シラバス情報

授業コード
210650
オムニバス
科目名
学習分析特論
科目名(英語)
Advanced Learning Analytics
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
木曜2限
対象学科
博前_電子
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択科目
担当者
加藤 利康
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
学習分析は,世界でLearning Analytics(学習分析学)と呼ばれている。学習分析学とはどんな学問なのか学び、現在の研究状況や研究対象、さらにこれからの動向に関する知識を習得する。
国内外の文献や論文を通じて、教育データを分析できる能力を身につける。
達成目標1
学習分析の背景および特長について説明できる。【10%】
達成目標2
学習分析の対象と方法について説明できる。【20%】
達成目標3
学習分析による学習支援、教育支援を説明できる。【20%】
達成目標4
学習分析による支援で現代教育の課題を発見できる。【20%】
達成目標5
学習分析による視点で授業支援システムを活用することができる。【30%】
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
情報工学および教育工学における「学習分析」の位置づけ
学習分析の必要性を理解する。
第2回
学習分析の背景
学習分析の歴史を調べる。
第3回
学習分析の特長 
学習分析の特徴を理解する。
第4回
学習分析の対象と方法 
学習分析の対象分野を調べ、アプローチの方法を理解する。
第5回
コンピュータによる学習支援
学習分析の視点でコンピュータによる学習支援の方法を調べる。
第6回
コンピュータによる教育支援 
学習分析の視点でコンピュータによる教育支援の方法を調べる。 
第7回
情報教育の内容と方法
学習分析の視点で情報教育を理解する。
第8回
教育方法の提案
学習分析の視点で現在の教育方法の改善点を調べる。
第9回
授業支援システムのデザイン
学習分析の視点で授業支援システムを設計する。
第10回
現代教育の課題 
学習分析の視点で現代教育の課題を調べる。
第11回
授業支援システムの事例研究 
学習分析の視点で授業支援システムの事例研究を調べる。
第12回
授業支援システムのデータ分析演習 
学習分析の視点で学習データを分析する。 
第13回
授業支援システムの評価 
授業支援システムを評価する。 
第14回
討論会と講評 
オリジナルの授業支援システムの機能を考えて発表する。


課題等に対するフィードバック
学修内容を授業内でフィードバックする。
評価方法と基準
課題レポート(50%)+授業中の課題への取組(50%)
これらを合わせた水準が60%を満たしていれば「C」とする。
テキスト
テキストは指定しない。適宜資料を配布する。 
参考図書
David Niemi, Roy D. Pea, Bror Saxberg, Richard E. Clark: 「Learning Analytics in Education」, Information Age Pub Inc 【ISBN:9781641133708】
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
授業支援システムの運用、教育データの管理、データ分析・可視化技術の開発、教育・学習改善の支援などについて学ぶことができる。
学習分析の結果に基づき、教育・学習の改善に貢献する能力を身につける。
情報通信技術を効果的に活用した学習指導や授業支援について理解する。
学生や生徒に情報活用能力を育成するための基礎的な指導法を身に付ける。
履修登録前の準備
本学の「日本工大サポータル」や情報リテラシーで使われているLMS「Moodle」を利用できるようになっておくこと。