|
教員名 : 小山 将史
|
授業コード
520822
オムニバス
科目名
教職実践演習(中・高)
科目名(英語)
Practical Seminarfor Teaching Profession
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
水曜4限
対象学科
建_建築_Aコース,建_建築_Lコース
コース
科目区分
教職科目
必選の別
教職科目
担当者
小山 将史
教室
5-301
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
これまで教職課程の個々の科目の履修により修得した専門的な知識・技能を基に、教員としての使命感や責任感、教育的愛情等をもって、学級や教科を担任しつつ、教科指導、生徒指導等の職務を実践できる資質能力が身についていることを確認する。
達成目標1
教員としての使命感や責任感、教育的愛情等に関する事項、社会性や対人関係能力に関する事項、生徒理解や学級経営および教科内容等の指導力向上に自信をもつことができる。【30%】
達成目標2
道徳教育や特別支援教育については、より実践的な内容を理解し、演習課題等により具体的な対応ができる。【10%】
達成目標3
グループ討論、ロールプレイング、調査発表、模擬授業と研究協議などの手法を学び、学校課題解決に取り組むことができる。【30%】
達成目標4
教員として目指すために、強い責任感が身につき志望意欲の高揚を図ることができる。【30%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
○
ディベート
グループワーク
○
プレゼンテーション
○
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
学校や家庭において教育に関する課題を抽出し、課題解決に向けたグループワークを行う。
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
授業に関するオリエンテーション
この授業の趣旨と特長 教職の学修の振り返りと教育観について 教育現場での実践事例を課題としたグループ討論, ロールプレイング等の進め方について 教職科目の履修・修得状況を履修カルテ等により確認し、授業後に内容を整理しておくこと(2時間)。
第2回
教職改善と学習指導(学習観)、教員の服務についての講義
学習観、教員の服務に関わるテーマを設定してグループ討論を行い、討議結果を発表する 「教職論」・「教育課程論」・「教育制度論」・「生徒指導論」等の授業資料を整理し、理解しておくこと。、授業後に内容を整理し、ポートフォリオを準備し持参すること(2時間)。
第3回
教職の意義や教員の役割等についての講義
教育実習の振り返り 教員の役割等についてグループ討論を行い、発表する 接遇の心得、文書作成についての演習 教員の職務や役割について調べ、自分の考えを発言できるようまとめておくこと。授業後に内容を整理しておくこと(2時間) 。
第4回
学校・教員文化への理解①
学校教育からみられる独特な文化を抽出し、あるべき姿を仲間とともに見出す これまでに受けた学校教育を振り返り、学校独特の文化をまとめておくこと。授業後に内容を整理しておくこと(1時間)。
第5回
学校・教員文化への理解②
教員からみられる独特な文化をみつけ、時代に適したあるべき姿を仲間とともに見出す 前回の授業を思い起こし、学校教育や教職員独特の文化をまとめ、授業後に内容を整理しておくこと(1時間)。
第6回
表現方法、教員の社会性、対人関係について講義
保護者、地域関係者との人間関係構築に関わるロールプレイングを行う 校則の再考 対人関係に必要な事柄で必要事項を調べ、まとめておくこと。授業後に内容を整理しておくこと。
学校と保護者、地域との課題等について調査しておくこと。(2時間) 第7回
生徒指導といじめ、教員の体罰問題について講義
生徒指導の事例を基にグループ討論を行い発表する ポートフォリオチェック いじめ、教員の体罰についての事例を調査し、その原因を探ること。授業後に内容を整理しておくこと(2時間)。
第8回
「教育相談」などこれまでの授業で得た特別支援教育の基本と実践に関する講義
日常生活における対応事例の紹介 事前に特別支援教育について調べ、事後には自分の考えに基づいた振り返りを行い、今後予測される教育現場での課題をまとめておくこと。授業後に内容を整理しておくこと(2時間) 。
第9回
教育実習校や母校などを調査し、その結果をプレゼンテーションする
教育実習校や母校等の調査を事前にホームページ等で行い、A4用紙1枚にまとめておくこと。授業後に内容を整理しておくこと(2時間) 。
第10回
模擬授業1(主として教職課程担当の教員が指導する)
教科内容等の指導力について 授業の教材研究をする。良い授業方法とは何か、自分の考えをまとめておくこと。授業後に内容を整理しておくこと(2時間) 。
第11回
模擬授業2(主として「教科の科目」の教員が指導する)
授業の振り返りと、授業改善の討議 模擬授業については、教育実習での研究授業の振り返りを行い改善案をまとめておく。授業後に内容を整理しておくこと(2時間) 。
第12回
模擬授業3(主として「教職の科目」の教員が指導する)
授業の振り返りと、これからの授業の提案 学習指導案をまとめ直し、学力向上案、授業力向上策を整理しておくこと。授業後に内容を整理しておくこと(2時間) 。
第13回
教科内容等の指導力向上・学力向上について講義
授業力向上、学力向上についてグループ討論を行い発表する これまでの授業を振り返り、ポートフォリオを整備しておくこと。授業後に内容を整理しておくこと(2時間)。
第14回
教員における資質能力の確認とまとめ
教育論文作成・提出 ポートフォリオチェック 14回の授業を終えて自己の取り組みを振り返る。
教員としての適格性について自己診断を実施する。 今後の活用を考え、ポートフォリオを整備しておく(2時間) 課題等に対するフィードバック
提出された課題等は、添削(採点)して返却をする。返却方法については、次の授業時とするが、フィードバックの内容を確認の上、必ず復習をすること。各回のシラバスに記載されたレポート(シラバスレポート)は、基本的には、その回の授業内容を理解するための予習として作成すること。
評価方法と基準
授業中の課題への取組、発表内容、課題レポート、教育論文、ポートフォリオ等を総合的に評価する。
単位の認定は、提出物や活動内容が十分な場合は合格とする。なお、不十分な場合は、C評価となる場合がある。活動の記録をポートフォリオにまとめて、担当者に見せるなど、工夫をすること。提出物は、次回の授業内で講評するか、添削して返却する。 テキスト
授業者と教職教育センター作成の資料
参考図書
文部科学省『中学校学習指導要領解説(総則編)平成20年9月』ぎょうせい【ISBN978-4324-90002-4 C3037】¥130E
文部科学省『中学校学習指導要領解説(技術科・家庭科編)平成20年9月』教育図書【ISBN978-4-87730-234-4 C3037】¥76E 文部科学省『高等学校学習指導要領解説(工業編)平成22年5月』実教出版【ISBN978-4-407-32001-5 C0037】¥1000E 『文部科学省白書』各種最新教育情報 科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
これまでの教職科目や「教育実習Ⅰ」、「教育実習Ⅱ」か「教育実習Ⅲ」を履修・修得していることを受講の条件とする。教職課程の総仕上げの授業と位置づけることから、受講態度を自ら問いかけ、将来教員としての適格性を高め、理想とする教師像を自答できることが求められる。原則として4年生の秋学期で履修すること。
履修登録前の準備
春学期での履修登録は秋卒業予定者に限る。通常は秋学期での履修とする。
これまでの教職課程での学びを通して、自らの教育観と学習観等についてまとめておくこと。 「教育実習Ⅰ」、「教育実習Ⅱ」か「教育実習Ⅲ」について復習しておくこと。 新聞等で最新の教育情報を得ておくこと。 |