シラバス情報

授業コード
520232
オムニバス
科目名
建築法規
科目名(英語)
Architectural Regulations and Codes
配当学年
2年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
木曜4限、木曜5限
対象学科
建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
専門科目
必選の別
選択科目
担当者
武井 貴志
教室
5-104
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
建築の設計や計画にかかわる様々な専門家に求められる基礎的素養を身につけ、建築技術者としての役割を考えられるようになるために、建築基準法の単体規定及び建築士法を中心に、建築及び建築士に関する諸制度の基礎的知識と考え方を学ぶ。
達成目標1
建築法規について全体像を把握できる。建築実務の中での法規との関わりを把握できる。
達成目標2
建築法規の基本的用語について理解できる。
達成目標3
建築行為を行う場合必要な法手続きについて理解できる、法の適用範囲について理解できる
達成目標4
建築基準法が求める良好な室内環境について、「居室」という概念を軸に把握できる
達成目標5
建築構造について基準法上の基礎的要求を把握できる。木構造について構造強度の計算実務について理解できる
達成目標6
建築物の防火・避難についての法的要求を、建築物の規模用途に関連付けて把握できる
達成目標7
上記に細分化された法規制を、建築物の設計実務に則して横断的に把握し、理解することができる

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
建築関連諸法規の全体像
建築基準法にてついて下記用語を調べておく
単体規定、集団規定、都市計画法、建築士法
第2回
建築法規用語の解説-1
各面積についてその違いを調べておく
建築面積、床面積、延べ床面積等
第3回
建築法規用語の解説-2
高さについてその違いを調べておく
地盤面、軒高、建築物の高さ等
第4回
確認申請他建築行為に伴う手続き-1
建築基準法の適用と適用除外について調べておく
文化財建築物、簡易な構造の建築物、既存不適格等
第5回
確認申請他建築行為に伴う手続き-2
建築行為に伴う法的諸手続きについて調べておく
確認申請、構造計算適合判定、建築士資格等
第6回
良好な室内環境に関する諸規定-1
居室に関する規定について調べておく
居室とは、採光、換気、防湿、防音等
第7回
良好な室内環境に関する諸規定-2
建築物に係わる有害部室について調べておく
ホルムアルデヒド、クロルピリホス、アスベスト等
第8回
構造強度に関する諸規定-1
造耐力、構造計算について調べておく
木構造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、荷重等
第9回
構造強度に関する諸規定-2
木造造の規定について調べておく
基礎、軸組計算、N値計算、耐力壁のバランス等
第10回
防火に関する諸規定-1
耐火建築物、準耐火建築物について調べておく
特殊建築物、防火地域、防火区画等
第11回
防火に関する諸規定-2
耐火建築物、準耐火建築物について調べておく
竪穴区画、異種用途区画、内装制限等
第12回
避難に関する諸規定-1
建築物の避難施設に関して調べておく
特殊建築物、廊下幅員、避難口、避難階段等
第13回
避難に関する諸規定-2
建築物の避難施設に関して調べておく
排煙設備、非常用照明、非常用進入口、非常用EV等
第14回
各規定の横断的解説と実務
これまでの講義内容を復習
第1回の全体像に各講義内容を関連付けておく


課題等に対するフィードバック
授業ごとに提出させているレポートに、理解の足りない事柄や疑問点などを、質問の形で記入させ、次回授業冒頭にて回答を行っている。
評価方法と基準
毎授業終了後レポートを提出させ、その内容の集積により採点をおこなう。(レポート100%)
テキスト
大脇賢次著『史上最強よくわかる図解 建築基準法』ナツメ社(2022)

参考図書
建築関係法令集
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
建築士受験資格要件科目のなかでも、法規について初めて学ぶ科目。
建築の実務系科目の最初の科目に位置づけられる。
本科目では建築基準法の単体規定を中心に学ぶ.。
履修登録前の準備
建築の実務系科目であるため、各分野の基礎科目を網羅的に履修していることが望ましい。