シラバス情報

授業コード
220002
オムニバス
科目名
地域設計論
科目名(英語)
Planning and Designof Regional Environment
配当学年
1年
単位数
2.00単位
年度学期
2025年度秋学期
曜日時限
水曜1限
対象学科
博前_建築
コース
科目区分
大学院科目
必選の別
選択科目
担当者
佐々木 誠
教室
実務家教員担当授業
担当教員の佐々木は、建築設計・監理に関する実務経験をもつ。その経験を活かし、建築計画や建築設計に関して、実践的なテーマや実例を授業で扱っている。
授業の目的と進め方
人間の活動範囲は都市から郊外、そして農山漁村など様々な地域に固有な姿で拡がる。これらを計画・デザインの対象と捉え、多角的な視点から事象・事例を参照しつつ、基礎知識から設計・実践手法までを体系化するための知識や思考力を養う。事前に各自が行った調査結果の発表を通じて共有し、議論等により深める演習形式を通して、地域の環境整備にかかわる様々な専門家に求められる基礎的素養と問題意識を身につけることをめざす。
達成目標1
設定したテーマに関連する都市計画、地域計画について、また、企業活動、各種団体や住民の活動に関する資料を収集した上で、分析し要点を把握し、示すことができる(50%)
達成目標2
地域の課題や計画、まちづくりに関する近年の動向や先進事例、特徴的な事例、テーマ、課題を把握し、自説を展開し他者と議論し、さらに設計案へと展開することができる(50%)
達成目標3
達成目標4
達成目標5
達成目標6
達成目標7

アクティブラーニング
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他課題解決型学習

授業計画
授業時間外課題(予習および復習を含む)
第1回
はじめに:テーマの視点と拡がり 
都市計画、地域計画に関する学部レベルの知識を再確認しておく(3時間)
第2回
Phase1 自治体の施策1:自治体の選定、概要
自治体の選定/調査・分析:自治体の概要(3時間)
第3回
Phase1 自治体の施策2:上位計画
調査・分析:総合振興計画、マスタープラン等(3時間)
第4回
Phase1 自治体の施策3:具体的な施策、事業等 
調査・分析:具体的な施策、事業等(3時間)
第5回
Phase2 フィールド調査1:テーマ設定
調査:概況の把握(3時間)
第6回
Phase2 フィールド調査2:自治体の事業の概要
調査:自治体の施策の実施状況(3時間)
第7回
Phase2 フィールド調査3:民間等の活動の概要
調査:自治体以外の関係諸団体/個人(3時間)
第8回
Phase3 活動実態の調査1:自治体の事業の詳細
調査:自治体による事業の実態(3時間)
第9回
Phase3 活動実態の調査2:民間等の活動の詳細
調査:自治体以外による活動の実態(3時間)
第10回
Phase3 活動実態の調査3:横断的な活動の実態
調査:横断的な活動の実態(3時間)
第11回
Phase4 分析+考察1:自治体の階層
分析及び考察(自治体の階層)/最終プレゼン準備(3時間)
第12回
Phase4 分析+考察2:民間等の階層
分析及び考察(民間等の階層)/最終プレゼン準備(3時間)
第13回
Phase4 分析+考察3:横断的な階層
分析及び考察(横断的な階層)/最終プレゼン準備(3時間)
第14回
おわりに:再・テーマの視点と拡がり
Phase1〜4の内容を成果物にまとめる(3時間)


課題等に対するフィードバック
授業内の発表時に、コメントする。
評価方法と基準
発表・レポート50%+報告書50%
C評価となる基準は、全授業の2/3以上出席し、発表・レポート及び報告書においてそれぞれ50%以上の評価を得たうえで、総合評価60%を満たすことである。
テキスト
佐々木誠ほか著『住むための建築計画』彰国社(2013)【ISBN:978-4-395-02308-0】 
参考図書
日本建築学会『計画系論文集』 『大会梗概集』
脇田祥尚著『みんなの都市計画』理工図書(2009)【ISBN:978-4-8446-0743-4】
都市計画教育研究会編『都市計画教科書 第三版』彰国社(2009)【ISBN:4-395-00612-4】
三村浩史編『地域共生の都市計画』学芸出版社(1997) 【ISBN:978-4-7615-3129-4】
日本建築学会編『地域環境デザインと継承』彰国社(2004) 【ISBN:4-395-22142-4】
科目の位置づけ(学習・教育目標との対応)
建築・住宅に関するプロジェクトにおける実践的な研究・設計活動を実施する上で欠かせない能動的作業とプレゼンテーション、ディスカッションを経験・共有し、プロジェクト演習における実践力を高める。
履修登録前の準備
都市計画、地域計画に関する学部レベルの知識を再確認しておく。