シラバス情報

授業コード
210257
オムニバス
科目名
エネルギー・環境システム特論
科目名(英語)
Advanced Lecture on Energyand the Environment
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
金曜1限
対象学科
博前_環境
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択科目
担当者
八木田 浩史
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
エネルギー利用に伴う資源枯渇と環境劣化の問題に対処するための技術論を学ぶ。技術、環境、及び社会の相互関連から成るエネルギーと環境に関する問題の構造を実データに基づいて検討して、問題解決の方法を考察する。 
講義を中心とした授業を行う。提出された課題等は内容を確認した上で、次回の授業等で補足説明を行います。内容を必ず復習してください。
達成目標1
エネルギー利用に伴う環境問題について、事例を挙げて説明できる。【25%】
達成目標2
エネルギー技術の現状について、エネルギー需要、エネルギー供給、エネルギー経済などの論点を含めて解説できる。【25%】
達成目標3
各種の地球環境問題に対して、解決に向けての制約要件について、簡単に説明できる。【25%】
達成目標4
地球環境問題の解決に向けた方法論について、事例を挙げて解説できる。【25%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
エネルギーと環境問題の概要
エネルギーと環境に関わる問題について調査して、その概要を整理することにより、エネルギーと環境の関係について復習すること(1時間)。
第2回
人間社会とエネルギー
過去から現在に至る人間社会とエネルギーの関係について調査して、その概要を整理することにより、エネルギーの人間社会における意味と価値について復習すること(1時間)。
第3回
地球環境問題
さまざまな地球環境問題について調査して、その概要を整理することにより、地球環境問題について復習すること(1時間)。
第4回
エネルギーシステムの基本構造
世界のエネルギーシステムについて調査して、その基本構造を整理することにより、世界のエネルギーシステムの基本構造について復習すること(1時間)。
第5回
地域環境問題
地域環境問題とエネルギーの関係について調査して、その概要を整理することにより、地域環境とエネルギーの係わりについて復習すること(1時間)。
第6回
人口と経済
人口と経済の問題について状況を調査して、将来の持続可能性について整理することにより、人口問題について復習すること(1時間)。
第7回
資源開発と環境
エネルギー資源および素材資源の開発と環境の関係について調査して、その概要を整理することにより、素材とエネルギーの係わりについて復習すること(1時間)。
第8回
化石燃料資源の供給
世界の化石燃料資源の供給について調査して、その概要を整理することにより、化石燃料の供給について復習すること(1時間)。
第9回
素材資源の供給とリサイクル
素材資源の供給について、リサイクルを含む状況を調査して、エネルギーの側面から整理することにより、素材資源の供給に関わる問題について復習すること(1時間)。
第10回
エネルギー需給の将来推移
エネルギー需要および供給の将来推移について、各種の予測レポートを調査して、その概要を整理することにより、長期的なエネルギー需給を考える際に必要となる要素について復習すること(1時間)。
第11回
再生可能型エネルギー
再生可能型エネルギーについて、賦存量、利用技術について調査して、コスト面を含めて概要を整理することにより、再生可能エネルギーの位置づけについて復習すること(1時間)。
第12回
バイオマスエネルギーと食糧需給
バイオマスエネルギーについて、食糧需給とエネルギー供給における土地利用競合の観点を含めて整理することによりバイオマスエネルギーの位置づけについて復習すること(1時間)。
第13回
地球温暖化対策としての省エネルギー
省エネルギーについて調査して、地球温暖化対策としての有効性について整理することにより、省エネルギーの位置づけについて復習すること(1時間)。
第14回
地球温暖化対策のための社会制度
地球温暖化対策のための社会制度設計について調査して、今後の方向性を整理することにより、地球温暖化対策について復習すること(1時間)。


課題等に対するフィードバック
課題の回答において理解が不十分な部分は、授業内で解説の時間を設ける
評価方法と基準
総括レポート(60%)、各回の演習課題(40%)
以上を100点満点で採点し、60点以上を合格とする。
テキスト
『エネルギー・環境100の大誤解』小島紀徳、鈴木達治郎、行本正雄、コロナ社(ISBN-10: 4339066133、ISBN-13: 978-4339066135)
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
生物資源工学系の学科目区分に属する科目であり、1年次の「環境共生システムプロジェクト」および2年次の「特別研究」の知的基盤となる講義科目である。
履修登録前の準備
エネルギー・環境問題に関係した新聞記事を読んだり、テレビ番組を見たりして、エネルギー・環境に関する基礎知識を身に付けておくこと。