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教員名 : 大久保 友幸
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授業コード
210657
オムニバス
科目名
機械システム工学セミナーⅠ
科目名(英語)
Mechanical Systems Engineering Seminar I
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
集中講義
対象学科
博前_機械
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
必修科目
担当者
大久保 友幸
教室
実務家教員担当授業
担当教員(大久保)は、通信機メーカーや電気部品メーカーにおいて、組込システムを用いた製品開発の実務経験がある。この経験を活かし、学生がシ興味を持って学べるようにする。
授業の目的と進め方
機械システム工学に関する研究領域における修士論文作成に必要な研究スキルを身につけ、2学年における「特別研究I、 II」のスムーズな遂行の基礎を作ることを目的とする。具体的には機械システム工学で新規課題の策定時に必要な文献検索手法、研究遂行に必要な計画立案手法、さらに独自の発想と見解を解説するプレゼンテーション能力など、最も基本的な研究スキルに関して自己に必要な課題を設定し、実際の作業を行うことで基礎的スキルの修得を図り、さらに振り返りを行なう。
達成目標1
研究を行うために必要な研究開発スキルを把握し、これらを身につけるための基礎を築く【40%】
達成目標2
必要とする技術領域に関して文献調査などを通して必要な情報・知識を収集することができる。【20%】
達成目標3
計画を立てて業務を遂行することができる。【20%】
達成目標4
プレゼンテーションを通して自分の考えを分かり易く人に伝える事ができる。【20%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
○
実習
○
フィールドワーク
○
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
セミナー概要説明
予習:卒業研究振返りと必要スキルの抽出(1時間)
復習:セミナー内容確認と自己の必要課題抽出(2時間) 第2回
研究スキル修得(第1期)の企画
予習:研究スキル修得(第1期)の課題設定(1時間)
復習:教員とのディスカッション内容まとめ(2時間) 第3回
研究スキル修得(第1期)の計画作成
予習:研究スキル修得(第1期)の計画案(1時間)
復習:教員とのディスカッション内容まとめ(2時間) 第4回
研究スキル修得(第1期)(1)文献検索手法の調査
予習:研究スキル修得(第1期)(1)の予備調査(1時間)
復習:教員とのディスカッション内容まとめ(2時間) 第5回
研究スキル修得(第1期)(2):文献検索実習
予習:研究スキル修得(第1期)(2)の準備(1時間)
復習:教員とのディスカッション内容まとめ(2時間) 第6回
研究スキル修得(第1期)(3):計画立案手法の調査
予習:研究スキル修得(第1期)(3)の準備(1時間)
復習:教員とのディスカッション内容まとめ(2時間) 第7回
研究スキル修得(第1期)(4):計画立案の実習
予習:研究スキル修得(第1期)(4)の準備(1時間)
復習:教員とのディスカッション内容まとめ(2時間) 第8回
研究スキル修得(第1期)(5):プレゼンテーション①準備〜1枚のスライドで話してみよう
プレゼンテーションのときに何が最も大切なことか、それを意識できているかを書き出してみる。(予習1時間)
プレゼンテーションで(自分にとって)重点をおくべき3項目を絞りこむ。(復習1時間) 第9回
研究スキル修得(第1期)(6):プレゼンテーション②内容設計〜卒業研究発表を3分で話してみよう
卒業研究発表を3分で話せるように作り変え、話の内容も時間内にまとめる。(予習1時間)
卒業研究発表をワークシートにまとめ直す。スライドのサムネイルを作成する。(復習2時間) 第10回
研究スキル修得(第1期)(7):プレゼンテーション③資料作成〜資料作成したものを説明してみよう
資料を見やすく理解しやすくするために工夫をするべきことを列挙する。(予習1時間)
授業中に取り上げた練習問題をもう一度作成し直す。(復習1時間) 第11回
研究スキル修得(第1期)(8):プレゼンテーション④実践練習〜修論計画を発表してみよう
修士論文研究の計画をワークシートにし、プレゼンの資料を作成する。(予習3時間)
不足している情報を補って、スライドを追加修正する。(復習2時間) 第12回
研究スキル修得(第1期)に関するまとめ
予習:今までの研究スキル修得のまとめ作成(1時間)
復習:教員とのディスカッション内容まとめ(2時間) 第13回
セミナー活動のまとめ
予習:セミナー活動の振り返り(1時間)
復習:教員とのディスカッション内容まとめ(2時間) 第14回
セミナー活動の報告とレビュー
予習:セミナー活動報告の作成(1時間)
復習:教員とのディスカッション内容まとめ(2時間) 課題等に対するフィードバック
授業内における教員とのディスカッションを通して行う。
評価方法と基準
各回での授業の内容およびセミナー活動の報告とレビュー内容を元に、達成目標の達成度をもって評価する。
テキスト
授業の進行に合わせて適宜提示する。
参考図書
授業の進行に合わせ適宜提示する。
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
機械システム工学専攻前期課程は「加工学・生産工学」、「エネルギー変換工学・計測制御工学」、「メカトロニクス・ロボット工学」など、ものづくりに必要な分野の技術を上記3つの柱を通して学び、多様化する社会的要請に柔軟に対応できる専門知識と実践力を備えた開発技術者および研究者の育成を目標にしている。本科目は、博士前期課程の最終科目である「特別研究I、II」を遂行するための基礎力をつけるための科目と位置づけている。
履修登録前の準備
卒業研究の内容を再度見直して、良かった点・悪かった点を十分に把握しておく。「特別研究I、II」で行いたいテーマをイメージし、どのように研究を進めたいか、そのためには何が必要かを考えておく。
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