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教員名 : 新倉 謙一
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授業コード
210529
オムニバス
科目名
分子組織化学特論
科目名(英語)
Advanced Molecular Organization Chemistry
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
水曜3限
対象学科
博前_環境
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択科目
担当者
新倉 謙一
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
講義の前半では高分子からなる材料の特性、後半では分子集合体の特性について説明する。我々の身の周りで使われている材料を中心に、基礎から応用まで幅広く取り上げる。有機分子の分子間相互作用についてまず修得する。次に、我々の身近にある高分子材料および分子集合体材料の構造・物性の学修を通して、有機分子からなる材料の機能発現について理解を深めることを目的とする。
達成目標1
高分子の化学構造と、熱的および力学的物性との関係が理解できる。【30%】
達成目標2
分子間相互作用を理解し、分子が集合するメカニズムを説明できる。【30%】
達成目標3
自らが興味をもった有機材料についての論文や資料を分子の視点から説明できる。【40%】
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
○
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
有機材料と分子間相互作用
初回の講義では、講義の概要と目標を説明する。配布資料に沿って、学部の時に学修した基礎化学の復習をすること。
第2回
分子間に働く相互作用
第一回目の講義で説明した分子間相互作用の中から1つ選択し、実例を示しながらクラスで説明できるようにしておくこと。(2時間)
第3回
材料として使われる高分子
配布された資料に沿って、関連する高分子について予習すること。(2時間)
第4回
高分子の熱的および力学的特性
配布された資料に沿って、高分子の熱的および力学的特性について予習すること。(2時間)
第5回
分子の電気的および光学的特性
配布された資料に沿って、高分子の電気的および光学的特性について予習すること。(2時間)
第6回
生体材料としての高分子
配布された資料に沿って、生体材料として使われる高分子について予習すること。(2時間)
第7回
高分子材料関連の論文を解説するプレゼンテーション
自分の興味のある論文をよく読み、クラスで説明できるように十分に準備すること。(6時間)
第8回
分子集合体の理論
配布された資料に沿って分子集合について予習すること。(2時間)
第9回
自己複製能をもつ分子集合体形成
8回目の講義で配布する資料(論文)のアブストラクトおよびイントロダクションをよく読んでから講義に出席すること。(2時間)
第10回
分子集合体の電気特性
配布された資料に沿って、分子集合体機能について予習すること。(2時間)
第11回
分子集合体の光学特性
配布された資料に沿って、分子集合体機能について予習すること。(2時間)
第12回
生体分子からなる分子集合体
配布された資料に沿って、生体分子の集合体について予習すること。(2時間)
第13回
有機無機ハイブリッド材料
配布された資料に沿って、有機無機ハイブリッド材料について予習すること。(2時間)
第14回
分子集合体関連の論文を解説するプレゼンテーション
自分の興味のある論文をよく読み、クラスで説明できるように十分に準備すること。(6時間)
課題等に対するフィードバック
課題の発表において議論することでフィードバックする。
評価方法と基準
講義への参加度(予習を前提としたクラスでの発言)、および講義中に行う2度のプレゼンテーション
60点以上70点未満はC評価とする。 テキスト
テキストは使用しない。随時、予習用のプリントを配布する。
参考図書
松浦和則ら著、 「有機機能材料 基礎から応用まで」、 講談社、ISBN-10: 4061568027
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
本講義では有機材料設計の基礎を学修する。環境共生デザイン専攻において、低環境負荷の材料開発を目指す際に役立つ講義である。 さらに社会に出て材料を扱う場面に出会うとき、分子をもとに考える力は大きな課題解決能力につながる。
履修登録前の準備
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