シラバス情報

授業コード
220565
オムニバス
科目名
特別研究Ⅱ
科目名(英語)
Advanced StudyⅡ
配当学年
2年
単位数
4.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
実習
対象学科
博前_機械
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
必修科目
担当者
小林 和也
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
授業「特別研究Ⅰ」で、未知の学問の探求と問題解決に必要な専門知識、情報収集・処理能力、実験の計画・遂行能力、さらに独自の発送と見解を解説するプレゼンテーション能力を身に付けることを目標とし、その能力の育成を図ってきた。本授業は、それらをもって修士論文を完成する。
達成目標1
研究テーマ領域の周辺を幅広く伸ばすべく研究することで、専門領域以外の分野を理解する能力を身に付けることができる。【20%】
達成目標2
国内外での学会における発表を通して、広い世界観と堅実な思想を有することができる。【20%】
達成目標3
投稿論文の作成により、科学技術論文の作成方法や、科学理論の組み立て方、および、論理的な思考を身に付けることができる。【20%】
達成目標4
研究活動を通して、建設的で実践的な科学技術者や技術開発者となることができる。【20%】
達成目標5
研究計画の立案、研究遂行、学会等での成果の報告を通して、自立した科学技術者や技術開発者となることができる。【20%】
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
研究計画の見直し(第2期)
大学内外で行われた各種発表で指摘された課題や問題点を文献などで調査する。
調査した文献を整理(復習)すること(2時間)
調査結果を基に新たな実験方法や理論のアイデアを考え(予習)ておくこと(2時間)
第2回
研究計画の具体的な立案(第2期) 
指導教員とディスカッションし、各種発表会で指摘された課題や問題点を検討する。
検討結果を再度見直(復習)しておくこと(2時間)
研究計画を見直し、新たな計画を立案(予習)しておくこと(2時間)
第3回
文献調査(第2期) 
検討結果を基に、新たな実験方法や理論に関する文献を調査する。
文献調査結果を見直(復習)しておくこと(2時間)
新たな理論構築のアイデアを考え(予習)ておくこと(2時間)
第4回
理論の構築(第2期)
各種発表会を通じて指摘された課題や問題点を踏まえ、新たな理論の構築を行う。
新たな理論を整理(復習)すること(2時間)
理論を立証する次の段階の実験準備(予習)をすること(2時間)
第5回
研究の遂行(第2期初期)
各種研究発表会で指摘された課題や問題点を踏まえ、再構築した理論の検証実験・調査を行う。
検証実験・調査結果を見直(復習)しておくこと(2時間)
必要なデータ処理等を理解(予習)しておくこと(2時間)
第6回
研究の遂行(第2期中期) 
実験や調査で得られたデータやパラメータを処理する。
データやパラメータを見直(復習)しておくこと(2時間)
理論との整合性を図る準備を(予習)しておくこと(2時間) 
第7回
研究の遂行(第2期後期) 
得られたデータやパラメータを処理し、新たに構築された理論との整合性を照合する。
照合した結果をまとめ(復習)ておくこと(2時間)
照合結果を発表する準備を(予習)しておくこと(2時間)
第8回
研究発表準備 
学協会が主催する国内外で開催される各種発表会の発表前刷り集を作成する。
前刷り集を見直(復習)しておくこと(2時間)
発表会でのポイントを整理(予習)しておくこと(2時間)
第9回
研究発表 
プレゼ資料を作成し練習を重ね、研究発表を行い、研究成果を世に問う。
研究発表会で指摘された課題などを整理(復習)すること(2時間)
新たな課題に対する方策を立案(予習)すること(2時間)
第10回
研究発表の検討
研究発表会で指摘された課題などを文献などで調査する。
調査した結果を整理(復習)すること(2時間)
新たな実験方法や理論のアイデアを考え(予習)ておくこと(2時間)
第11回
理論の統括
全てのデータ、文献、調査結果を総合し、提案した理論を総括する。
総括した結果を整理(復習)すること(2時間)
修士論文作成の下準備を(予習)すること(2時間)
第12回
修士論文の作成 
研究成果を修士論文という形でまとめ、審査を受けるための準備を行う。
最終的な審査論文として整理(復習)すること(10時間)
論文審査を準備(予習)すること(2時間)
第13回
論文審査委員による論文審査と学力試験 
完成した修士論文は論文審査委員により精査される。また、審査委員会での発表により質疑応答がなされ、その内容が学力試験として審査される。
審査内容を整理、修論に組込(復習)こと(10時間)
修士論文発表会の準備(予習)を行うこと(5時間)
第14回
修士論文発表会 
学内で最終的な修士論文の発表を行う。
発表会で指摘を受けた内容を修士論文に反映(復習)すること(5時間)


課題等に対するフィードバック
研究課題への取り組みの進捗状況について個別に講評し、不足している点や今後取り組むべき点などをコメントする。
評価方法と基準
学協会が主催する国内外での学会の研究発表状況、および論文審査委員会による修士論文の書面審査と審査会での審査状況、修士論文発表会での発表を総合して評価を行う。
テキスト
参考図書
研究テーマに関連する学術図書または学術論文(各指導教員による) 
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
機械システム工学専攻前期課程は材料・設計・計測・加工など、ものづくりに必要な分野の技術をプロダクトデザイン、次世代加工技術、ロボット創造の3つの柱を通して学び、多様化する社会的要請に柔軟に対応できる専門知識と実践力を備えた開発技術者および研究者の育成を目標にしている。本科目は、博士前期課程の学生が必ず受講する最も重要な科目で、博士前期課程の最終科目と位置づけている。 
履修登録前の準備
授業「特別研究Ⅰ」の中間発表会で指摘を受けた課題や問題点を整理し、新たな研究計画を立案するための準備をしておくこと。その際、最終的な修士論文をまとめ上げる方向性や着地点など、指導教員と研究内容についてディスカッションしておくこと。