地模型を制作し、施設建築の型における配置の在り方をスタディし発表できるようにしておくこと。(7時間)
第4回
施設建築の型における利用者スペースのスタディ
発表・講評 施設建築の型における利用者スペースの在り方をスタディし発表できるようにしておくこと。(7時間)
第5回
施設建築の型における管理者スペースのスタディ
発表・講評 施設建築の型における管理者スペースの在り方をスタディし発表できるようにしておくこと。(7時間)
第6回
施設建築の型における外観のスタディ
発表・講評 施設建築の型における外観の在り方をスタディし発表できるようにしておくこと。(7時間)
第7回
中間発表と講評会
これまでの内容を整理し、A1用紙1枚以上にまとめておくこと。教員コメントの整理・設計への反映する。(7時間)
第8回
プレゼンテーション模型の制作
前回の講評を踏まえ、コンセプトやプログラムを調整したプレゼンテーション模型を作成しておくこと。(7時間)
第9回
プレゼンテーション模型の制作
発表・講評 プレゼンテーション模型とエスキース図面を用いて発表できるようにしておくこと。(7時間)
第10回
プレゼンテーション図面の作成
図面・模型チェック 設計内容を適切に伝達できる設計図書を確認し、図面化しておくこと。(7時間)
第11回
プレゼンテーション図面の作成
仮レイアウト・図面チェック 設計内容を適切に伝達できる設計図書の図面を仮レイアウト用いて発表できるようにしておくこと。(7時間)
第12回
プレゼンテーション図面の作成
図面レイアウトチェック 設計内容を適切に伝達できる設計図書や模型の表現を確認し、制作を進めておくこと。(7時間)
第13回
講評会
課題提出/提出物と発表内容に対する講評 提出物の制作と口頭発表の準備をしておくこと。
教員コメントの整理・それらを踏まえた設計の調整すること。(7時間) 第14回
合同講評会
提出物への指摘事項の修正をする(7時間)
課題等に対するフィードバック
課題については授業内での発表、ディスカッションによって講評、添削を行う。
評価方法と基準
毎回のエスキース(20%)+提出物(80%)
設計、制作の進め方、発表方法、製品の完成度などを総合的に評価し、60点以上を合格とする。 テキスト
日本建築学会編『コンパクト建築設計資料集成 第3版』丸善【ISBN 978-4621075098】
参考図書
教員作成による関連資料を適宜配布する。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
建築設計Ⅰ、建築設計Ⅱの設計と製図を通して修得した建築物の設計技術を応用して、施設建築物の設計に取り組む。基本的な製図技術、計画手法、構造計画を理解し、設計のプレゼンテーション技術を習熟させる。なお本科目は、同時期に開講される「建築計画Ⅲ(施設計画)」の授業内容と関連する部分も多いので、同科目を併せて履修することが望ましい。
履修登録前の準備
授業に先立ち、建築雑誌、建築家の作品集等から「好きな建築」を見つけ、それが好きと感じる理由を自己分析し、他人に説明できるようにしておくこと。
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