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教員名 : 伴 雅人
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授業コード
220268
オムニバス
科目名
メディカルエンジニアリング特論
科目名(英語)
Medical Engineering
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
月曜3限
対象学科
博前_環境
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択科目
担当者
伴 雅人
教室
実務家教員担当授業
担当教員の伴は、医療に使用される材料に関する研究開発などの実務経験がある。その経験を活かし、医療技術に関して実践的なテーマや実例を授業で扱っている。
授業の目的と進め方
学生は、医療・福祉・バイオ技術の発展にはエンジニアリングの視点が不可欠であることを認識するために、その接点にはどのような工学が求められるかについて理解を深め、ナノテクノロジーの観点から、その医療・検査・診断用デバイスや細胞組織工学へのアプローチについて俯瞰し、さらには、ナノ・バイオマテリアルやナノ・マイクロ構造体を利用した最新の研究について理解を深める。
達成目標1
工学が医療・福祉に対しどのように貢献すべきか、あるいはできるか、について自分なりの考えを持つことができるようになる。【20%】
達成目標2
医療・検査・診断用の各種デバイスについて理解し、説明ができるようになる。【20%】
達成目標3
細胞組織工学における、特に細胞足場の創製や評価に必要な技術について説明ができるようになる。【20%】
達成目標4
学術論文を読むために必要な最低限の英語表現を覚えることができる。 【40%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
○
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
工学と医療・福祉・バイオ技術との接点
工学はどのようなかたちで医療や福祉に役立っているのか自分なりの意見をまとめておくこと。(2時間)
第2回
医療・検査・診断用デバイス(1):バイオチップ
【予習】従来からあるバイオチップについて調査しておくこと。(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第3回
医療・検査・診断用デバイス(2):マイクロ流体チップ
【予習】近年発展が著しいマイクロ流体チップの概念について把握しておくこと。(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第4回
医療・検査・診断用デバイス(3):マイクロアレイチップ
【予習】DNAチップなどのマイクロアレイチップについて調査しておくこと。(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第5回
医療・検査・診断用デバイス(4):オルガンオンチップ
【予習】オルガンオンチップとはどのような技術なのかしっかりと調べておくこと。(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第6回
細胞組織工学(1):細胞毒性
【予習】ナノマテリアルによる細胞毒性に関して調査をしておくこと。(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第7回
細胞組織工学(2):機能性足場
【予習】「バイオマテリアル特論」で学習した細胞足場について復習しておくこと。(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第8回
細胞組織工学(3):再生医療
【予習】「バイオマテリアル特論」で学習した再生医療について復習しておくこと。(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第9回
細胞組織工学(4):マイクロ・ナノ構造
【予習】「バイオマテリアル特論」で学習した微細構造について復習しておくこと。(1時間)
【復習】本日の講義で理解ができなかったことは文献(本、専門雑誌など)にあたり確実に消化しておくこと。(1時間) 第10回
ナノマテリアルの医療技術への応用に関する最新の研究
【予習】学術論文を読むため、これまでの講義での内容を復習しておくこと。(1時間)
【復習】学術論文(ナノマテリアルの医療技術への応用)の輪講にて学習した英語表現などについて復習し、自分のものとしておくこと。(1時間) 第11回
バイオマテリアルの医療技術への応用に関する最新の研究
【予習】学術論文を読むため、これまでの講義での内容を復習しておくこと。(1時間)
【復習】学術論文(バイオマテリアルの医療技術への応用)の輪講にて学習した英語表現などについて復習し、自分のものとしておくこと。(1時間) 第12回
マイクロ流体チップの医療技術への応用に関する最新の研究
【予習】学術論文を読むため、これまでの講義での内容を復習しておくこと。(1時間)
【復習】学術論文(マイクロ流体チップの医療技術への応用)の輪講にて学習した英語表現などについて復習し、自分のものとしておくこと。(1時間) 第13回
オルガンオンチップの医療技術への応用に関する最新の研究
【予習】学術論文を読むため、これまでの講義での内容を復習しておくこと。(1時間)
【復習】学術論文(オルガンオンチップの医療技術への応用)の輪講にて学習した英語表現などについて復習し、自分のものとしておくこと。(1時間) 第14回
エンジニアリングからメディカルへのアプローチの総括
全回を通じて学習し得た知識から、医用工学として我々工学者はどのようなアプローチをしていくべきか考えておくこと。(2時間)
課題等に対するフィードバック
その都度、口頭にてフィードバックする。
評価方法と基準
講義時の討議と課題に対するレポートあるいはプレゼンテーション(C評価基準:レポートの期限内提出あるいはプレゼンテーション実施)
レポートについて講義中にコメント・評価します。 テキスト
必要に応じてプリントを配布する。
また、学術論文を配布する。 参考図書
無し
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
マイクロ流体チップやオルガンオンチップなどの医療・検査・診断用デバイスや、細胞組織工学の実験を行うにあたり必要な技術の基礎について学ぶことができる科目である。前半では、ナノ・バイオマテリアルやチップなどのデバイスの医療技術への応用に関する学術論文について、後半では、学生各自の修論研究とメディカルの接点となる学術論文について議論する。
履修登録前の準備
「ナノ・バイオデバイス」や「バイオマテリアル特論」の内容をよく復習しておくこと。
なお、受講学生の専門分野に応じて、内容の一部を変更することもある。 |