シラバス情報

授業コード
210500
オムニバス
科目名
特別研究Ⅰ(修士設計)
科目名(英語)
Master’s DesignⅠ
配当学年
2年
単位数
4.00単位
年度学期
2025年度春学期
曜日時限
実習
対象学科
博前_建築
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択必修科目
担当者
徐 華
教室
実務家教員担当授業
担当教員の徐華は、建築設計・監理に関する豊富な実務経験をもつ。その経験を活かし、建築意匠に関して実践的なテーマや実例を授業で扱っている。 
授業の目的と進め方
この科目では、建築学に関する個別の研究課題について、建築や都市、環境に関する調査・研究と考察を下敷きとして、高度な建築設計計画を実現し得る能力を身に付ける。 
達成目標1
・現代社会における様々な事象や問題点等に基づき、社会的に意義をもち得る設計テーマを提案できる【20%】。
達成目標2
・設計テーマを建築として実現する上で求められる条件や建築プログラム、敷地等を構想できる【20%】。
達成目標3
・設計テーマに基づく建築・地域計画を、それらに相応しい方法を用いて空間化できる【20%】。
達成目標4
・建築設計に必要となる各種図面の役割を理解し、作成できる【20%】。
達成目標5
・建築設計の背景となる論理を組み立て、説明できる【20%】。
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
特別研究の理解 
履修に先立ち、参考となる建築作品の事例を文献等により調査しておく。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第2回
テーマの仮設定とブレーンストーミング
(1)現代社会における事象の理解 
現代社会における様々な事象や問題点を、建築的視点を通して理解する。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第3回
テーマの仮設定とブレーンストーミング
(2)設計テーマの抽出 
現代社会における様々な事象や問題点等に基づき、社会的に意義をもち得る設計テーマを模索する。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第4回
設計計画の構想(1)建築計画の視点から 
上記の設計テーマに対して、建築計画が関与し得る範囲とその成果を想定する。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第5回
設計計画の構想(2)地域計画の視点から 
上記の設計テーマに対して、地域計画が関与し得る範囲とその成果を想定する。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第6回
設計条件・問題点の整理・検討
(1)社会的条件の視点から 
設計テーマを建築として実現する上で求められる社会的条件を整理・検討する。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第7回
設計条件・問題点の整理・検討
(2)建築プログラムの視点から 
設計テーマを建築として実現する上で求められる建築プログラムを整理・検討する。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第8回
計画対象地のリストアップと考察
(1)都市空間上の妥当性 
設計計画に相応しい敷地を、主として都市空間上の妥当性の視点から検討する。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第9回
計画対象地のリストアップと考察
(2)想定される建築の規模 
設計計画に相応しい敷地を、主として想定される建築の規模の視点から検討する。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第10回
文献調査及び実地調査(文献調査を中心に) 
設計に関連する情報を主に文献調査から考察すると共に、敷地の現況を詳細に調査する。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第11回
文献調査及び実地調査(実地調査を中心に) 
設計に関連する情報を主に実地調査から考察すると共に、敷地の現況を詳細に調査する。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第12回
計画概要の取りまとめ(1) 
設計テーマ、設計条件、計画対象地等の、設計の前提となる項目を明確にする。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第13回
計画概要の取りまとめ(2) 
設計テーマ、設計条件、計画対象地等の、設計の前提となる項目の整合性を計る。
(予習・復習をあわせて4時間) 
第14回
中間報告会 研究計画 
ここまでまとめた設計概要を報告すると共に、これ以降の設計の進め方に関する構想を報告する。
(予習・復習をあわせて4時間) 


課題等に対するフィードバック
各回において、学生が取り込んだ内容と成果を踏まえ、助言と議論を重ねる。
評価方法と基準
プロジェクトの進め方、中間報告会における発表と質疑対応による判定。 
テキスト
教員作成による関連資料を適宜配布する。 
参考図書
教員作成による関連資料を適宜配布する。 
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
この科目では、受講者毎の研究課題について、入学時から指導教員のもとで設計・計画を進め、1年次を準備期間として位置づけ、2年次に具体的な設計を実施する。特別研究Ⅰでは、各自が社会的に意義をもち得る設計テーマを設定し、関連する様々な事象や文献等を調査・研究し、計画の方向性を定め報告する。なお、関連する内容をもつ「建築設計インターンシップ」もしくは「建築設計スタジオⅠ・Ⅱ」を履修することが望ましい。 
履修登録前の準備
履修に先立ち、参考となる建築作品の事例を文献等により調査しておくこと。