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教員名 : 伴 雅人
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授業コード
210267
オムニバス
科目名
バイオマテリアル特論
科目名(英語)
Biomaterials
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
火曜4限
対象学科
博前_環境
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択科目
担当者
伴 雅人
教室
実務家教員担当授業
担当教員の伴は、医療に使用される材料に関する研究開発などの実務経験がある。その経験を活かし、バイオマテリアルに関して実践的なテーマや実例を授業で扱っている。
授業の目的と進め方
学生は、マテリアルの観点から工学とバイオの融合領域について理解を深めるために、医療やバイオテクノロジー分野に用いられる材料であるバイオマテリアルに必要とされる機能や物性について学ぶ。実用から研究レベルの金属、セラミクスおよび高分子のバイオマテリアルについて、その適用意義を考え、将来の医療技術の発展について思考する力がつくようになる。
達成目標1
バイオマテリアルに必要な物理的化学的要件、そしてそれを満足する材料の種類や特性について説明をすることができるようになる。【20%】
達成目標2
組織工学とはどのような技術かを説明できるようになる。【10%】
達成目標3
細胞足場の特性や役割について理解し、より高度な性能を引き出すための最新の手法について説明できるようになる。【30%】
達成目標4
学術論文を読むために必要な最低限の英語表現を覚えることができる。 【40%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
○
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
バイオマテリアルの物理化学(機能・物性)
【予習】生体に使用するために必要なマテリアルとしての物理的化学的要件についてまとめておくこと。(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第2回
バイオマテリアルの三大素材(種類)
【予習】第1回の講義で説明した物理的化学的機能および物性から導かれる素材としてどのような種類の材料が考えられるか推察しておくこと。(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第3回
バイオマテリアルとしてのポリマー
【予習】バイオマテリアルとして用いられるポリマーの種類、構造や特性について調べておくこと(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第4回
バイオマテリアルとしての金属
【予習】バイオマテリアルとして用いられる金属の種類、構造や特性について調べておくこと(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第5回
バイオマテリアルとしてのセラミックス
【予習】バイオマテリアルとして用いられるセラミックスの種類、構造や特性について調べておくこと(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第6回
マイクロパターン技術のバイオマテリアルへの応用
【予習】組織工学へ応用するための技術であるマイクロパターンを材料表面に形成する手法について調べておくこと(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第7回
表面改質技術のバイオマテリアルへの応用
【予習】組織工学へ応用するための技術である表面改質のさまざまな手法について調べておくこと(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第8回
人工臓器用バイオマテリアル
【予習】人工臓器として使用されるマテリアルについて復習をしておくこと。(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第9回
細胞足場の特性と役割
【予習】細胞の特性および細胞足場の概念について調査しておくこと。(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第10回
再生医療を目指した機能性足場
【予習】再生医療の技術について調査し、少しでも理解を深めておくこと。(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第11回
自然や生体のプロセスを利用したマテリアル創製
【予習】学術論文を読むため、これまでに学修した内容を復習しておくこと。(1時間)
【復習】学術論文(プロセス利用によるマテリアル創製)の輪講にて学習した英語表現などについて復習し、自分のものとしておくこと。(1時間) 第12回
自然や生体のプロセスを利用したデザイン創成
【予習】学術論文を読むため、これまでに学修した内容を復習しておくこと。(1時間)
【復習】学術論文(プロセス利用によるデザイン創成)の輪講にて学習した英語表現などについて復習し、自分のものとしておくこと。(1時間) 第13回
自然や生体の構造や形態を利用したマテリアル創製
【予習】学術論文を読むため、これまでに学修した内容を復習しておくこと。(1時間)
【復習】学術論文(構造・形態利用によるマテリアル創製)の輪講にて学習した英語表現などについて復習し、自分のものとしておくこと。(1時間) 第14回
自然や生体の構造や形態を利用したデザイン創成
【予習】学術論文を読むため、これまでに学修した内容を復習しておくこと。(1時間)
【復習】学術論文(構造・形態利用によるデザイン創成)の輪講にて学習した英語表現などについて復習し、自分のものとしておくこと。(1時間) 課題等に対するフィードバック
その都度、口頭にてフィードバックする。
評価方法と基準
講義時の討議と課題に対するレポートあるいはプレゼンテーション(C評価基準:レポートの期限内提出あるいはプレゼンテーション実施)
レポートの内容について講義中にコメント・評価します。 テキスト
必要に応じてプリントを配布する。
また、学術論文を配布する。 参考図書
無し
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
バイオマテリアルの基礎から、特に組織工学への適用を目指した応用までをカバーする内容の科目である。後半では、学生各自の修論研究とバイオマテリアルの接点となる学術論文について議論し、各自の研究へのフィードバックができるようにする。
履修登録前の準備
学部における「ナノ・バイオデバイス」の内容をよく復習しておくこと。
なお、受講学生の専門分野に応じて、内容の一部を変更することもある。 |