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教員名 : 上野 貴博
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授業コード
220111
オムニバス
科目名
電気エネルギー工学特論
科目名(英語)
Advanced Studyon Electrical Energy Enginnering
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
木曜1限
対象学科
博前_電子
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択科目
担当者
上野 貴博
教室
実務家教員担当授業
授業の目的と進め方
電力発生工学分野の研究を行うにあたり、電力発生の歴史と現状および、電力事業のエネルギー需給の現状と課題について理解するために輪講形式で進める。はじめに電気エネルギー需給技術を理解するために各種発電方式の技術を把握し、発電機や送変電機器などの電力機器の現状、さらに電力貯蔵技術やパワーエレクトロ二クスなどの新技術についても理解することを目的とする。
達成目標1
電気エネルギー需給の現状と課題について説明することができる。【40%】
達成目標2
電力発生技術の現状と、これからの技術について展望を含め説明することができる。【20%】
達成目標3
環境に配慮した電力発生の方法について説明することができる。【30%】
達成目標4
新エネルギーの定義、またエネルギーの貯蔵システムについて説明することができる。 【10%】
達成目標5
達成目標6
達成目標7
アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
○
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習
授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
電気エネルギー供給の現状
電気エネルギーの供給と需要の現状について、近年の動向を調査しておくこと(1時間)。また、現状をしっかり復習して理解しておくこと(1時間)。
第2回
電力発生技術の現状
現在の電力発生の種類を調査しておくこと(1時間)。また、それぞれの電力発生方法が総発電量にしめる割合についてしっかり理解しておくこと(1時間)。
第3回
火力・水力発電技術
電力発生の基本技術として利用されている火力・水力発電の技術概要について復習しておくこと(1時間)。また、今後の動向についても調査しておくこと(1時間)。
第4回
原子力発電の現状と課題
原子力発電の歴史から調査し、現状を理解しておくこと(1時間)。また、原子力発電稼働の課題についても復習しておくこと(1時間)。
第5回
新エネルギー発電技術
さまざまな新エネルギー発電技術が注目されているが、具体的な発電方法について調査しておくこと(1時間)。また、新エネルギー発電技術の原理についてもしっかりと理解しておくこと(1時間)。
第6回
電力系統技術・電力流通設備
電力を供給するための電気機器などの技術や設備について調査しておくこと(1時間)。個々の機器の原理を復習しておくこと(1時間)。
第7回
変電機器・送電機器の技術
変電設備や送電設備の技術変遷について調査しておくこと(1時間)。超高電圧送電の技術についてしっかりと復習して理解しておくこと(1時間)。
第8回
新エネルギーの展望
既存の電気エネルギー発生技術の現状を調べておくこと(1時間)。新しいエネルギー発生技術の有効性などについて復習して理解しておくこと(1時間)。
第9回
電力貯蔵システム
電力貯蔵システムが必要とされる理由を調査しておくこと(1時間)。また、現状の電力貯蔵システムについてしっかり復習し理解を深めておくこと(1時間)。
第10回
省エネルギー技術
省エネルギーは永遠の命題であるが、具体的に省エネルギーに貢献している技術について調査しておくこと(1時間)。省エネルギー取組の現状を復習しておくこと(1時間)。
第11回
パワーエレクトロニクス技術
産業界におけるパワーエレクトロニクスの位置づけについて調査しておくこと(1時間)。また、パワーエレクトロニクス技術をしっかり復習して理解すること(1時間)。
第12回
環境とエネルギーの将来
地球温暖化が問題視されているが、電気エネルギー発生と環境破壊の因果関係を調査しておくこと(1時間)。さらに、地球環境を考慮したエネルギー発生について理解を深めること(1時間)。
第13回
電力需給の革新
大規模発電所による電力供給と、分散型電力供給の現状について調査しておくこと(1時間)。今後効率よく電力供給を行うための技術についてしっかり復習して理解を深めること(1時間)。
第14回
電気エネルギーの今後の発展
必要不可欠である電気エネルギーを効率よく発生また利用するための最新の技術をしっかり理解しておくこと(1時間)。さらに、今後の技術革新について自分の考えも含めしっかりと把握しておくこと(1時間)。
課題等に対するフィードバック
毎回の授業で課題を実施し、提出された課題について解答を解説する。
評価方法と基準
レポート(30%)+プレゼンテーション(70%)
レポート内容に対するコメントおよびプレゼンテーションの評価コメントをする。 総合評価として、60点以上70点未満の場合、C評価となる。 テキスト
配布プリント
参考図書
前田、新谷著『電気機器工学』コロナ社【ISBN4-339-01199-1】
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
日常生活でこれまで無意識に利用してきた電気エネルギーが、近年見直しされてきている。地球環境を配慮した電気エネルギーの発生が重要な課題となっている現代、環境に配慮した効率の良い電気エネルギー発生が求められる。ここでは、電力発生技術の変遷および技術を理解し、今後の電気エネルギー発生および貯蔵技術について知識を深めるための位置づけとしている。
履修登録前の準備
学部で学修した「電機エネルギー変換」の内容をしっかり復習しておくこと。
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